第29話 一行当たりの文字数について

 一行当たりの文字数として、四二文字を想定してテキストデータを作成しています。閲覧環境によってコンテンツの見栄えが変化するWeb環境に於いては、一行当たりの文字数を想定するのは無意味かもしれませんが、どうしても「紙面」を意識してしまうためこのような作成方法を採っています。


 元々、テキストエディタの画面設定として一行当たり四二文字の設定も作成していましたが、そこからさらに進めて、今では、地の文および会話文についても可能な限り一行の後半以降に段落の終わりが来るように文字を連ねています。これは、と或るおかたのエッセイ作品に影響を受けたもので、改めて自身の原稿を見直してみたところ一行の前半に段落の終わりが来る箇所が多くみられたため、推敲を兼ねて冒頭から修正を行なっています。


 一行の後半以降に段落の終わりが来るように文字を連ねていくと、禁則処理(追い出し、ぶら下げ、など)やルビの設定(注:ルビについても全て手入力している)により必ずしも意図したとおりにはなりませんが、テキストエディタの編集画面上ほとんどが文字で埋め尽くされる状態になります。Web上でも同様に一画面のほとんど(場所によっては全て)が文字で埋め尽くされる状態になります。この状態がWeb小説としては全く向いていない点については認識していますが、「(いわゆる)Web小説の書き方」とはどうにも折り合いがつかないため諦めています。

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