第11話 冒険再び

 ミリーを連れて研究所に戻ってから十三日目の朝。


 いつものように六時に起床。顔を洗って歯を磨き、テラスへ向かう千尋。

 蒼真はもともと朝が弱い為ここ最近は七時頃の起床となる。


 すぐにリゼとミリーも起きてきて三つのコーヒーを持ってテラスで朝を満喫する。


 他愛ない話をしながら時間を過ごしているが、実はただそうしているわけではない。

 千尋は遠く離れた場所に魔力球を作り維持している。

 この世界に来ておよそ一ヶ月。

 その間毎日魔力の制御を行なっている為、現在は六つの魔力球を維持できるまでになっている。






 今日からまた冒険だ。


 お世話になりましたと管理人に告げ、研究所を後にする。


「みんな、気をつけてね」


 リゼは寂しさを感じつつも笑顔で見送った。






 千尋と蒼真とミリー。


 まずは前回決められなかった宿探しからする事にした。


 ミリーが借りていた宿は引き払っているし、どこを選んでも問題ない。


「45万リラで宿借りたとしてどれくらいの期間住めるんだ?」


「宿にも寄りますけど、安いとこで一泊3,000リラってとこでしょうか。だいたい朝と夜はご飯が付きます」


「それなら一ヶ月以上は大丈夫だね」






 とりあえず安い宿屋を見に行った。


 …… が、安い宿屋というのは風呂トイレ共同のただ寝泊まりできるような宿だった。

 冒険者であれば普通なのだとは思うが、蒼真には到底無理な事であるわけで。


「もう少しいい所に宿を取ろう」


 その一言で予定が変わってしまった。






 そこそこいい所に宿屋を決め、朝夕食付きで一部屋一泊10,000リラ。

 トイレシャワー付き。

 およそ研究所の宿舎と大差ないほどの宿だ。


 今後防具も買う必要もあるし、とりあえず三日間お世話になることにした。


 とにかくお金が無ければ何もできない。稼がなければと役所へ向かう。






 役所内のクエストボードで何を受けようかと悩んでいる三人。


 クエストには難易度が1〜10まであり、冒険者はランクが低いと断られる事もあるらしい。

 前回ミリーと受けたクエストは配達という事もあり、軽難易度のクエストだったようだ。


 とりあえずお金が必要なので報酬が高めの難易度3のクエストを選んだ。

 内容は魔獣モンスターの討伐依頼。


 クエスト内容:ゴブリン三十体以上討伐

 場所:アルテリア東部

 報酬:100,000リラ

 注意事項:群れで生活する

 報告手段:魔石を回収

 難易度:3


 受付でクエストの受注をする。


 なんとかパーティーだった為受理されたが、ソロで受ける場合は冒険者ランクがイエロー以上となるらしい。

 今回はレッドランクの千尋と蒼真、オレンジランクのミリーの三人だと受ける事が可能なようだ。


 ランクは低い方から……


 レッドランク

 オレンジランク

 イエローランク

 ホワイトランク

 グリーンランク

 ブルーランク

 パープルランク

 シルバーランク

 ゴールドランク


 の九つとなる。






 向かうはアルテリア東の森林地帯だ。


 ゴブリンは群れで生活し、道具を使うなど知性があるような生物なのに魔獣モンスターという扱い。

 理性が働かない為人間を見ると襲って来る。

 殺し、犯し、食うという欲望のままに生きる生物である。






 アルテリア東に出てすぐに森林地帯となる。


 森林を進むとゴブリンの群れを発見するが、まだ向こうは気づいていないようだ。


「千尋は撃つなよ?」


 武器の使用を禁じられてしまった……

 静音をエンチャントしてあるので大丈夫なのだが、蒼真が戦いたいだけかもしれない。


 素早く駆け寄り一匹目の胴を斬る蒼真。

 振りかぶってさらに振り下ろす。

 二匹目、三匹目と倒していき、発見した七匹全てをすぐに倒した。


 魔石を回収してさらに奥へと進む。






 十五分ほど歩いたところで二度目の遭遇。

 ゴブリンが五匹いる。

 蒼真とともにミリーも魔法を使わず殴り込む。


 メシャッ!


 グシャッ!


 と叩き潰すミリーだったが、初めての感触に少し泣きそうだった。


 そこからは次々と群れに出会すようになり、計三十二匹の討伐に成功。






 昼過ぎには役所で報告ができた。


 10万リラを手に入れ、難易度3を達成した事により千尋と蒼真はオレンジランクとなった。


 やはり自分達は駆け出しな為いろいろと必要な物がある。

 武器は持っているが防具類が一切ない。

 回復はミリーがいるので問題ないが、致死性の高いダメージを受けてしまう可能性もあるのだ。


 防具を三人分揃える為、まずは金策をしようという事になった。

 

 昼食後はまた次のクエストだ。






 またクエストボードの前に立つ三人。


「あれ? まだゴブリンの討伐依頼あるぞ?」


「場所が少し違うみたいですね。ゴブリンは繁殖力が強いのと成長が早いので常に討伐依頼が出されるみたいですよ」


「できれば別のがいいなー」


 と、他のクエストを探す。


 難易度4のクエストを受けたいが、イエローランク以上がパーティー内に居ないと受注できないらしい。

 仕方なく難易度3の討伐依頼を探す。


「これなんかどうかなー?」


 と千尋が選んだのはサンドワーム討伐。


 クエスト内容:サンドワーム討伐

 場所:アルテリア南部砂漠地帯

 報酬:30,000リラ

 注意事項:ー

 報告手段:魔石を回収

 難易度:3


「サンドワームの討伐ですか」


「この辺に砂漠なんてあるのか?」


「はい、南に抜けてすぐ近くにありますよ。サンドワームは動きが速い上に地中から襲って来るので倒しにくいとされています。あとサンドという事は地属性の魔獣モンスターなので、基本的に外皮が硬くて刃が通りにくいみたいですね」


「こっちにも砂漠地帯の依頼があるぞ。一緒にできないのか?」


 クエスト内容:サンドリザードマン討伐

 場所:アルテリア南部砂漠地帯

 報酬:50,000リラ

 注意事項:群れで襲ってくる

 報告手段:魔石の回収

 難易度:4


「クエストの重複はできない決まりなんですよ。ただし、それも魔石回収となっていますので魔石を出せばクエストクリアとなりますから報酬を受け取れます」


「難易度4だけどいいのか?」


「クリアとなれば報酬は受け取れますよ。ランクにも影響するかと思いますけど。ただサンドリザードマンは書いてある通り、群れで行動する魔獣なんですよ。その群れも五体ならまだ少ないですが、十体以上なんて事も少なくないみたいです」


 とりあえずサンドワーム討伐を受注し、サンドリザードマンは遭遇したら倒すという事にした。






 アルテリア南部から出て十分も歩いたところから一面が砂漠になっている。

 遠くで動いてるのが見えるが、あれも魔獣なのだろう。

 砂漠地帯ではあるが、特に暑いというわけでもないのでそのまま向かう。


 五分ほどして魔獣に遭遇した。


「ねぇミリー。この見づらいトカゲみたいなのはなぁに?」


「これがサンドリザードマンですかね」


 リザードマンの形をした砂が目の前に立っている。


「囲まれてるな」


「そうだね、また冷やす?」


 囲まれてるとは言ったが腹這いになっているのだろう、姿がほぼ見えない。


 ザクッと砂に刀を突き刺す蒼真。


「ミリーはそれよろしくっ!」


 立っているサンドリザードマンを指差して銃を抜く千尋。

 冷気で動きが鈍くなったリザードマン。

 千尋の足元まで来ていたリザードマンの頭を銃で撃ち抜く。

 抵抗できなかったリザードマンはあっさりと絶命した。


 ミリーがメイスを振りかぶり、リザードマンの頭目掛けて振り下ろす。

 しかし、動きが鈍くなっているにもかかわらずリザードマンは腕でガードする。


「すごく硬いですよ!」


「ミリー、魔法を使え!」


 再度振りかぶり、ガードの上からメイスを叩きつけると同時に爆破させる。

 腕ごと頭を破壊され、リザードマンは絶命した。


「腕がすごく硬いみたいだねー」


 ガードされる前に頭を撃ち抜く千尋は次々とリザードマンの倒していく。


 蒼真も地面から刀を抜いてリザードマンを斬り伏せる。


 ミリーもそれに続く。


「身体はそこそこ斬りやすいな」


「ガードされなければ魔法なくても倒せますね!」






 全て倒し終わり、魔石を回収する。


「一、二、三…… 十八体も居たんですか! これ強かったですね。冷気がないとかなりの強さなんじゃないですか?」


「地属性だからかはわからないが動きを完全に止める事はできなかったな」


「他の魔獣も油断はできないね」






 そこから十五分ほど進んだところで巨大なサソリに遭遇した。

 サンドスコーピオンとでもいうのだろうか。

 砂のような色をしているが、リザードマンのように見えにくいという事はない。


 三人が観察していると、スコーピオンの一体が尻尾の針を蒼真目掛けて突き出してくる。

 蒼真は回避し、針に刀で斬り込むが斬れない。

 そこへ千尋がスコーピオンの頭目掛けて発砲するがハサミでガードされる。

 大きいのに動きも相当速いようだ。


 もう一体がミリーに針を突き出す。

 ミリーはメイスで払い除けると同時に爆破。

 はじけ飛んだ針を見てそのまま背中目掛けてメイスを振り下ろすが、右のハサミでガードされる。

 そのまま爆破した為ハサミは破壊された。

 次いで左のハサミを破壊し、最後に頭を破壊してミリーは勝利した。


「すげぇなミリー。圧勝じゃん」


「千尋、これはオレがやる」


 残りの一体を蒼真に譲る。


 蒼真は素早く間合いに入り、右ハサミの関節から斬りとばす。

 突き出される針を躱し、針の根元から切り落とす。

 そのまま振りかぶって頭部に刀を振り下ろし、頭から背中にかけて斬られたスコーピオンは絶命した。


 やはり外殻が硬かったらしく蒼真は首を捻っている。


「二人ともお疲れ様ー」


 とハイタッチをして魔石を回収する。




 そこからまた五分ほど歩いたところでようやくサンドワームに遭遇した。

 遭遇したと言うよりは襲われたといった方が正しい。足元の地面から突然飛び出して来たのだ。


「サンドワームかな!? あれはオレがやるよー!」


 着地とともに銃を発砲。

 カンッっという音が鳴り、サンドワームにダメージは無さそうだ。


(さて、弱点はどこかな…… あの強度なのに難易度が低いって事はどこかに弱い部分があるんだよね。魔法なら倒せるのかな? けど難易度から考えて魔法が弱くても倒せるはず)


 よく観察してみると……


(ん? 全身が砂から出ていない?)


 それならばと砂に埋もれている部分を銃で撃つと、ギャア!  と一声あげてパタリと絶命した。

 どうやら砂の中に本体がある生物のようだった。


 これで討伐は終了。






 役所の受付に戻りクエストの報告をする。


「サンドワームの討伐が終わりました。これが魔石です」


 依頼書と魔石を提出する。


「あと他の魔獣モンスターに襲われてその魔石もあるんですが…… こちらも良いですか?」


「はい、魔石を提出お願いします」


 受付にの女性に魔石の入った袋を差し出す。






 しばらく待つと受付の女性は他の依頼書と魔石を持って戻って来た。


「こちらの二つのクエストもクリアとなりますね」


 サンドリザードマンとサンドスコーピオンの依頼書を渡されて驚いた。


 クエスト内容:サンドスコーピオン二体討伐

 場所:アルテリア南部砂漠地帯

 報酬:300,000リラ

 注意事項:つがいで現れる

 報告手段:魔石を回収

 難易度:6


 サンドスコーピオンは難易度6。

 かなりの強さを持つとされていた為、パーティーのランクを大幅に見直しが必要との事。


 現在のオレンジランクからイエロー、ホワイト、グリーンを飛ばしてブルーランクとなるらしい。

 グリーンからはカードに文字が入る事になる。

 入る文字は数字、レベルである。

 受付の女性はブルーのカードにレベル4が入るのは初めて見たと言う。

 千尋と蒼真はブルーのカードに金色でレベル4。ミリーはブルーのカードに金色でレベル5の文字が入った冒険者カードを渡された。


 ただここで一つ告げられた事がある。


 グリーン以上になる際はギルドでの審査が入るという。


 理由としては討伐依頼をこなしてランクを上げるわけだが、中には他の冒険者から魔石を買い取ってランクを上げる者がいるためである。

 実際過去には魔獣を倒せないのにランクを上げ、難易度の高いクエストを受けて死んでゆく者が後をたたなかったという。


 明日はギルドから選出された冒険者と共にクエストに向かう事となる。

 ギルド側の冒険者は審査をするのみ。

 危険があった場合は助けるが、グリーンランク以上としては認められない事となる。






 明日の説明を一通り受けて今回の報酬を受け取った。


 総額1,300,000リラ。


 手持ちが166万リラになった。

 防具を購入できそうな額が手に入った為、防具屋へ向かう事にした。






「じゃあ欲しいのを探そうか」


「金額は気にせず欲しいのをとりあえず選んで集まりましょう」


「足りなければ明日また稼げばいいしね!」


 というわけで各々好みの装備を選び始めた。






 三十分後。


 千尋は西洋の騎士膳とした鎧を選び、即ミリーから却下された。


 蒼真は鋼鉄製の胸当てと、紺地にシルバーの模様の入ったコート。ストレートの紺のズボン、ブーツにも鋼鉄製の脛当てが入った物を選んだ。

 全て耐火素材を使用されたものを選んでいる。


 総額283,000リラ


 ミリーは黒地に白のフリルがついたスカートと黒い鋼鉄製の胸当て、黒い革製のブーツの組み合わせ。

 腰にメイスを固定する為のベルトも選んだ。

 差し色に赤のリボンも購入。

 見た目重視で選んだので少し安く済んだ。


 総額145,000リラ。


「さて、千尋のを選ぼうか」


「そうですね、千尋さんのは白と赤を基調とした服装がいいです。似合うのがいいんです」


「オレさぁ、これも良いんだけど……」


 無視して他のを選ぶミリー。


 赤いショートパンツと、白い表地に金の刺繍が入った内側が赤い腰布。腰布の長さは足首まである。

 白地に赤い模様が入ったロングブーツ。


 あとは上半身……


 ケースに入った白地に赤い模様の入った服が目に付いた。


【ミスリルウェア】


 赤いラインの入った部分にミスリルの繊維が織り込まれているという。

 そして白い部分は耐火繊維と鋼鉄繊維が織り込まれている。

 デザインはハイネックなノースリーブ。

 肘から手の甲まで同じ素材のミスリルウォーマーが付属する。

 値段はさすがに高いが服のような装備。


 とりあえず選んだ装備と見合わせる。


「これにしましょう!」


 ミリーは即決。

 肩の部分を隠す為に赤と白い布の付いた肩当ても選ぶ。


 総額1,207,000リラ。


 三人分で持ち金のほとんどが無くなる値段だ。


「あ、あのさ。オレ他のでいいよ?」


「似合うと思うけどな」


「蒼真さんもそう言ってる事ですし、とりあえず試着! 試着してみてください」


「えー」


 渋々と試着室に入って着替える千尋。

 試着室のカーテンを開けてミリーに見せる。


「ふぉぉぉぉお!!」


 赤面しながら叫ぶミリー。


「千尋、似合うじゃないか」


「なんかオレには女装に見えるんだけど」


「だ、大丈夫です! メンズですよ!(たぶん)」


「オレには似合わないと思うし別のにしよう!」


「ちょっと待ってください千尋さん! よーく鏡を見て今の状態覚えてください」


「ん? んー?」


 鏡をジッと見つめて覚える千尋。


「では目を閉じてその服装を蒼真さんが着てるのを想像してください」


「うーん…… ないな」


「ではリゼさんが着てるのを想像してください」


「…… あー、すごく似合うね!」


「では次はコーザさんが着てるのを想像してください」


「…… これはひどいな」


「では千尋さんが着てるのを思い出してください」


「んー? あれ? 似合うんじゃない?」


「そうでしょう!? 似合ってるんですよ!」


「おかしいなぁ」


「とても良いと思います!」


 言い切るミリーと後ろを向いて肩を震わせている蒼真。


「でもカッコいいのが欲しい!」


「むぅ、じゃあリゼさんに聞いてみますか?」


「うん、そうする! リゼはオレ選んだのがいいって言うよ!」


 そんなわけで蒼真とミリーの装備を買って戻ろうと思ったところで。


「やっぱりここにいたわね!」


「「リゼ(さん)! いいところに!」」


「ええ!? なんなの?」


「千尋さんがワガママ言うんです!」


 さっきまでの千尋とのやり取りを説明するミリー。


「千尋の装備? 本人が欲しいのを買わせたらいいじゃない」


「あっリゼだ! これ見てよ。カッコよくない?」


 すでに元の服に着替えた千尋が、黒地に金の縁取りが入った鎧を指差す。


「千尋、それは似合わないから駄目だ」


「千尋さんはわかってませんよ! さ、もう一度着替えてくださいっ!」


「こんな感じで決まらないのね……」


 渋々とまた着替える千尋が腕を組みながら試着室から出てきた。


「リゼもこれは無しだと思うよね! 別の探そう!」


「千尋、支払いにいくわよ!」


「えええ!?」


「防具は自分を守る為のものであってカッコいいとかそんな事ははどうでもいいの」


「うん、そうだよね! 鎧がいい!」


「でも千尋の場合は似合うかどうかが何よりも大事よ!」


「えええ!?」


「そうですよね! リゼさんわかってくれてます!」


「これミリーが選んだの? すごくいいわ」


「決まりだな」


 ズルズルとそのまま引き摺られて支払いを済ませ、支払いが終わると千尋も諦めた。






 宿屋にリゼも連れて向かい、四人で晩御飯を食べながら今日の冒険の話をする。

 宿屋にお金を払えば食事もできるのでリゼも一緒に食べている。


「今日が冒険二日目になるのよね? それでもうブルーランクとかすごいわね。しかもレベル4と5って」


「それで明日は審査員同行するんだってさ」


「私も以前あったわ。パンツ一枚に胸当てつけた気持ち悪いオッサンだったのよね」


 遠い目をして語るリゼ。


「どんな人が来るんでしょうね?」


「奥の方で話してたのが聞こえて来たが、二人来るみたいな話をしてたぞ」


「ふーん、まぁいいや。明日もたくさん稼がないとね」


「ここに明日も泊まるんでしょ? また遊びに来てもいい?」


「是非来てください!」


「待ってるよー!」


  リゼに別れを告げて、別々に部屋を案内されてこの日は終わった。


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