第2話:ヒント

格闘家「そろそろお店を変えようか?」

魔導士「そうですね、もう一軒行きます?」

格闘家「コーヒーとかのんで帰ろうか?」

魔導士「え~」


お店を出たところで見覚えのある顔にでくわす


魔導士「おや、雑貨屋の」

オーナー「こんばんは」


オーナーと店員さんが歩いていた


オーナー「お二人でお食事ですか」

格闘家「はい」

魔導士「オーナーもお二人で?」

オーナー「食事が終わってこれからバーに」

魔導士「へ~」


オーナー「ご一緒します?」

魔導士「え?いいんですか?」

格闘家「ん・・・」

魔導士「今、格闘家さんから難しい問題が出ていて考えていたんですよ」

オーナー「難しい問題ですか?」

格闘家「あぁ・・・どうですかね」

オーナー「ぜひ、ご一緒しましょう」


バーについて魔導士が概要をつたえる


オーナー「なるほど、確かに難しいですね」

店員「魔法を無効化できる相手に魔導士が勝つ方法ですか・・・」


各々カクテルを頼んで飲んでいる


格闘家「あれ?店員さん」

店員「ん?あ、20才はこえてますよ・・・魔導士さんは・・・」

魔導士「こえてます」


オーナーと顔を合わせて笑ってしまった


格闘家「失礼しました、じゃあ少しヒントを」

魔導士「お願いします」


火を使う場合は燃える物と酸素、きっかけになる火が必要になる

魔法でこれを操作するばあい燃える物をターゲットにして魔法を起動する

それが相手の肉体だった場合に無効化する

燃やせるものがない場合は火の魔法は使えない


氷を使う魔法の場合は温度を操作して水分を結晶かさせて使うから川のそばとか雨がふっていない場合は相手の体内の水分を凍らせることができるがこれも無効化する

水がない場合も氷の魔法はつかえない


オーナー「・・・直接的な魔法は使えないってことか」

魔導士「風の魔法なら間接的ですかね?」

格闘家「そうだね、でも、その時点でターゲットから外れる」

魔導士「そっか」

店員「格闘家さんは何の魔法を専門にしていたんですか?」

格闘家「・・・それは、答えになる」

店員「ですよね」

格闘家「まぁ、錬金術も一緒に勉強していたから・・・」

魔導士「それって範囲が広がっていませんか?」

格闘家「そっか・・・空気に関係している」


そういって手の平の上に魔法陣を発動させて手の平の上に氷のような黒くて透明なちいさな結晶をつくる


格闘家「さて、これはなんでしょう?」

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