読書デバイスによる表示サイズに対する考慮

 小説の表示の体裁を考える際の、重要な考慮点の一つとして『小説を読むデバイスの種類』があります。

 Webデザイナーとしての基本事項なので、小説の表示という観点で考えてみました。

 

 拙作のアクセス解析によると、PCとスマホの割合は、なろうで6対4、カクヨムだと、4対6。なぜか、なろうとカクヨムで逆転するという……。理由はわかりません。

 ということで、半分半分だと思って差し支えないかと。


 ソースは、拙作に対するアクセス解析です。なろうは標準のアクセス解析。カクヨムはGoogle Analyticsです。


 さて、サイトで小説を開いたときの、横の文字数を考えました。

 

 スマホで、iPhoneの場合、横幅は19~24文字、Plusの場合で、21~28文字。PCのブラウザの場合30~43文字。

 なお、iPad等のタブレットだと、PCのブラウザと同等です。

 範囲があるのは、使用者が選んだフォントサイズの設定で変化するからです。


 さて、パソコン画面上で執筆している場合、通常の、例えばA4用紙の設定で書き始めると、横48文字ほどあります。

 

 そして、そのままの設定で文章を書いた場合、見た目1行いっぱいの文でも、スマホでは2行になります。元が2行だと、4~5行になってしまいます。

 なお、PCのブラウザでは、ほぼ見た目どおりでしょうか。


 この齟齬そごの対策としては、文書スタイルの設定で、用紙サイズをB5縦、左右のマージンを30㎜、文字設定で「字数・行数を優先する」にして、一行の文字数を30くらいなるようにします。

(その文字数は、前エピソードで述べたような小説の種類とメインターゲットの想定読者とその予想されるデバイス、で決めるといいんじゃないでしょうか?)


 そうすると、編集中でも、PCで見た場合とスマホで見た場合の両方の見え方が意識できると思うので、適度に改行や空行を入れる癖が付くのではないでしょうか?

 このエッセイは、試しに、この方法で書いています。

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