第24話

創太はこれから仲間となるユリアを前に自己紹介と軽く質問コーナーを設けた。


創太はユリアにこう説明した。


・自分は「勇者」としてこの世界に呼ばれたこと。

・自分は一人このダンジョンの奈落に落ち、アルと出会ったこと。

・そしてそこでアルと戦い、創無神になったこと。


アルからは

・自分はここの迷宮の管理者だったこと。

・前の創無神だったこと。

などを話した、ユリアは真剣に2人の話を聞き涙したりしていた、ユリアは優しいなと創太は思った。


そしてある程度の自己紹介が終わり、90層のボス部屋から出たところで

{やーっとつながりました~。創太、お元気ですか~シャネルですよ~ってあら そちらの可愛い方は…はっ、まさか創太の愛人――}

{そんなことは無いから安心しろシャネル、で何でこんな遅かった?取説置いておいただろ}

{いや 実はこういう魔道具は苦手でつい時間が、所で貴方のお名前は?美少女さん?}

「はい、こんにちはシャネル様、創太から名を貰いましたユリアと申します」

{いやあ私の名前を知ってるなんてうれしいわ、ところで創太から名を貰ったってどういうこと?}

{そのまんまの意味だよ 前の名前はいらないから、創太が思う名前を付けてくれって}

{ああそうなの、何でそうなったのか、じっく~り。聞かせてもらいましょうかね}


と威圧気味だったので説明する、ついでにユリアの過去も含めて説明しよう。




{なるほど、ユリアちゃんは相当壮絶な過去を過ごして来たわね、災難だったでしょう。だけど今からは二度目の人生よ、楽しく歩んでいきなさい、そして私も創太 アル ユリアちゃんにマーカー付けたからいつでも観察できるわよ~、特に創太。私に見られてもいいような行為を心掛けなさい}

{俺がそこら辺の対策をしてないとでも?てれてれってれ~、遠隔操作リモコン~!}

{なっ、せっかく創太の様々な行為を見ようかと思ったのに!あらっ画面が!ちょっとだんだん消えて…創太~!プツっ}




みんながシーンとする中で創太は

「害悪は消えた…行こう」

とそっと90層のボス部屋から出た。




89層に入る前に創太がユリアに、

「少しユリアを強くさせるために体の一部に紋章を刻んでいいかな」

「紋章って?…(創太説明中)」

「んっ それなら全然大丈夫、やっていいよ」

「じゃあ背中見せて、そこに刻むから」

ハッキリいってユリアの背中はすごく美しかった、モデルとか目じゃないぐらいのスタイルの良さを創太は改めて見つめることになるのだった。

「はいっ これで完了 ついでにステータス見てごらんよ」


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ユリア

種族 吸血鬼 職業 神子 レベル200


ステータス

筋力: 1030(解放時15京)

体力: 1080(解放時15京)

耐性: 1050(解放時15京)

敏捷: 1240(解放時15京)

魔力: 14570(解放時15京)

魔耐: 14570(解放時15京)

スキル

全属性適正+神術(人版)

全魔術完全防御+神の加護

魔力回復速度×100

再生

魔力吸収

緊急時ステータス1万5000倍

限界突破

金剛

緊急時神障壁展開


称号

魔神 

神の使い

創無神に仕えし者

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アルも唖然としていた アリーは顔に出すタイプではないと創太は思っていたが、ここではアリーも顔を唖然とさせていた。


「創太毎回思うけどすごいね、ほんと、なんか見たこともないスキルが混ざっているんだけど、ってゆうか過保護だね」

「まあ仕方ない、死んじゃ困るからな、仕方ない」


なぜ仕方ないと2回言ったのはおいておき、まずあの見たこともないスキルの正体だが、分かる人は分かると思うが一雫だ、創太が一応頼んで置き、様々なスキルを創ってもらっていた。最近は出てきていないがその眷属の数は4桁を突破しているらしい。


何を考えているか分からない奴だが、あいつはいわゆる俺の意志をコピーしたもの、そしてあいつの栄養は俺に尽くすこと、俺の害になるようなことはしないと思うが…少しわからない。


「ねえ…創太、やっぱりプロポーズ?」

「うん、違うな」

ともう慣れてしまった(まだ2度目だが)いつも(なのか)の返事で返す。


「じゃあ行こうか、今回はもう俺も地上の空気を吸いたいから10分で5層攻略する。あとユリアのステータスは解放しておくから存分に暴れろ!」

「「オオーーー」」

とのこり5層の迷宮攻略が始まった、がそこで話の腰を折ってきたのが一雫、普段ならそれはあり得ないが今回は違うようだ。


「こんにちはマスター、今は念和ですが、マスターのスキルの進化、いや神化が促せますがどうしますか ちなみに2つ」

「ちなみにその2つはなんだ。一雫」

「創無神眼と使徒創造神軍化でございます、マスターのステータスから念じてもらうか、私の方で対処させていただきますが」

「じゃあ頼むよ、神化させておいてくれ、すぐできるか?」

「YES マスター!今すぐ・・・できました、ステータスを確認しておいてください」


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ステータス

中宮 創太


(省略)


スキル

創無神眼Ω

見たいものは創無神の名においてなんでも見ることが出来る。

例 過去、未来、人の一生、人の記憶、誰かが今考えていること、この世界の概念、尚見れるものの大きいほど魔力を使う。


精霊神の眼Ω 解放

裏のチャンネルに精霊神を最大30桁まで放つことが出来、その精霊一つ一つが創無神眼のスキルを持っている。なお精霊には細かな指令を出すことが可能、その精霊の五感を使役している者が体感することが出来る


ディスプレイ表記 解放

精霊やスキル所持者が見たことのある景色をディスプレイに表示することが出来る







使徒創造神軍化Ω

使徒を創造し、その創造した使徒を眷属にすることが出来るスキル。なお使徒同士 

神と使徒の間には特殊なパスがつながっており、神からのサポート、念和などの神が使徒に対して行えると思ったことすべてができるスキル。


使徒構造設定変更 解放

使徒に対する全ての情報を書き換えることが可能になる。

例 使徒のステータス変更、種族変更、性別変更、生死変更―――


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これを見たアルはもう、何かすごいほどの鳥肌と冷や汗が出ていた、少しアルの頭を創無神眼で覗いてみる。


{やばいやばいやばいっ!!あんなスキル持っちゃってるよ、てか普通の神でもそこまでのスキルは持っていないよ なに創ってんだよっ!怖いよお~~~}




もう見ないことにしよう。

「さあ、次の階層へ改めて行こうか」

という創太の声で無事、アルは平然を取り戻すことが出来たとさ…。

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