きみの悲しみをぼくに
きみの悲しみをぼくがもらおうか
誰にも理解されない孤独を
誰にも必要とされない寂しさを
誰にも頼ることのできない苦しみを
そっくりぼくが受け止めてあげよう
きみは力いっぱい泣けばいい
声を振り絞って叫べばいい
涙が涸れ声が嗄れたときに知るだろう
きみと同じ悲しみを持つ人がいることを
いてもなおきみの悲しみは減らないことを
きみの悲しみはきみのもので
誰もそれを代わりに悲しむことはできない
きみの人生を誰かが代わって生きることができないように
きみの悲しみはきみだけのもの
その悲しみとともにあることが生きるということ
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