嬉しかった日々
私は、好きだった人と付き合へたことによって幸せな日々を送っていた。
毎日一緒に登校していたし、スクールバスは隣で座って人に見られないように隠して手を繋いだりもした。
その中で1つだけ言われたことがあった
「付き合ってることは秘密にして欲しい」
思春期の男女が付き合う中で人に付き合ってることを伝えてもはずかしいことしかないというのは私もわかっていたなので承諾した。
今考えればおかしいとは思う。お互いが承諾して付き合っているのに他人には「つきあってないよ」と言うことは嘘であるから
なによりお互いを信頼し切っていないようなそんな感じがした。
1度だけ出かけたこともあった。
彼の地元を適当にフラフラと散策をするだけのはずが、山に迷い込みスマホのGPSを見ながら抜けられないかとひたすら歩いた。
ひたすら歩くだけだったけどそれがとても楽しかった。
楽しかった時間はここまで
そこから彼はどんどんおかしくなって行った
「元カノと付き合いたい」「元カノはこういうことをしてくれた」「元カノが…」といった内容の話ばかりしてくる。
私がいるのに?といった疑問ももちろん持っていた。でも私は、別れたくないの一点張りだった。なので私は、彼の言葉に合わせることしかできなかった。
「大丈夫だよ」「私は味方だよ」
そんな言葉しかかけられなかった。
普通なら「おかしい」と思うはずだがどうやら私はこの時点で依存してしまっていたようだ。
「元カノがかわいい」「お前は2番目に好き」と言った最低なことしか言ってこない彼に対して
「彼がいないと無理だ」「離れないで欲しい」「どうしたら心配してくれるの?」こんな気持ちしかなかった。
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