第9話 右隣と足下側のおじいさん

2019年11月07日

じいさんAは交通事故。

じいさんBは家で突然倒れて運ばれたらしい。

気が合うらしくてよく話をしている。


ある日の会話。

じいさんA「まあ、俺の身体はもう治ってるから、退院はもうすぐなんだけどな」


じいさんB「ああ、そうかい。俺は、ここに何時の間にか運ばれてたよ。気がついたらこのベッドに寝ててびっくりした」


じいさんA「あんた、最初の頃より顔色よくなって来たよね」


じいさんB「ああ、そうかい。俺は、ここに何時の間にか運ばれててさ。気がついたらこのベッドに寝ててびっくりしたんだもんなぁ」


じいさんA「その調子ならあんたも退院はもうすぐだな、まあ、俺の身体はもう治ってるから、退院はもうすぐなんだけどな」


じいさんB「ああ、そうかい。俺は、ここに何時の間にか運ばれててさ。気がついたらこのベッドに寝ててびっくりしたけどな」


じいさんA「でもあんた、顔色よくなって来たよね」


じいさんB「ああ、そうかい。俺は、ここに何時の間にか運ばれてたんだよ。気がついたらこのベッドに寝ててびっくりした」


じいさんA「でもその調子ならあんたも退院はもうすぐだな、まあ、俺の身体はもう治ってるから、退院はもうすぐなんだけどな」


二人とも、倒れた時に頭でも打ったのかな。

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