♥️第203話

 告白したら、即子作りって……。

 二人ともアグレッシブ過ぎるだろ。


「あ、あの、おかしくないでしょうか?」


 ナセルリナさん、おかしいところなんかひとつもありません。

 というかいつもいつも誰だよ、ああいう衣装を用意するのは!

 絶対、ナセルリナさんのチョイスじゃないだろ。


「主殿、妾も見てたもれ」


 くっそ、衣装選んでるのマジで誰だよ!

 これじゃあ、サベローアウトとか言えなくなりそうだぞ。


 っと見惚れてる場合じゃないな。

 二人とも不安そうになってるじゃねーか。


「二人とも、とても魅力的ですよ」


 本当にな。


「ありがとうございます!」


「うむ、もっとしっかり見るが良い!」


 表情が和らいだ。

 少し緊張がほぐれたかな?


「ではお言葉に甘えて」


「え? え?」


 いきなりお姫様抱っこは驚いたかな?

 ナセルリナさんの目は嫌がってはないみたいだし、大丈夫だろ。


「あの、その……おねがいします」


 ナセルリナさんをベッドに軽く腰掛けさせて、頬に軽く口付け。


「あ、」


 ナセルリナさんののばした手を取る。

 その手に口付け。


「少しだけ待っていてください。すぐに戻ります」


 もう一人、迎えに行かないといけないからな。


「次は妾だな!」


 ヘラレントさん、目が……。

 期待で爛々と輝いてるよ。

 頑張って、ご期待に応えさせていただきます。


「お、ナセルリナと同じように運んでくれるのじゃな」


 うーん、緊張なのか素なのかわからんが。

 ……塞ぐか。


「主ど、むぅ」


 うん、おとなしくなったかな?


「あ、主殿ぉ」


 声色が艶っぽいな。

 ヘラレントさんもベッドに腰掛けさせてと。

 まずは、ナセルリナさんにただいま?の口付け。

 綺麗なうなじにそのまま口を這わせる。


「ぁ」


 可愛い反応。

 ナセルリナさんは首回りが弱いかな?


 そのまま軽く布で隠されているだけの胸に右手をいれる。


「ん」


 右手でナセルリナさんを愛撫しながら、ヘラレントさんを引き寄せる。

 何か話そうとしたヘラレントさんの唇を塞ぐ。


「むむ」


 伸ばした舌に、勢いよくヘラレントさんの舌が絡み付いてくる。

 腰に回した手をそのまま下に移し、ほぼむき出しの小さめのお尻に手を這わす。


「ん」


 ヘラレントさんがくすぐったそうに身をよじる。

 それを無視して、体を引き寄せ、少しだけ力をいれてをお尻を揉みしだく。

 ナセルリナさんの胸から、腰に手を移し、その体を引き寄せ、口を奪う。


「んっ」


 遠慮がちに出てきたナセルリナさんの舌を強引に絡めとる。

 ナセルリナさんの腰に回した手を下に移し、形の綺麗なお尻に手を這わす。


 交互に口付けを交わしなが、二人のお尻を揉みし抱く。

 口付けを下に移し、布を押し退け二人の胸に唇を這わせる。


「ぁん」


「あ、あるじどのぉ」


 二人の声色が艶っぽくなる。

 ナセルリナさんとヘラレントさんのお尻がしっとりと汗ばんできた。

 そのまま両手は休めずに、胸の先端を交互に甘噛みする。


「あぁあ」


「くぅぅ」


 刺激が強かったのか二人の声のトーンが少し上がった。

 お尻にまわしていた手を二人の下腹部にすべらせると、しっかりと熱を持っている。

 その熱をさらに高めるように、柔らかく指先を動かす。


「んぁあぁ」


「んくぅぅ」


 高まる熱と比例するように、ナセルリナさんとヘラレントさんの目に熱が籠っていく。

 ナセルリナさんが、もう耐えられないというかのように俺の唇を奪う。

 ヘラレントさんは俺のもうまともな姿勢を保てないのか、俺にしっかりとしがみついている。


「ひ、ヒダリさまぁ。も、もう」


「あるじどの……た、助けてたもれ」


 艶やかな空気を纏ったナセルリナさんとヘラレントさんから、あるかないかの布を全て剥ぎ取る。

 感極まった二人がしっかりと抱きついてくる。


「よ、よろしくお願いいたします」


「主殿、優しく頼む……」




 うーむ、激戦だっな。

 異世界は傷直したり体力回復させたりできるからなぁ。

 おかげで二人とも初めてとか関係なしで大暴れだった。


 外に気配……。

 更なる激戦が俺を呼んでるらしい……。

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