• マイページ
  • 小説を探す
  • ネクスト
  • 書籍化作品
KADOKAWA Group
  • ログイン
  • 新規登録(無料)
紅椿の幻視

紅椿の幻視

うめ屋

おすすめレビュー

★で称える
★★★
★14
5人が評価しました
本文あり
日付が新しい順

本文ありのおすすめレビュー

  • 斉賀 朗数
    37件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    切なく儚い、兄への思い。

    冒頭から言葉選びが美しい。
    ひとつでも言葉選びを誤れば、残酷になったり卑猥になってしまいそうな描写を巧みに、美しい世界観の枠に収めきっている。
    エロスでも品のあるもの、品のないものがある。品のあるものが高尚で、品のないものが低俗というわけではないが、この作品には、品があり高尚なエロスの空気がある。
    そうでありながら酷い。
    弥の気配は、いつまでも迩のそばにありながら迩を感じてはいない。それを知っていながらも迩は、弥に命という熱を与え続けていくのだろう。迩にとっては、それも幸福であるのかもしれないが、破滅の見える幸福は仮初めだろう。そう思うと、酷い。

    • 2019年3月17日 06:05