第2話 思い出す・・・
それは、とある弥生の夜のことだった。
進也は思い出してしまったあの柔らかいぬくもりを味わいたい想いと、以前のように恋愛ごっこを楽しみたいという想いを馳せて仕事を早めに切り上げ、秀雄の目を盗むように会社を後にして、久しぶりに『エロチックナイト』を訪ねていた。
進也は秀雄と一緒に行くことは避けた。あまりあの店に関心があることを知られたくないと思ったからである。
店に到着するとドキドキしながら扉を開ける。一人でかような妖しげな門をくぐるのは初めてだから。受付では見覚えのある黒服のお兄さんが出てきて、本日の指名嬢の注文を取り付ける。そしてもちろんミホを指名して待つことになるのである。しかもちゃっかりと2セット分を前払いして。
ここからしばらくは二人のやり取りになるので、進行を一人称の彼に預けよう。
ボクは少し緊張していた。やがてここも見覚えのあるシートへ案内されると、ほどなく彼女がやってくる。
「こんばんは。初めてやったっけ?前に会ったっけ?前に見たことあるよね。」
そう言ってミホはボクの隣に座る。
「二回目やねん。ボクはあんまりこういうお店に来たことがなかったんやけど、キミのこととキミの綺麗なおっぱいが忘れられへんくて来てもた。」
するとミホは目をクリクリさせながら、
「思い出した。ミホのおっぱい褒めてくれた人や。また来てくれるなんて嬉しいなあ。」
そういうと、ボクの首に腕を回して抱きつく。
すると彼女の芳香がボクの鼻腔から脳天へと突き抜ける。
「この瞬間を待ってたんや。ええ匂いや。」
ミホは見た目が素人っぽい。そういう表現があっていると思う。ふわっとしているところがなんとなくいい。と同時になぜか懐かしささえも感じられる。
「もう一回ちゃんと匂いを確認してもいい?」
そう言ってボクは彼女の首筋の匂いを味わってみる。香水臭はなく、女性特有の匂いがする。予想通りにいい香りだ。おそらくは匂いフェチなのだろうボクには忘れられない匂いになりそうだ。
「ボクの名前はシンヤっていうねん。覚えといてな。しばらくは通うことになるかもしれんから。」
ボクは少し思わせぶりな自分の宣伝をしておいて、次に来る時のための伏線を張っておくことを忘れない。
「ほんならシンちゃんでええのかな?」
「ええよ。その方が親しみやすくてええやん。みんなそう呼んでるし。」
早くも再来の日が近いことは予感できた。それだけ彼女の美しい胸の膨らみには魅力を感じていたということである。
恋の予感はすでにここから始まっていた。そんな気がする。
元来が甘えん坊のボクは、こと女性のふくよかな胸に対する憧れが相当強い。
幼少期からあまり母との折り合いがよくなかったボクは、母に甘えて過ごした時間の記憶がない。「長男だからしっかりしなさい」というのが母の口癖だった。特に由緒ある家柄でもないだろうに、大阪の大都会で長男も何もあったもんじゃないのだが、両親共に田舎育ちの古い人たちなので、いわゆる俗的な風習が身についていたのだろう。おかげでボクが異性に求める偶像と言うのがおのずと偏った好みとなる。そう、それがおっぱい大好き星人となるボクの礎なのである。
そのボクの偏った好みをミホの若くて美しい体は充分以上に満たしてくれる。
「ボクはミホちゃんのおっぱい目当てに来てんねんけど。それでもええかな。」
「ミホのおっぱい目当てに来てくれたん?それはそれで嬉しいで。」
「今日はキミの綺麗なおっぱいを堪能しに来てん。スケベなオジサンやと諦めてね。」
ボクはミホの体を引き寄せて、もう一度首筋の匂いを確認する。間違いない、前回の匂いと同じだ。香水やコロンの匂いが一切しない。
「やっぱりミホちゃんはええ匂いがするな。この匂いがたまらんわ。」
「変なの。どんな匂い?」
そう言って彼女は自分の腕や肩の匂いを嗅いでみる。
「ちがうねん。そこの匂いとここの匂いは。キスしてもいい。」
そう言ってボクは甘えるようにミホの目を見つめた。
「うふふ。ええよ。」
言ったとたんにミホはボクの唇を迎えに来てくれた。
最初は軽いタッチから。やがて少し開いた唇から彼女の女神様が現れる。ボクは女神様を導くように迎え入れ、次の瞬間にはやや強引に彼女の祠の中に侵入していた。その直後に甘いネットリとした芳香と刺激がボクを襲う。
ボクの右手はすでに彼女の胸の膨らみを探っていた。ベールに包まれている彼女の柔らかな丘陵は、半透明のブラウスの下にわずかながらのビキニで覆われている。
「ミホちゃんの綺麗なおっぱいが見たい。」
そう言って再び甘えるようにミホの目を見つめた。
ミホも「いいよ。」と笑顔で答えてくれる。
ボクは彼女の薄い衣装をめくりあげ、更にはわずかながらのビキニの中をそっと覗きにかかる。すると徐々に見えてくる美しい曲線。やがてその頂点がボクの視界の中に入ると同時に、ボクの手はビキニの奥にあるババロアをすくい出すかのような動きでミホのふくよかな胸を手のひらいっぱいに感じていた。
手のひらで柔らかい丘陵の部分を、指先で頂点の少し硬い突起物を弄りながら、更にボクは彼女の唇を求める。
前回の訪問では指名客をいくつか抱えていたおかげで、何度かボクの席を離れることがあったが、今回のこの時間はボクの独占タイムらしい。
「今日はまったりできてええな。前のときは結構慌しかったからなあ。」
「ミホそんなに人気やないから、いくつも被ってるときの方が珍しいで。」
「ええ?こんなに綺麗なボディーラインを持ってんのに?それはもったいないなあ。」
後々気づくのだが、この店の常連さんといわれるオジサン方々はどうやらスレンダー系のお嬢さん方が好みのようで、ボクの好みとは随分と違うようだ。
今夜はまだ二回目の逢瀬。まだボク自身が何をどうしていいのかよくわかっていない。おどおどしている様はきっと滑稽に映っているのかもしれない。それはそれでミホを楽しませているようだ。
「可愛いな。」
そう言ってミホはボクに唇を与えてくれる。
「どんだけオジサンをメロメロにしたら気が済むん。」
「うふふ。ここのお店、結構荒いお客さん多いから、シンちゃんみたいなうぶなお客さんは可愛いで。」
そして彼女はボクの膝の上に乗っかってくる。体と体の距離がうんと近くなる。しかも正面で。ボクの目の前には立体感のある大好きな丘陵が押し寄せていた。思わず顔をうずめに行く。
「ありがとう。」
セリフとしてはおかしいのかもしれない。でもボクの口から自然と出た言葉だった。
若い女性の匂いを存分に堪能するなんて、この年になるまで忘れていた。思い出すきっかけを与えてくれたヒデちゃんに感謝しなきゃ。などと思いながらミホの匂いを満喫する。
下からミホの顔を見上げるようにして、「いい?」と短い単語で甘えるように尋ねた。
「うふ、いいよ。」と短い単語で察してくれたミホは、体をボクに預けてくれる。
申し訳程度に覆われているビキニをそっと払いのけると、美しい曲線の膨らみの中に一段と妖しい色を放ちながら顔を覗かせてくれる突起物が現れた。ボクは少し頬ずりをしてから、彼女にキスを施す。
少しつまんだり、唇で突起物の周りを周回したり、ちょっとだけ歯を当てたり、赤子のように吸い上げたりして遊んだ。
「んんん。」
少しばかり甘い声を立ててくれる。そうすると、またぞろボクはミホの唇を所望したくなるのだ。そんな折、ふと彼女の指先に目が行った。
「ミホちゃんは爪も長くないね。ボクはこういう普通の爪の人が好きや。お願いやから伸ばさんといてな。」
「大丈夫やで。昼間の仕事してる限りは伸ばされへんから。」
活字で表現するとわかりにくいが、ミホの話し方は少し舌足らずで甘えるような声。それはそれで新鮮な趣きに感じていた。ボクは長くない爪と白くて細い指を擁する彼女の手をボクの口元に招き、そっと手の甲に口づける。
「うふふ、そんなんするお客さんシンちゃんだけやし。ちょっとエロい。」
更にボクは彼女の上に覆い被さるようにして首筋の匂いを狩りにいく。もちろんキスを施しながら。やがてボクの唇は彼女の胸元まで降下する。
ふとしたことで、ボクのもう片方の手が彼女の大事な部分に触れた。
一瞬のことだったが、熱い憤りを感じたので彼女の目を見ると、かなり虚ろな表情をしていた。ボクは思わず指をクレバスに這わせていた。
「んんん。」
小さく漏れる声がボクを刺激する。
「いいよ。優しくしてね。」
初めは意味がわからなかった。やがてミホはボクの手を洞窟の入り口へと誘う。
小さなテントが張られているが、その上からでも明らかにしっとりと湿り気を帯びているのがわかる。
そこは神秘的とも言える場所だった。探検隊と化したボクの指は小さなテントの隙間から洞窟の入り口へと侵入を始める。温かさと湿り気を確認しながら。
いやいや、確認するまでもなく熱い泉が溢れ、ボクの探検隊を迎え入れてくれている。
ヒデちゃんから少し聞いていた。こういう風にして嬢と遊ぶのだと。しかし、ボクの本来の目的は洞窟探検ではない。ある程度の事実確認さえできれば満足するのである。
それでも久しぶりの感触を思い出したおかげで、ボクの中心部分はかなり直立不動となっていた。
「ありがとう、ごめんな。痛くなかった?」
「全然。普通に気持ちよかったで。シンちゃん上手やな。優しいし。」
「おだてたらアカン。ボクそんな経験あんまりないから、乱暴にしたらアカンと思ってるだけやん。」
「ミホのこと大事に思ってくれてるんやろ?嬉しいな。そんなお客さんおらんで。みんな結構乱暴にいたずらしはるから、シンちゃんみたいに優しかったら嬉しいやん。」
ニッコリ微笑むとかわいい八重歯がちょっぴりと唇の間から光をのぞかせる。
よく見るとタレントのYCに似ていると思う。
「タレントのYCに似てるって言われたことない?」
「結構言われるかも。そんなに似てる?」
「メチャメチャってことないけど、パッと見た感じ似てると思う。ボクは好きやで。」
何気ない会話でいい雰囲気を作る。
なるほど、この店はお触りだけならエッチなことができる店ということなのだろう。しかし、基本は若くてかわいい女の子とおしゃべりしながらイチャイチャする店だと思う。そんな中では、嬢さんたちとの会話も重要なポイントになるはずだ。
それでもボクのメインの目的は彼女の美しい曲線を堪能することである。
彼女はボクの目的を理解してくれているので、ボクが手をさしのべるだけで、都合の言いように体を預けてくれる。お陰でボクは充分に彼女の美しい曲線を堪能できるのである。
やがて場内にそろそろタイムアップのコールがかかる。
=六番テーブルスタンド&バイ=
「今日はもう帰るん?」
セリフとしては延長をおねだりするものであるが、
「長く来たいから2セットずつで帰る。その代わりに定期的に来るさかい。」
「うん、わかった。」と言って理解してくれる。
これ以降、彼女はよほどのことがない限り営業用の延長をおねだりすることは無くなった。色んなことが確認できた時間だった。嬢と客の間柄、そんなに急に接近するはずもなく、まだまだ『初めまして』の延長だ。それでも思っていた以上に満足できる時間だった。
ボクはある程度、心が満たされた気分で店を後にした。
まだまだ寒さが残る年度末の夜だった。
あの夜から数日後、なんとなく『エロチックナイト』のホームページを見てみた。そのサイトでは店のイベント情報や嬢たちのプロフィールなど、色んな情報が掲載されていた。中でもボクはこの店のホームページを見て出勤情報を確認したり、彼女たちが書いているブログを見たりするのが楽しみになる。凝り性のボクは、これを機会に店のサイトを毎日チェックするファンの一人となるのである。
ミホの出勤は基本的に「月・水・土・日曜日」。ミホの情報によると平日の、しかも中日にあたる水曜日の客入りが少ないらしい。しかもオープンから数時間の客入りが更に少ないと言う。だからその時間帯は料金も少し割り引きになっている。
ボクとしては願ったり叶ったりだ。当然ながら、独占指名でまったりできる方がありがたいに決まっている。必然的にボクの出動ターゲットはその水曜日となる。わざわざ混んでいる週末に出動して、何人もの指名客と被るのは嫌だ。聞いたところによると、この店の一番人気のヒトミ嬢でも火曜日や木曜日あたりはヘルプに回ることがあるという。
それでも多くの人は週末に行くんだね。なぜならば、彼らは飲み会の後の二次会や三次会に活用するらしいから。ボクみたいに単純に嬢に会いに行く人は少ないのかも。
ヒデちゃんがボクにも内緒で通っているパターンも飲み会の後らしい。ボクと飲んだ後も他の友人と飲んだ後も、おおよそは夜の九時を回っている頃。
ボクはわかっていても知らぬフリをしてヒデちゃんと別れていく。
「シンちゃんも楽しかったんやろ?一緒に行こうな。」
何度か誘われたこともあったが、その都度断っていた。「ボクはそういう店が苦手」それがボクのイメージなのだから。
ボクの次の出動予定日となっていたのは、前回の訪問から二週間が経過した水曜日。それが今日なのである。暦はすでに新しい月に変わっている。
朝からシャワーを浴びて身なりを整えて髭をあたる。
午前中から楽しみ満載で気分はワクワク。仕事なんて糞くらえとばかりに、時間が過ぎるのを待つのである。
やがて終業時間が過ぎ、ヒデちゃんにも内緒でこっそりと会社を出た。
『エロチックナイト』は会社から電車で約十分。電車の中ですでにワクワク感がマックスになっている自分が少しバカみたいだと思った。
しかし、こんなにワクワクしてどこかへ出かけるなんて何年ぶりだろう。こういう感じも久しく忘れていた。おかげで店に向かう足取りも軽い。
店に着いたのは十八時二十分。オープンからまだ間がない時間帯だ。
見覚えのある受付でミホを指名し、馴染みのシートで待つこと十数秒。ミホがやってきた。
「こんばんわー。」
「こんばんは。ところでボクの名前を憶えてる?」
「もちろん覚えてるで、シンちゃんやろ。」
今夜でまだ三回目の訪問だ。しかし、前回の訪問から今回の訪問まで短い間隔で来てよかった。もうボクのことは完全に彼女の記憶の中にインプットされているようだ。
「今日は来てくれてありがとう。ミホもめっちゃ嬉しい。」
ニコッとした笑顔は他の嬢と違った雰囲気を醸し出していた。
平日と言うこともあり、客としてはボクが店全体としての二番乗りだった。しかし、この客入りの様子だと、今日はまったりした時間が過ごせそうだ。
今夜もボクのちょっとエロチックな遊びの時間が始まる。
まずミホはボクの隣に座る。そして軽くキッスであいさつを交わす。
そのときボクは彼女の目と鼻と耳と口のありかを確認し、しっかりと目に焼き付ける。そして彼女の唇をその柔らかさを、今度はボクの唇で確認する。しかし、ミホの唇はすでに吐息を漏らしていた。そのうっとりとした顔が可愛い。
他の御仁はどういうか知らないが、ミホの顔立ちはかなりボク好みだ。
ミホは決して飛び切りの美人ではないかもしれない。でもボクにとって可愛ければそれでいいじゃないか。ボクだって万人が誉めちぎるほどの男前でもないわけだし、こんな普通なボクを普通に受け入れてくれるミホの気持ちが嬉しかったりするのだ。
またボクはミホの澄ました顔が好きだった。彼女の顔立ちは高校時代の同級生にもよく似ていて、その同級生の娘ではないかなと疑うくらいだった。実際にボクは彼女の源氏名の由来について尋ねている。
「なあ、ミホって本名じゃないやんな。どうやってつけたん?」
「面接のときにな、どんな名前にするって言われて、テキトーに浮かんだ名前がミホやった。もっと変わったキラキラした名前にしたら良かったなって今にして思う。」
「キミはボクの高校時代の同級生によう似てる。その彼女の名前が美穂やった。なんでか知らんけど、あだ名はスイカやったけどな。少なからずボクはその彼女のことが好きやってん。せやからミホのことボクの中ではすごい懐かしい印象があんねん。彼女の娘かと思たぐらいや。」
どうやらボクの妄想は違っていたようだ。
ちょっと趣向の変わった話題でミホの気を引いてから、もう一度彼女の胸の膨らみに手が伸びる。
「ああ、やっぱりミホのおっぱいは素晴らしいわ。あんな、座り方に注文を付けてもええかな。」
というとミホは不思議そうな顔をして、
「どうしたらええの?」と不安げにボクに尋ねる。
「まずはボクの隣に座って反対を向くねん。そうそう。ほんで、そのまま背中をボクの膝の方へ体を預けるようにしてもたれかかってほしい。」
そうするとミホはボクの言うとおりに体を預けてきた。もう彼女の体は完全にボクの手中に埋もれている状態となる。
「体勢が辛くなったらいうてな。少し休憩するから。」
「この体勢は楽ちんやん。それでどうするん?」
「こうすんねん。」
といって、ボクの真正面に対峙する格好になったミホの顔を引き寄せて少し強引気味にミホの唇を奪いに行く。
同時にフリーになったボクの手は、すかさずミホの着衣していたわずかばかりのビキニの中へと侵入していった。そして彼女の胸の膨らみを思いきり弄ぶのである。
もちろん頂点に君臨する少し色の違う碑にも丁寧に指であいさつをする。
彼女の吐息が漏れると同時にボクは彼女の首筋に唇を這わせ、さらにその付近に漂うミホの匂いをくまなく吸収する。
今日はいつもにも増して女性らしい特有の匂いがしていた。ボクの大好きな匂いだ。首筋から胸元へ、そして鼻腔へ。さらに唾液においても彼女の匂いを確認する。なんてエロチシズムの高い遊びなんだ、店の名前は伊達じゃない。この時点でボクの分身はすでに直立不動になっている。
特に鼻息の匂いは絶対にフェロモン濃度が高く配合されているだろうと思う。どの女性の鼻息も強烈に『オンナ』の匂いがするからである。決してさわやかな匂いではないかもしれないが絶対に不快な匂いではない。男性の分身にかなりの影響を及ぼす匂いだ。エッチなことを想像しながらキスをすると男性自身が硬直するのはこの鼻息に含まれる成分によるのではないかと思っている。
そしてミホのおっぱいは素晴らしくそのラインが美しい。ほんのりとした肌色がしなやかに流れるような曲線を描いている。乳輪や乳首の大きさもバランスよく形がよい。
ボクは少なからずおっぱいの大きな女の子が好きだ。
さりとて、この店のナンバーワンやナンバーツーともいわれる女の子たちの顔立ちは確かに可愛い。とてもキュートだと思う。しかし、如何せん胸が小さいのである。スレンダー好きにはたまらないかもしれないが、おっぱい好きのボクには明らかに物足りない。そういうものを感じる。
だからこの店はいいのだ。人気の嬢がボクの好みでないということは、ボクの好みは比較的高い確率でまったりできるということだから。お判りかな?
それはさておき、ミホはボクがおっぱい星人であることを理解すると、ボクにおっぱいへのキスを求めてきた。
「シンちゃん、ミホのおっぱいにキスして。」
もちろん拒む理由などありはしない。むしろお願いしようかと思っていたぐらいだ。たまらずボクは彼女の小さなビキニをめくると、彼女のおっぱいを露にさせた。まさに素晴らしく形のいいおっぱいだ。見ていて惚れ惚れする。
やがてボクは唇を彼女の乳首へと近づけてゆき、そして到達する。最初は柔らかく、そして徐々に強く吸っていく。
「ちょっと噛んでもいい?」
「ええよ。でも痛くせんといてな。」
お許しをもらったので、前歯で軽く甘噛みする。すると彼女の乳首が明らかに今までと違った反応を示してくれる。
これは楽しい。ボクは、今までの憂鬱なことや離婚間際の妻のこともみんな忘れさせてくれるかもしれないと大きな期待を寄せる。
「あんなミホちゃん、ちょっと仕事で憂鬱なことが続いてんねん。プライベートでもあんまりうまいこといってへんし、そんなこんなのうっとうしいことを忘れさせてくれる?」
って、聞いてみた。
「ええよ。ミホが全部忘れさせたげる。」
そういって、彼女はたわわなおっぱいの中にボクの顔をうずめてくれる。
もう、これは嵌るしかない。
こうなるとブレーキが利かないのがボクの悪い癖だ。
「じゃあな、とりあえずボクのメル友になってくれへん。返信はときどきでええから、ボクが三回送ってそのうち一回返してくれるだけでええから。」
「ええよ、それぐらい。」
快く承諾を頂いたので、ボクは名刺を渡す。
「本名載ってるけど、ええん?」
申し訳なさそうな声でボクに尋ねる。
「なんであかんの?ボクがお願いしてるんやからええやん。」
「うん。ありがとう。なるべく早く送るわ。」
ニッコリ微笑んでそう言ってくれた。
事実、その二日後にはボク宛にメールをくれている。
「シンちゃんこんばんは!ミホです。メール遅くなってごめんね。この間はありがとう。また会いにきてね。」
何だかとってもうれしかった。すかさず返信したことは言うまでもない。
この日は平日中日の水曜日ということもあって、やはり来客は全体的に少ない。つまりボクは、いきなりミホと2セット分をまったりできたのである。
始めの方で少し述べたが、この店は1セット四十分制度。営業時間は十八時から二十五時三十分となっている。
この日は空いているだろうことを期待して、受付からすでに2セット先払いしている。いわんや一時間二十分の間、わずらわしい手続きを不要として、まったりできるというわけである。
「今日はあんまり忙しそうやないね。」
「水曜日はお客さん少ないし。」
「ところで、この店に来てもうどれぐらい経ってんの?」
「やっと二ヶ月ぐらいかな。」
「お店の雰囲気とか、慣れてきたかな。」
「ちょっとずつかな。」
こんな会話の間もボクはずーとミホのおっぱいを手の中で泳がせている。
「ミホは年いくつ?」
「今年二十二歳になった。」
「もうなったん。まだ四月やで。」
「ミホの誕生日四月十日やもん。ついこないだなったとこやし。」
「ボクも四月やで。五日やねん。ほんなら来年は一緒に誕生日会しよか。」
「しよしよ。」
なんだかどんどん楽しくなってっくる。
さらにこんなことも聞いてみる。
「色んなオジサンたちが、ミホのおっぱいのことを褒めるやろ。ほんで、何々買うたろかとかいうて、デートに誘うやろ。」
「うん、よう誘われる。」
「せやけど、絶対行ったらアカンで。お店の人にもアカンて言われてるやろ。」
「うん、言われてる。」
ボクとミホとの会話って、逐一こんなもんである。
何がって、ミホのセンテンスはわかりやすすぎるほど短い。
今の子にありがちな、単語を順番立てて文節を作り、さらにそれを順序良く並べて文章として話をするのが苦手なのかも。
ボクの子供なんかも高校生になるが、同じように順序立てて話すのは苦手だ。
そういった子達は、おおよそ会話のほとんどを二、三の単語で済ませてしまう。
まあ、ミホの場合は舌っ足らずのしゃべり方が一つのセールスポイントなので、短い文書の方が可愛くていいんだけどね。
「ほんなら、それに見習ってボクも食事のお誘いでもしてみよかな。ミホは何が食べたい?」
「そうやなあ、焼肉かなあ。」
「ほんなら焼肉食べにいこか?」
「連れてってくれるん?」
「あのな、さっきお客さんのお誘いに乗ったらアカンて言うたやろ。」
「そうやった。アカンなあ。」
「イヤイヤ、ホンマにアカンで。男はみんな狼やから。」
「うん、わかった。」
続いて次の話題を仕掛けてみる。
「ミホはお昼の仕事は何をしてんの?」
「K市でな、普通のOLみたいなんしてる。」
「あのな、それもホイホイ答えたらアカンねんで。」
「そうやな、忘れてた。」
万事がこんな感じである。
「ほんなら、ボクも得意先が隣のN市にあるから、ミホの都合に合わせて出張の用事を作るし、そのときのお昼に焼肉行こか。」
「ええよ。連れていってくれんの?」
「イヤイヤ、アカンて言うたやん。」
「せやけど、なんかシンちゃんはええ人に思える。ホンマに行ってもええで。」
まあ、可愛い女の子からこんな事言われて嬉しくないオジサンは一人もいないと思う。
それでもしばらくの間はこのやり取りの遊びで時間は過ごせそうだ。
そんな他愛のない会話の間でも、ボクのフリーになっている手はミホの素晴らしいおっぱいを弄んでいることは言うまでもない。
しかしながら、こんな楽しい時間が永遠に続くわけでもなく、そろそろ終わりのコールが場内にアナウンスされる。
=六番テーブルラブアタック=
これは、ぼちぼち時間だから延長をお願いしなさい。という意味の場内コールのようだ。
「シンちゃん、そろそろ時間やって。どうする?」
元々2セットの予定で入っていたが、今日は客も少なく、もう少しの間はまったりできそうだった。そこで、わかっていてもこんな風に訊ねてみる。
「もうちょっといて欲しい?」
黙ってうなずくミホ。そりゃ、いて欲しいに決まってる。
「じゃあ、『もうちょっと、おって』っていうて。」
「もうちょっとミホんとこにおって。」
今日は空いていれば、そのつもりでは来ていたので、あと1セットだけ延長を申し出る。再びここから四十分はミホの素晴らしいおっぱいを独占的に堪能できるのである。
「ミホのおっぱいな、右と左とで少し大きさが違うねん。」
突然面白いことを言う。
「そんなわけないやろ。どれどれ。」
とか言いながら、ボクの膝の上にまたがらせて、小さなビキニをめくりあげる。
露になる二つのおっぱい。
それは見事な眺めだった。
そしてミホは、その二つのおっぱいを両手で挟んで外側から内側へ寄せてみる。
「な、ちょっと右の方がおっきいやろ?」
正直なところ、ボクにとってそのわずかな違いなど判るはずもなかった。それよりも薄暗いながらも妖しい光に照らされている、彼女の綺麗なおっぱいに魅了されるばかり。
ボクのようなおっぱい目当てのスケベなオジサンはこういうシチュエーションに弱すぎる。
しかも、ミホはエッチなサービスも満点だ。
気持ちのいいキスも惜しげもなく提供してくれる。
「ミホの恋人って何歳までやったらOKなん?」
「えーっと。」
ミホはボクの年齢を探るようにして考えている。おそらくはボクの年齢を最上限ぐらいにして答えるつもりだろう。
「三十五歳ぐらいかな。」
それはボクがそれぐらいの年齢に見えるってことかな。
実際にボクは実年齢よりは若く見えるようだ。
あんまり苦労してないせいか、おつむがあんまり良くないせいか、これまでいろんな人と対話をしてきて、実年齢より上に見られたことはなかった。
「じゃあボクも立候補できるってことやなあ。」
「へへへ。」
ちょっと安心したようにニッコリと微笑む。
「でもボク、実は四十歳になってもてんねん。やっぱりあかんやろか。」
「シンちゃんが愛してくれるんやったらええで。愛に年齢は関係ないっていうし。」
「ほんなら、恋に落ちてもええかな。」
「落ちてみて。」
疑似恋愛の空間だから、想像も想定も思いのままである。言うのも勝手だし、思うのも勝手である。しかしこの時のボクは半分以上本気モードだったかも。
それほどまでにミホは魅力的だった。
やがて、延長の時間も終了を迎える。三度目の逢瀬としては十分だった。ボクはそれなりの満足感を抱いてこの日を終える。
かなりの後ろ髪をひかれながら。
四月も終わり、あちらこちらの街で人ごみがウジャウジャするゴールデンウイークが幕を開ける。
ボクは人ごみがあまり好きではないし、子供たちもどこへ連れて行けとも言わないし、奥さんもかなりの出不精だったので、我が家はほとんどゴールデンウイークに出かけたことがない。逆に言えば、家でのんびり出来るヴァケーション的な休みなので、退屈を贅沢に使う何日間となるのが毎年のことであった。
だからといって、このゴールデンウイークにミホに会いに行ったりする訳ではない。
常連客の掲示板の噂を見てみると、家族旅行に追随しなかった割とフリーになったオジサンたちはこぞって『エロチックナイト』にご訪問するらしいので、ゴールデンウイークや盆正月の期間は店が大盛況になっているということである。例え行ったとしても、まったり出来ないという予測が立ってしまうという訳だ。
やがてのんびりしたゴールデンウイークが幕を下ろすと、いつもの平日の喧騒が始まる。
そして、その平日の喧騒時、ボクは図らずもミホのおっぱいを思い出すのである。
しばらくは、ミホに会いに行くのは基本的に水曜日にしよう。とは言いつつも、ボクは彼女の肌が日に日にドンドン恋しくなるのである。
《二週間》
この間隔がボクを平常心に保たせるギリギリの期間かも。そんなことを妄想しながら、ボクは着実に二週間おきに通うことになるのである。
つまりは前回の訪問から二週間後の水曜日。ボクは確実に『エロチックナイト』の前に立っていた。時間は午後六時三十分。受付では、まるで御馴染みでもあるかのようにミホを指名する。この日も店は空いていた。ボクの狙い通りである。
「やっぱりシンちゃんやった。そうやと思った。」
「ん?なんで?」
「だって最初から2セットでミホのこと指名する人なんてシンちゃんしかいてへんもん。」
入店して日が浅い彼女は、まだ多くの指名客を抱えていない。だから固定客のバリエーションもあまり多くないのである。そんな中でいい感じで覚えてもらうに越したことはない。
「今度からもずっと2セットリクエストで来るわ。それがボクやっていう合図になるんやったら、おもしろいな。」
「えへっ。」
「そうと決まったら、後はまったりするだけやねんけど、やっぱりボクは匂いからかな。」
そういうとボクはミホの首筋とうなじの匂いを確認する。
すでに彼女はボクが匂いフェチであることを理解してくれているので、黙ってその体勢を提供してくれる。続いてボクが求めるのは座り方だ。斜向かいの形で座らせてから、ボクの膝にもたれさせる。これを「シンちゃん座り」と名づけてみた。なんとも馬鹿なオジサンだ。そして、間違いなくミホの着衣している小さなビキニの内側へと手を滑らせていく。
最初の会話は決まっている。
「さて、焼肉はいつ行く?」
「いつでもええの?」
「昼間やったら時間合わせられるで。」
「ほんなら、・・・」
「だからな、そんな約束したらアカンて言うたやろ。お客さんに誘われても行ったらアカンねん。」
「そうやった。忘れてた。」
「他のお客さんとも約束してんの?」
「そんなんしてへんで。シンちゃんやからエエかなと思てるだけやもん。」
またぞろオジサンのハートを射抜いてくれる。
本音を言うと、彼女とデートしたいのは山々である。ちょっぴりエッチなことを考えているのも事実である。
しかし、彼女の同意なくして不条理な行為が行われてはいけない。そして、彼女の身の安全を確保しなければいけない。それが大人としての責任でもある。
「あのな、ボクは安全かも知れへんけど、それでも百パーセントやないで。ミホのことが好きになったら、いつ狼になるかもしれへんし。それに、安全やと思てる人がそうでない場合もあるんやから、やっぱり外でデートするのは基本的にアカンで。」
「うん、わかった。」
「ほんで、夜やったらいつが行ける?」
「ええっと、金曜日とかでもええで。」
「せやからアカンて言うたやん。」
しばらくこの会話で遊べるから面白い。
もちろん、彼女もわかってボクの相手をしているのである。
ボクも誘う時は本気だが、いけないことをしている気持ちもホントのことなので、ボクの気持ちの中だけでも、それだけの葛藤があったりするのである。
この会話が落ち着くと話題を変える。
「ところで、ブログは書かへんの?」
彼女は入店当初、ブログの書き方をスタッフに教えてもらったときの初投稿以来、まだ一度も更新したことがなかった。
「ミホあんまり得意やないし。」
「せやけどな、お客さんかって見てるかもしれんし、書いたほうがええよ。ネタが欲しいんやったら提供してあげるし。」
「うん、わかった。なるべく頑張る。」
そう言いつつもあまり積極的ではない様子だ。
こればかりは得手不得手があるらしく、あまり得意ではない嬢が何人かいるようだ。
しかし、この店のベテランたちは的を得たようにポイントどころでキチンとブログをアップし続けている。
ミホも含めてニューフェースの嬢は、おねいさん方のじゃまになり過ぎないように、適度にブログを使って宣伝した方がいいに決まっているのだが・・・。
機会があったら、ボクの方からできるだけネタを提供してあげよう。
個人的には、お気に入りの女の子があんまり人気にならない方がいいんだけどね。
とりあえず、今のところは早い時間に来れば、充分にまったりできる。
ボクはミホのおっぱいに魅せられてきているので、触るだけでなく観賞することを忘れない。また、観賞するに値するものだと思っている。
「ねえ、ミホのおっぱいちゃんと見せて。」
そう言ってボクは、彼女の小さなビキニをめくっていく。
するとそこには、いつもながら見事な曲線が強調されているおっぱいが現れる。目の前にあると、ついつい唇で弄びたくもなる。
すると段々、ボクの男の部分が高揚して仕方のない状況に陥るのである。
そんな時ボクは、ミホに確認だけして、唇と胸の膨らみへのキスを繰り返すのだ。もちろん合間に首筋へのキスを提供することも忘れない。
ミホも色んなところにソフトタッチで触れられると、オジサン相手でも少しはその気になってくれる。そんなタイミングで彼女の洞窟探検を試みようと、彼女の下のビキニの上から洞窟の入り口の様子を探ってみる。するとどうだろう、こころなしか湿り気を帯びた反応が帰って来るではないか。ボクの心は踊り、「濡れてる?」などと聞きながら、ビキニの脇から指で様子を伺う。ミホのクリは思いのほか小さい。その小さな碑を通り過ぎると、熱い泉が湧き出ていた。
ボクはミホの耳元でつぶやく。
「ちょっと弄んでみてもいい?」
ミホもボクの耳元で答える。
「ええけど、優しくしてな。」
熱い吐息と共に甘い言葉が帰って来る。
言わずもがなであるが、お許しが出たので、ボクはさっそく冒険を始める。
彼女を愛おしいと思う気持ちが先走るので、ボクの冒険はミホへの口づけを忘れない。
甘い吐息のリズムとボクの指が奏でるリズムの波長が合えば、彼女も少しは気が紛れる。
客の要望で仕方なく体を預けているだけかもしれない。そんな心配をしながら、それでも彼女に気を使いながら弄ぶのである。
しかし、乗りすぎてはいけない。なぜならば、洞窟探検はできても、最終的にボク自身が侵入できて、くまなく探索できる訳ではないからである。結局のところは悶々として終わることは理解しなければならない。だからこそ、この続きで焼肉に誘いたくなる。という手順なのだ。ボクは、洞窟探検をそこそこにして、彼女の甘い口づけと何とも言えない芳香が漂う胸の膨らみへの訪問で満足しなければならなかった。
これがこの店のシステムの最大のポイントなのである。
あるときヘルプに来た貫禄のあるおねいさんの嬢が言ったことがある。
「ここは風俗ではなく接客業なのよ。」
別に叱られたわけではないが、ボクにとって目からウロコが落ちた瞬間でもあった。
確かに客も嬢も互いに接する部分があるので、まさしく接客業とはよく言ったものだ。
完全に納得できた。だからボクはミホに接触するのである。
なにわともあれ、ボクぐらいの中年齢層になると若い女の子の肌の感触なんて、それ自体が異常事態みたいなものだから、若干気が狂っていると思われても仕方ないのかもしれない。それでもなるべく理性を保つようには努力しているが。
そうしているうちに、本日の悦楽の時間がまもなく終わりを告げる。
今日は延長せずに帰る予定である。
「もう帰るん?」
一応営業用のセリフだけはちゃんと覚えたようだ。
「今日あと2セット延長して次の機会に来れなくなるよりも、今日はこのまま帰って、また二週間後にちゃんと来た方がええやろ。」
基本的にはボクの懐具合との相談なのだが、まさかキャバに溺れて破滅する道だけは避けねばならない。そのためにも、使える小遣いをちゃんと企画立てて使わねばらならないのがサラリーマンの悲しい部分でもある。
それでもミホは、
「ウン、わかった。また来てな。」
と、無理には引き止めない。噂では、かなり強引に常連客を引き止める嬢もいるらしいと聞いたが、ボクならそんな嬢はお断りである。その代わりに、ミホのところへは出来るだけコンスタントに訪れてあげたい。あの美しい曲線美を無条件で提供してくれているのだから。
そしていつものように後ろ髪を引かれながら店を後にする。
ときおり霧雨が街灯を滲ませる五月の夜だった。
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