奇跡の確率
夜空に散りばめられた星のように
数えきれないほどのひとびとのなか
わたしをただ一人だと言ったあなたは
なんて幼いことでしょう
「それは数千億分の一の奇跡なんだ」
そんなことを言ってあなたははしゃぐけれど
それが数千兆分の一の確率だとしても
数字にできるものなんかありがたくも何ともないよ
あなたはわたしの世界の根拠
あなたに出会ってわたしの世界は始まった
一切を生み出した源泉であって
一切が過ぎ去る空間でもある
わたしに出会っていなかったとしても
あなたは他の誰かに出会っていたかな
そういう比較ができないってこと
それこそが奇跡のあかし
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます