ぼくが覚えている

さよなら

さよなら

さよなら


振り返りもせず行くきみへ

ぼくは手を振ろう

きみは去り

ぼくはとどまる

それは少し

そう

ほんの少し寂しいことだけど


二人の道はここまでしか続いてなくて

ぼくときみはここで別れた

別れのときがくるってこと

ずっと前から分かっていた


いまきみはぼくと別れ

ぼくはきみの背を見ることしかできないけれど

でも忘れない


二人離れ離れになって

二度ともう会えなくても

二人の間に無限の隔たりができて

二度と言葉が届かなくても

きみのことは忘れない

きみのことはぼくが覚えている

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