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目次
世界のはじまり
生まれて来なければよかったと
言うことができたならどんなにか幸せだろう
生まれて来なかったわたしのことを
わたしは知らない
わたしじゃなければよかったと
わたしじゃないわたしのことを
あなたに出会えてよかったと
あなたに出会わなかったわたしのことを
わたしがわたしであったことから
この世界は始まって
わたしがわたしであるままに
この世界は終わるのだろう
この世界の向こう側へ
行きたい気持ちを抱えて
この世界のこちら側に
わたしはあり続ける
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