6月22日

-Feeling feverish-


 雨上がりの空が教示する

 傘を持たない喜びと

 涙を誤魔化せない悲しみと

 歩く度に痛みが走る

 スカートを裾から引き裂くような

 激しさ、痛み

 ずぶ濡れのように体が重い

 こんな風に

 重たい時の甘え方を

 知っていたはずなのに、体温は

 偶然を装いぶつかるばかりで

 ふたたび

 繋がり合おうとはしてくれない

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