雑貨屋-04
Iris
第1話:クイズ
2人で食事を終えてお酒を飲みながら
魔導士「そういえばなんで格闘家なんですか?」
格闘家「ん・・・それをきくんだ?」
魔導士「はい、なんとなく」
格闘家「そうだな・・・私も大学は魔法を選考していたんだけどね」
魔導士「あれ?そうなんですか」
格闘家「だから魔法もそれなりに使える」
魔導士「ずいぶん極端な変化ですよね」
格闘家「私もそう思う・・・学生の時に事件があってね」
魔導士「事件ですか・・・きいても?」
格闘家「あまりいい話ではないかな・・・きくの?」
魔導士「はい」
簡単なつまみとお酒を追加注文する
格闘家「私が大学3年のころに魔導士の女性を狙った通り魔事件があってね」
魔導士「魔導士を狙ってですか・・・」
格闘家「そう行方不明者は全員魔導士で女性・・・そうだ、クイズにしましょうか?」
魔導士「え?クイズですか」
格闘家「なぜ犯人は魔導士を狙ったか」
魔導士「魔導士なら力が弱いからですかね?」
格闘家「そうね、でも魔法である程度は対抗できそうでしょ?」
魔導士「それは・・・まあ、護身用も兼ねますからね」
格闘家「でしょう?」
魔導士「普通の女性ではなかったんですよね?魔法が使えるのが分かったってことですか」
格闘家「そうだね、学校に出入りしている子が狙われた」
魔導士「魔法の無効化ができるとか?」
格闘家「正解。そんなところかな、最初から逃げればいいのだけれどね、魔法が使える子が魔法を無効化されるて呆然としている間に襲われたみたい」
魔導士「え?格闘家さんはそれで格闘家になったんですか?」
格闘家「ん?・・・あぁ、そうじゃないんだよ」
魔導士「はぁ」
格闘家「私も被害者であって唯一の生存者」
魔導士「え?そうなんですか」
格闘家「そう、襲われた時に逆に殺してしまったの」
魔導士「魔法がきかないのに?」
格闘家「そう、魔法がきかないのに」
魔導士「ん・・・おしえてくださいよ~」
格闘家「ははは、これもクイズにしようかな」
魔導士「え~」
すこし、お酒が回ってきたかな
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