第186話 各キャラ設定 本編終了後+α 1/2

 和尚(おしょう)

 主人公、小僧崩れの似非坊主、前職は鍼灸師。

 武術の流派は宝蔵院術流槍術、武術と言う物はいかに効率的に敵を仕留めるかの技術なので、別に槍に拘らない、技名は一切無い、謎の型しかない、棒術でも剣術でも器用貧乏的に何でもこなす。お経や真言等の効果が、一般的に認識されて居る範囲で現実世界に作用する、所謂真言使い。

 趣味は山歩き、狩猟、キャンプなどのサバイバル全般、アニメやゲーム、小説等色々。

 自称、アウトドア派の引き籠り。実際、会話が出来なくてもアウトドアは出来る。

 女性経験はほぼ無かったが、縁が無かっただけで、対人対話能力が低い訳では無いし、口説けない訳でもない、自分に自信が無い訳では無い、基本的に、武術家の類は、何時でも相手を殺せると言う事で、別の方向に自信が有るだけである。

 年相応に性欲も有る破戒僧(正式に坊主では無いが)

 灯たちに関しては、多少変な事をして居たりしても、特に怒る事でも無いなと笑って許せる範囲、ツッコミは入れるが其れだけである。

 人は死ぬ物、諸行無常、其れなら手を出さないより出してしまえと言うだが行動だが、灯に再会する迄は、結局そんな機会は無かったので以下略。

 最終的に準男爵と言う名誉称号を押し付けられた、何時もの役人からは、知識の量を当てにされているが、色々やらかしそうだと睨まれてもいる、最終的にギルマスの職を押し付けられた。



 灯(あかり)

 ヒロイン其の1、元学生。

 腐女子で生産者側でエロゲオタク、

 学力は高目だが、人付き合いは苦手、人の心の機微と内面は解って居るのだが、建前まで読めないタイプ。同世代相手だと余り自分が出せないと言うか、周りの精神年齢が低すぎると感じてしまい、浮いてしまうタイプ、恋愛対象的には、自分の話を聞いてくれる大人の人がタイプである。

 和尚に関しては、昔どれだけ話をしても嫌な顔一つせずに悩み事を聞いてくれた事から懐いて居た、和尚と合うまで、其処まで話したい事を聞いてくれる人が居なかったのだ。

 最終的に、どれだけ好き勝手しても、何を要求しても、和尚は笑って許してくれると言う、謎の信頼によって繋がって居る。

 尚且つ、唯一の同郷なので、好きかどうかより、一番頼れる存在と言った方が正しい。

 色々拗らせた腐女子でエロゲプレイヤーなので、一夫多妻と言う状況も別に問題無いかと開き直った。

 意外と子煩悩で、情に厚い。 

 子供の名前は光(ひかり)



 エリス

 ヒロイン其の2、冒険者、領主の義娘。

 魔法使いで治療術使い、道案内と解説担当。

 冒険者だが身体能力は其処まで高くは無い、予備知識は沢山あるが、身体能力的にあまり生かせないタイプ。

 本来、申し訳程度とは言え治療術が使える時点で本来は引く手数多なのだが。立場と言うか、領主でありギルマスである義父の、嫁に行くには未だ早いと言う圧力が強すぎて、PTのお誘いが無くなってしまった。

 昔両親を亡くし、引き取られた先で馴染めずに捨てられてしまった事から、捨てられる事を恐れているが、貰われ子なので今の両親に甘えるにも遠慮が有って、距離感が上手く測れなかった、思春期の精神的にも不安定な時期も相まって、親子関係が若干ぎくしゃくして居た。

 早く独立しなくてはと必死に成って居たのだが、PTメンバーも居ないのでは、駆け出しでは上手く稼げないので、内心焦りだけ溜っていた。

 ゴブリンに襲われていた時のPTメンバー達は、珍しく父の目にかなった者だった、其れでもゴブリンの集落つぶしには人員が足りなかった、そもそも周辺警備と言うか、エリスに自信を付けさせるため、場所と集落の規模を確認だけして帰って来るだけと言う簡単な任務だったのだが、結果は本編を読んでの通りである。

 和尚に関しては、命の恩人だが、下手に別行動して余計な事を言われたら自分の立場が無い、尚且つフリーで強い余所者、酷い目に遭って一人では生きていける自信はもう無くなってしまった等、諸々の打算が有ったのだが、翻訳用の魔力パス繋げて相手の心を読んで話して居る内に、全てどうでも良くなってしまったと言うか、表向きでも勢いで両親にそう紹介したので、今更後に引けなくなってしまった、母も止める所か、寧ろ逃がす物かとばかりの援護射撃が飛んで来る、そして、そういう対象として見ても、問題の無い相手だと自分で納得したので、其のまま一緒に成った。

 和尚も灯も思った以上に大切にしてくれているし、必要としてくれている、何をしても笑って許してくれる、魔力パスを繋げている関係上、一切嘘が無い事も分かって居るので、改めて懐いた。

 予定外と言うか、和尚達自体がイレギュラーだが実際悪い事は一切無かったので結果オーライである。

 子供の名前はイリス。



 アカデ

 ヒロイン其の3 研究者

 ゴブリンに襲われた人其の2

 傷だらけの身体では、嫁の貰い手は無い、実際に拒絶されたので、結構精神的にダメージが大きかった。数え歳の13で成人で、適齢期が15前後のこの世界では、30手前は過ぎは既に行き遅れ、又そんなのが出て来て、万一にも同じように拒絶されたら立ち直れそうに無いし、寄って来る者を相手してもあまり得する事が無い、時間の無駄と言う事で開き直り、男装と言うか、性別が解らない様な服を着ていた。

 当然、節穴で鈍感な男なら兎も角、同性である女の目にはバレバレである。

 そもそも研究者としての性質で、好奇心と知識欲に全振りの為、男が居なくても困らなかったが、困らないと言うだけで、要らない訳では無い、ほぼ同じ境遇だが、助けられた時と状況の違いで対に成って居るエリスとクリスの存在が内心で羨ましい。

 裸の付き合いと言うか、色々想定外の事も有り、緊張と弛緩でタガが緩み、本音がボロボロ零れた結果、灯の掌の上で色々弄られ、結果として和尚の嫁其の3に収まった。

 そもそも幾ら弄られても、恥ずかしい以外損する要素は無かった。

 和尚と灯は、自分とは違う知識の宝庫、ライフワークである研究論文の作成のネタとしても申し分無い。二人共、自分の傷だらけの身体を見ても、何も気にする様子も無く只奇麗だと言ってくれたので、其れだけで十分であったりもする。

 傷の関係で子供は出来ないが、せめて知識だけでも仕込もうと、子供達に盛大に様々な知識を仕込んだ為、大小は差はあれども、揃いも揃って子供達は下手な大人を凌ぐ知識階級である。

 何だかんだで子供達にとっては物心つく前に既に居た為、母親の一人として認識されて居るので、お腹を痛めて居ないだけでしっかりとした母親である。



 クリス

 ヒロイン其の4

 ゴブリンに襲われていた人其の3、ブレイン領の元メイド、現在家事全般担当。

 貴族で領主の所のバカ息子のお手付きを拒んだ事と、其の他政治的な圧力の結果、魔の森に手枷着きで放り込まれた、結果としてそのままゴブリンに捕まり、借り腹の孕み袋とされて居た所を和尚達に救助された、和尚達以外に救助された場合、慈悲だと止めを刺される線も有ったので、生き残ったのは万に一つの確率論である。

 尚且つ、アカデの研究成果が無かった場合、アカデと同じように大きな傷付きでの生存の線も有った、その場合恐らく立ち直れる線は薄かったと思われる。

 救助時点ではゴブリンミルクでも栄養失調で骨と皮だけの状態だった、片手の指、二の腕を親指と人差し指でわっかを作り抵抗無く指が付く段階である。

 嫁に成った理由は、折角自分の研究の成果として傷も少なく生き残ったのにそれを無駄にされても悲しいので、アカデに念入りに押された結果で有ったりもする。

 実家の口減らしで住み込み裏方メイドの丁稚奉公をしていた、貧困層の出身。

 裏方メイドは所謂後ろ盾が無いタイプの下働き、基本的に表に出る事は無いので、教養も余り無い。

 だから、知識階級には少し苦手意識が有ったりするが、アカデが一番世間を知って居て、一番の教育係と成って居たので、苦手意識は薄れている。

 色々とトラウマも有るので、貴族階級は怖い物だと思って居たりもした。

 クリスと言う名前は灯が適当に付けた物、実際問題、昔の事は忘れたかったので昔の名前は正直どうでも良いと思っている。

 助けられ、和尚の庇護下に入ってからのクリスとしては、只々平和で幸せな日々を送っている。

 実家は重税と不作に喘ぐ農家、本編では語られて居なかったが、例の水害で村ごと全滅して居る。

 子供の名前はリーオ。

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