・・・・・・・・・からの電話

変化が現れたのは、もう朝のことでした。

















電話がかかってきた夜中から、朝までB君はずっと切らずにいました。



















その電話に変化が出ました。

















「アナタ、キュイキュルキュルキュルでしょ?」

「アナタ、キュ…キュルキュイキュでしょ?」

「アナタ、キュルキュルキュキュインでしょ?」

















たった少しの変化…、











しかし、ずっとあの電話を聞いたB君はすぐに変化に気づきました。















なにか、おかしい、けれどわからない。












「アナタ、キュ…キュキュキュルでしょ?」
















そして、何分かした頃…













「アナタ、シニュキュルキュでしょ?」











やっと聞き取れる程度になってきました。

















「アナタ、シニュィキュルでしょ?」

「アナタ、シキュルキュインでしょ?」

「アナタ、キュィチュァインでしょ?」

B(あと少し…、なんだ?何を言っている??)











「アナタ、シチュアインでしょ?」









ブツッ…。









なにかが、切れる音がしました。









キュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュル…


















「アナタ、シニュタインでしょ?」



















































「アナタ…、シニタインでしょ?」

「アナタ、死にたいんでしょ?」





















確かに、聞こえました。




















B君はそれを聞いて、大声で答えました…。

























B「死にたくなぁァァァァァァァい!!!!!!!!!!!!!!」










ブツッ。













ツーツーツーツー…


















B「終わっ…た…。」












B君は泣いてました。
























その後、B君の元にその電話が来ることはなくなったそうです。

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