第3話:アンサー
店員「結晶?ですか」
魔導士「結晶ですね」
格闘家「そう」
また手の平に魔法陣を発動させて結晶を粉々にした
オーナー「・・・空気か、空気中の炭素を分解して結合させた」
格闘家「正解です」
魔導士「人口のダイアモンドですか」
魔導士「でも、その結晶でどうやって?」
格闘家「対象の周囲にある酸素(O2)を2酸化炭素(CO2)か1酸化炭素(CO)に換えてえてしまえば呼吸ができなくなる・・・オゾン(O3)でもいいのですが」
オーナー「大量虐殺兵器みたいな錬金術ですね」
店員「あれ?でも・・・それでは時間がかかりますよね」
格闘家「気が付きました?そうですね・・・実際にはさっきの結晶を対象の肺の中で錬成します呼吸が困難になって・・・」
オーナー「ダイアモンドで殺されるのね・・・」
店員「それだけ聞くと素敵な感じがしなくもないですね」
格闘家「まぁ、襲われた時に恐怖で無意識にやったことだけどね」
オーナー「そんなことができるなら魔導士になればよかったのに」
格闘家「さっきオーナーが言った通りですよ、この魔法で簡単に人が殺せますからね」
魔導士「なるほど・・・それで格闘家?ですか」
格闘家「まぁ、別に格闘家ではなくてもよかったんだけれど、いろいろあってね・・・」
店員「その、いろいろを聞きたいです」
魔導士「わたしも」
格闘家「あぁ、もうこんな時間か・・・また今度ね」
時計は23時をまわっていた
オーナーが会計を済ませて外にでる
格闘家「いいんですか?」
オーナー「こちらがムリにご一緒させていただいたし、楽しいお話でしたから」
格闘家「家まで送りましょうか?」
オーナー「私たちは大丈夫」
格闘家「ははは、確かにオーナーは大丈夫そうですね」
魔導士「お願いします」
格闘家「はい」
オーナー「では、また」
オーナーと店員の後ろ姿を見送る
魔導士「そういえば、あの2人って似ていますね」
格闘家「そうだね・・・姉妹かな」
魔導士「そんな気がしますね・・・明日って何か予定あります?」
格闘家「ん・・・ないけど・・・」
魔導士「これから私の部屋で飲みませんか?」
雑貨屋-04 Iris @Iris-8800
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます