・・・・・・・・・からの電話
A君の、死亡から何ヶ月後…。
プルルルルルルルル…プルルルルルルルル
B君の元に、電話がくる。
B「はい。」
C「び、B。」
B「なんだ、Cか。」
C「来たんだよ。」
B「なにがだ?」
C「俺のところにも、あの電話が来たんだよ…!!」
B「あの電話??」
C「Aの所にもきた、あのおかしな電話…。」
B「なっ!」
C「Aが言ってたとおり、ずっと女の声が聞こえるんだ。「アナタ、キュルキュルキュルキュルでしょ?」っていうのがずっと…!!!!それで、思わず切っちまって…。そうしたらとても怖くて…。Aがあんなにも怖がってたの今ならわかる。」
C君の話を聞いたB君も次第に怖くなってきました。
C「な、なぁ、今から会わないか?」
B「あ、ああ。○○○レストランで会おう…。それじゃあ○○○レストランでな。」
そして、B君は○○○レストランへ向かいます。
しかし、何十分待ってもC君は来ません…。
B「ま、まさか…。」
プルルルルルルルル…
B「Cか!?」
C母「B君ですか…?Cの母です。ウチの子供、貴方とレストランで待ち合わせしてたみたいなんだけど…、行く途中で事故にあって死んでしまったの…。」
B君は、何も言うことができなかった。
B「次は俺なんじゃないか…!あの電話が来たら死んでしまう…。嫌だ…そんなの絶対に嫌だ!!!」
それからB君は、電話が来ると電話番号を必ず見るようになりました。
極力電話もせず…、そんな生活がずっと続いてた時…。
B君に、彼女ができました。
彼女とは、すぐ仲良くなり、メールも電話もするようになりました。
しかし、それでもB君は油断などせず、電話番号を確認してから電話に出るようにしてました。
そして、ある日、いつもの様に電話番号を確認してから電話をとり、彼女と話していました。
そして、大分夜遅くになってきました。
なので、今日はここまでにしよう…、と電話を切りました。
そこで、B君は油断してしまったのです。
電話を切ったその直後…、電話が来ました。
つい、ポチッと押してしまった。
そんな、B君の耳に、無機質な女の声が届きます___。
「アナタ、キュルキュルキュルキュルでしょ?」
B君はその瞬間、震え上がりました。
何度も、何度も何度も何度もその女の声は止むことはありません。
B君は思わず切りそうになりました。
そんな時…
B君の頭にある考えが浮かびました。
【この電話は切ってはいけない】
何故かそんな気がするのです。
Aと、Cは切ったから死んだのでは?
なら、切らなければいい。
そこからB君の戦いが始まりました。
何度も何度も止むことはない、無機質な声。
そんな無機質な声に変化が現れたのです。
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