第67話「振り返り KAC10編 これが最終回」

KAC10 「カタリィとリンドバーグ」


https://kakuyomu.jp/works/1177354054889038725


ラストはこのお題だった。

正直誰もが思ったはずである、誰だこいつらと……。


運営のためにはっきり言っておいてあげるが、こんなわけのわからんキャラを知ってるほど、書き手はカクヨムのこと愛してないからな。


おれだって、なろうよりは書きやすいし、読者の反応がいいからここにいるだけで、別にカクヨム信者とかじゃねーから。嫌いではないけど……。うん、なにハイロックさんに特別賞が検討されてるって?

商品はソー?

いや、すいませんカクヨム愛してますよ。まじで、「ぼくはぁ一生カクヨムします」



さておき、

だから、ほんとうに誰やねんこいつらなんだよ。


案の定、絶望の声がちらほら……


こりゃあエッセイに逃げるしかないなって人間も多かった。

そりゃそうだわ。


 しかしそんなとき俺は思っていた、KAC最後に勝つには初動でパンチを聞かせて☆を奪って、あとは勢いのままねじ伏せるしかねぇ。七野砲が飛び出す前に勝負を決めるしかないと思ってた。


 で俺は、最終日のお題を「カク」と「ヨム」だと踏んでいたから、そういう設定で作ろうと思っていた。


 で、人の作品っていうのは読んでおくもんで、ヒントになったのがこの作品。


 「神とペンと魔法術式」https://kakuyomu.jp/works/1177354054888854165/episodes/1177354054888854175


パクったつもりはないけど、これを読まなかったら発想は出てこなかった。


これをもとにカクヨムバトラーは作られた。


で、この作品は本当にエンタメを追及していかに中2ポイ術式を作れるかにかかっていた。


難しいのはこのバトルの説明を4000字でどうするか、そしてどういう見せ方をすれば面白いか、さらにオチはどうするかだったが、思いのほかスムーズにかけた。

書き始めたらすらすら――って、うまい具合バーグさんのセリフもはめ込めたし、

文字数もいい具合に収まった、なんと12時のこのお題は、4時には完成していたのだた。

 ちなみに途中の術式は大体ヴァルキリープロファイルか、90年代末のロックバンドの歌詞とあと一つはわかりやすくライオンです。


さて、この時点で作品らしい作品はなく、エッセイばかり、みんなKAC10を振り返ることに走っているか、バーグとカタリィをこき下ろすのみだった。


俺は勝利を確信した。


あとは初動でPVを集めて、早々にランキング上位になって突き放すのみ。

案の定、3位くらいのポジションにつけて、一位のマスケッターの背中を追うのみとなっていた。


と思ったら伏兵が現れた。

というか自分で作ってしまったようだが、箱守瑞樹さんの作品がほぼパーフェクトにお題を満たして、しかも完璧に面白かった。

 で、このころから、カタリィの設定を意識した作品が現れ、割と俺の作品が邪道になってしまった。

 俺は正直カタリィの設定なんて見てなかったわ。

 もうバーグさんのAIを生かすしか思いついてなかった。

 箱守さんの作品をKACランキングで紹介すると瞬く間に☆を集め、一時は追いつかれていた。

 でもまあ何とか僅差でうわまってたものの。

 そしたら月葉蘭さんが、また最後にして、とんでもなくいい作品を書くという事態。

 読んだ時に、うわあ、お題とか考えたら、こりゃあ勝てんわって思った。


 その後もKAC10は全作品☆を集め続け、俺のだって100越えで優勝してもよかったのに、最終的にマスケッター月葉蘭の両名は☆300越え!!


 いやどうなってんねーん。


 結果マスケッターさんが優勝しました。気が付けばPV賞をかっさらったのは七野りく。

 恐るべし七野砲!


 なまじ優勝狙える位置にいただけに、結構細かくランキング見ちゃったよぉ。

 まあ楽しかったすねぇ。


 ただ全体として(当たり前だけど)読みせんの人の評価は低かったですね。積極的に読んでたのは書き手で、そもそも読みせんの人はこの大会自体知らなかった感じ。

 もう少し、読みせんに訴えられれば良かったかなあと思う。


 それにしてもKAC10をKACIOに読み替えて強引にタイトルにしたあたりは、これは来たなあって自分でも思った、しかも偶然にも計算器メーカーの名前になったし。

 これもまあKAC5の茨城の逆襲がなければなしえなかったし、なんか本当集大成です。

 これ優勝したら、マジで速記バトル、商品化しねぇかなあと思ったよ。


 続きを書いてみようと思ったけど、面白い部分はすでに書いてある気がするからあとは蛇足だろうなあ。

 話的に広がりがない。


 上質の鉛筆を求める旅に出るとか、いろんなボールペンを比較するとかは面白そうだが……うん、意外に面白いんじゃないか。

 究極の文房具バトル。


 


 まあ、落ち着いたら考えよう


 そんなわけでKACランキングも一回終わりですね。

 また開催するときがあれば、スコッパーとして頑張ります。


 引き続き俺の変なエッセイを読みたい人はぜひ、こちらの☆つかの方をフォローしてください。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054884190039


 というより、こっちの「シン・日本列島」の方をフォローしてください。

 いや、ほんとう歴史と政治の勉強にたぶんなるよ。

 歴史ですが、ラノベです。安心してください

https://kakuyomu.jp/works/1177354054888708416


 それでは約1ヶ月、このKAC勝手ランキングをご愛顧いただきまことにありがとうございました。

 マスケッターさんのように一人一人にあいさつしに行く根性はないのでこの場でご挨拶と代えさせていただきます。


 編集様におかれましては、今後のさらなるご活躍を期待しますとともに、次回のKACコンテストでは、☆と♡という、そりゃあどっちも似た点数が付くだろうよなんてものに賞をあげるのではなく、もう少し何か工夫を考えてくださると、参加者一同やる気が出るのであります。

 令和最初の何かの企画をお待ちしております。

           

                      平成31年4月13日  ハイロック










――なお、あれだけ大口をたたいておきながら、なんの賞も取れなかったことは、まことに無念の極みである。

















 







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