・・・・・・・・・からの電話
A「お?」
B「もしかして、ナンパした女じゃないのか?」
A「多分な!それじゃあ話してくるわ!」
A君はそう言って、違う部屋に行きました。
残されたのはB君と、C君。
B「狡いよなぁ、あいつ。」
C「あはは、まぁ仕方ないじゃん。」
B君とC君は、A君が戻ってくるまで話していました。
すると…
ガラッ…
A君が帰ってきました。
B「おー、おかえり。どうだった?」
A「・・・」
C「 A?どうかしたか?」
B君と、C君がA君の様子がおかしい事に気づきます。
A君が震えているのです。
A「電話、出たら…、相手が何も…言わなくて。
それで、「もしもし?」って…言ったら、相手が「アナタ、キュルキュルキュルキュルでしょ?」って…音が聞こえたんだ。それで、嫌がらせかと…思って、「もしもし?嫌がらせならやめてくれませんか?」って言ったら……また「アナタ、キュルキュルキュルキュルでしょ?」って、それで何度も何度も無限にそれが聞こえてくるんだ。怖くなった俺は思わず切った…。けど、今思ってみると切ったら不味かったのでは…っと思って…。怖いんだ…!!!」
B「そんなの気の所為だよ。」
C「嫌がらせだよ、嫌がらせ。気にしなくても大丈夫さ。」
そして、A君の不安が取れぬまま、3人は遊んだ。
3日くらいして、B君とC君は帰った。
そして、そんな出来事を忘れかけていた…、
そんな時…
B君の元にある電話がかかってくる。
プルルルルルルルル…
B「もしもし?」
C「B、Aが死んだ。」
B「…は?」
C「Aが、死んだんだ。今日朝早くに海辺で見つかったんだって。溺れたらしい。」
B「そんなはずがない!Aは泳ぎが得意だったじゃないか!!!!」
C「でも、溺れ死んだらしいんだ。」
B「そんな…。」
お互いが沈黙している中、C君が言った。
C「なぁ、Aが死んだのってさ、あの電話のせいじゃないか?」
B「は」
C「俺、思うんだよ!あんなに泳ぎが得意だったAが溺れ死ぬなんてありえない…。あの電話のせいでAは死んだんじゃないのか…!?」
B「そ、そんな…こと、あるわけないだろ…。」
C「と、とりあえず、伝えたから。またな。」
B「あ、あぁ。またな。」
お互いが気まずい中、電話は終わる。
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