・・・・・・・・・からの電話
変化が現れたのは、もう朝のことでした。
電話がかかってきた夜中から、朝までB君はずっと切らずにいました。
その電話に変化が出ました。
「アナタ、キュイキュルキュルキュルでしょ?」
「アナタ、キュ…キュルキュイキュでしょ?」
「アナタ、キュルキュルキュキュインでしょ?」
たった少しの変化…、
しかし、ずっとあの電話を聞いたB君はすぐに変化に気づきました。
なにか、おかしい、けれどわからない。
「アナタ、キュ…キュキュキュルでしょ?」
そして、何分かした頃…
「アナタ、シニュキュルキュでしょ?」
やっと聞き取れる程度になってきました。
「アナタ、シニュィキュルでしょ?」
「アナタ、シキュルキュインでしょ?」
「アナタ、キュィチュァインでしょ?」
B(あと少し…、なんだ?何を言っている??)
「アナタ、シチュアインでしょ?」
ブツッ…。
なにかが、切れる音がしました。
キュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュル…
「アナタ、シニュタインでしょ?」
「アナタ…、シニタインでしょ?」
「アナタ、死にたいんでしょ?」
確かに、聞こえました。
B君はそれを聞いて、大声で答えました…。
B「死にたくなぁァァァァァァァい!!!!!!!!!!!!!!」
ブツッ。
ツーツーツーツー…
B「終わっ…た…。」
B君は泣いてました。
その後、B君の元にその電話が来ることはなくなったそうです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます