「穴場系ギタリスト」のススメ・前編(穴場系って?)

 最近、ギターの練習を再開した。

 受験勉強のために2年ほど休んでいたが、受験が終わって再開することにしたのだ。

 とはいえ、一人暮らしや大学進学の準備もあるし、読みたい本もたくさんあるから、毎日はできていない。


 さて、ギターの再開を決めてから、ムック本「ギター・マガジン・レイドバック Vol.8(リットーミュージック)」を買った。特集「70年代ロック黄金期を支えた忘れえぬギタリスト11人」に惹かれて買ったのだ。ちなみに、「レイドバック」の主な読者層はおそらく70年代に青春時代を過ごした人たちだと思われる。私がそこから思いっきり外れてるのは言うまでもない。

 その特集で紹介されていたギタリストは、ロリー・ギャラガー、レスリー・ウェストなど。70年代ロックマニアは結構知ってるかも(ちなみに知らなくてもこれを読む上では問題ないです、ご安心を)。

 それと、いつ買ったかもなぜ買ったかも忘れたが「ROLLYのロック・ギター異人館(シンコーミュージック)」も読んでみた。こちらはさらにマイナーなギタリストを紹介する本だ。多分一番メジャーなのはチープ・トリックのリック・ニールセン(こちらも知らなくても問題ないです)。


 この2冊を読んでから、少し考えた。

 彼らのようなギタリストや彼らのいたバンドは、今では「B級」と言われる。

 でも、それは「一軍に対する二軍」の意味ではない、と思う。むしろ「スポットライトを浴びないだけで、実は人々の心に残っている」ということじゃないか。だから「B級」と言うと正確なニュアンスが伝わらないかもしれない。

 でも、「通好み」というのも、なんか違う気がする。全部がとっつきにくいとも限らない。何より自分が好きであまり知られてないものを「通好み」と言うと通人を気取るようで嫌だ。

 だから、有名ではないけれども良いデートスポットやレストランを「穴場」と言うように、彼らを「穴場系ギタリスト」と言いたい。


 さて、次回は私の思う「穴場系ギタリスト」たちの話と、「穴場系」のすばらしさを語ろうと思う。

 乞うご期待!

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