「◯い」のお話。

失礼します。
拝読致しまして、僭越ながらレビューを書かせて頂きます。

個人的な主観ですが、こういうお話が大好きです。
タイトルとあらすじ、語られていく顛末から予感していましたが、物語後半のセンテンスにあるように「◯い」へ堕ちていくストーリーが切なくて、それ故に美しくものと覚えます。

「そういうルール」に納得できなくて、一通の返事で期待して、自分を騙そうとしても、それでも。

最後の三文が淡々と語られているのに、だからこそ、その心情が痛いほど染み込んでくるのが素晴らしかったです。