第25話

次の階層の魔物は90層と何ら変わらないほどの強さを誇っていたが、創太達には何の問題もありはしない。いつも通りの蹂躙劇だが、創太だけは創無神眼のテストを兼ねて89層の魔物の魔物全てを見ていた。ステータスもそこまでのことにはならないだろう…と。だが違った。基本的に迷宮の1層あたりの魔物は50~100体が普通だ、だが今回は事情が違った、なぜなら創太達が壊滅的に追い込んだ迷宮はその形を維持しようと魔物を増やし迎撃態勢を整えようとその数を10~30倍にした。

そこには透明な魔物もいたが、それを全て創太が見た、見てしまった。そしてステータスを見たということは……創太はRIA BOOSTの使い方も訓練していたため、無意識にスイッチのON・OFFができるようにはなっていたがそれも1対1を想定した話。1000体前後を見ることになるとは思ってもみなかったことだろう。ある程度はストップがかかっていたがそれでも凄いことになっていった ちなみに見た魔物一覧がこちらだ。


ボロウ×146体

フェアリーキング×129体

ノーキング×113体

グラム×133体

その他キング系約120体

その他フェアリー系約140体


ちなみにこの層はキング(様々な)とフェアリーが9割を占めていた、ちなみにスキルは全て一雫が保管してあり、何かあった場合は使えるみたいだ。


創太は声を出せなくなっていた…自分のステータス欄の値を見て、



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中宮創太

職業 創無神 種族 神 レベル??????????????


ステータス


筋力: 1060×0*1700桁

体力: 1090×0*1700桁

耐性: 1080×0*1700桁

敏捷: 1050×0*1700桁

魔力: 1090×0*1700桁

魔耐: 1090×0*1700桁


ステータス

RIA BOOST

WORLD EDIT

魂ノ力ヲ顕現セシ者降臨

神術

神武

神転移

超神化

神の障壁

創無神眼Ω

使徒創造神軍化Ω

一雫


称号

異世界人 創無神 神殺し 



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創太はこのステータスをアルに見せる。


「あっ その*みたいなマークはこれがっていう意味の記号だから、多分俺のステータスは0が1700桁分ってことを表示してるんじゃないか?正直俺も見た時は言葉が出なかった」


それを聞いてアルは創太の方からステータスの方へと首を向ける、多分「ギギギッ」って音がしてもおかs「ギギギッ」…本当になってしまった。


「えええええええええええええッーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」


もちろんアルは多分聞いたら小鳥が何羽か落ちるぐらいの声で叫んでいた。



ちなみに見た魔物の平均ステータスは10000、90層のは12000なので若干下がってはいる。




もちろんそんなもう人々の数えられる値に入らなくなるぐらいのステータスを手に入れた創太がこの迷宮を突破しようとすればもう終わってしまうだろう…この迷宮が。




そして創太は足取り重く探索を開始する。89・88・87・そしてついに86層を攻略、いや瞬殺した。ちなみに創太が一切の躊躇なく、さらに魔力を必要としない神術に無理矢理魔力を込め完成した魔法がこれだ。


「虚無消去―(ワールドデリート)-」


ハッキリいって威力は壮絶だった。86層がすべて消滅し、歩けてはいるが、創太の魔法「浮遊魔法―(ザ・スカイウォーク)-」を使っているに過ぎない。多分ある程度威力は抑えてあるので、この階層しか被害は無いと…思いたい。


とにかく85層の扉に着いたが今回の扉はいつものと違う、なんか生活感あふれる様な木の大きなドアだった、理由をアルに聞いてみると、


「この人工知能は僕の神招来ノ義の神レベル級のモンスターなんだけどそいつは「竜人」をイメージして創ったから自我があってね、そしてある程度の自由も保証したから、多分その竜人の趣味じゃないかな」


とアルからの説明が終わったところで皆が皆武装して恐る恐るドアを開けると、そこには




見るからに立派な竜と、頭から角が生えた男が立っていた。

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