第17話
「やあ。やっと起きたね創太君。どうだった?創無神シャネル様は」
「何というか…拍子抜けだった」
「————アハハハ!やっぱりキミは面白い!僕の感覚で言えば一番尊敬する一人だよ、シャネル様はまあいいか、じゃあ僕の用事は終わった。キミを地上へ送るよ、準備はいい―――」
「…ちょっと待ってくれ。アル」
せっかくの地上。その道が長く渡って遂に開かれた。だが、それはほかでもない創太の手によって止められた。
「うん、何…ああっ、寂しくなったのかなあ、うん?え?」
「はぁ…本当に何言ってんだ。コイツ」
「ああ、そうかそうか、図星だなっ!」
「もういい。なんとでも思ってくれていいが、少し地上に出る前に準備をしておきたい。ここは最適だ―――—だから、もう少しここにいてもいいか」
「はあ…僕もここから出られない身。キミといると楽しいからねえ、まあいいよ。しばらく宜しく創太」
こうして、創太は地上へと出るための準備を進めるべく、もう少しだけこの因縁深い『創神の塔』へと潜り続けることが決定した。
◇
それからしばらくがたった、創太は来る日も来る日も過ごしては新たなスキル、道具などを<WORLD EDIT>で作成していた。
まず今の創太のステータスをお見せしよう、ちなみにあのスキルの時よほどのスキル以外は消し飛んだ。さらに言うと、そのせいでインベントリの指輪も壊れてしまっていた、もう一回作らなければならない。面倒だがやるしかない様だ。
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来宮 創太
職業 創無神 レベル ??????
ステータス
筋力:約1000京
体力:約1000京
耐性:約1000京
敏捷:約1000京
魔力:約1000京
魔耐:約1000京
スキル
RIA BOOST
WORLD EDIT
魂ノ力ヲ顕現セシ者降臨
称号
創無神 神殺し 異世界人
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そして 今回創りたい物一覧だ。
スキル最適化。
魔法系スキル。
進化系スキル。
剣術 武術系スキル。
索敵 魔眼系スキル。
転移などの移動系スキル。
耐性スキル。
召喚系スキル。
新たなる武具。
ポーション系の道具(エリクサーみたいな物を創りたい)。
インベントリの指輪。
これが今回の地上に出るまでに作りたいものだ。正確には前まで持っていたスキルの機能をそのままに便利かつ万全な状態で迎えたいのだ。
そしてあのスキルの名を口にしようとする。すると
「またどこか行くの~創太君、そろそろ教えてよ~そのスキル~」
アルが気怠そうな、それでどこか期待を込めた声色がそう話しかけてきた。そういえば教えていなかったな。とふと思った創太が、まるでいたずらな目を浮かべてアルの方を見つめる。そして
「ああそうか知らないのか、俺のスキル、ああいいぜ。教えてやるよ」
と言ってアルの手を掴み、
「WORLD EDIT」
そのチートスキルの名を口にした。
◇
「う、うん。ここは…どこ~?創太ー?」
「ここは神域――――私が住むところですよ、アル」
「うん、えっ、まさか―――創無神シャネル様っ!」
「はい。私ですよ、アル」
「えっ、創太。ここって」
「ああそうだ、神域だよアル、俺も前にここに来たんだ————それとスキルの説明をしようかアル、スキルの名前はWORLD EDIT。効果は、自分の世界を創ってその世界に入り、その世界から知識を吸い取り「無」から全ての物を創れるという能力だ」
「えっ……それって、俗にいうチートじゃないの、創太、ねえってば」
「ついでに創太のその能力は私、シャネルの能力の強化版ですよ~」
「そうだ。そして、この能力と匹敵する力のある能力がもう一つある」
「えっ————————」
「ええ、アル。わかります。その驚き方は私も、自分の身を以て体験しました………」
「そうか、そうですか。そうですよね、シャネル様」
「はい。そうです———創太がおかしいだけ。なんです」
「おい、さりげなく俺の事を馬鹿にしてただろ—————でも、俺の能力に関しては大体話したから、作業を始めても大丈夫そうだな」
「それで今日創る物は何ですか?創太」
「ああ、基本的なスキルの整理と、それよりも強いスキル。後武器かな。じゃあ始めて行こう」
と 創太はここの知識に必要な要素を吸い取る。その要素は億を超え、兆にまで届こうとしていた。そして、その要素を創太が扱えるよう形にしていく。
「すごい……」
「何回も見ているけど、やっぱりすごいですねー創太」
そしてできたスキル一覧がこれだ。
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スキル
神武
神の力を余すこと無く武にした 神だけが使える全ての武の頂点
*神武器創造
ランク10までの武具を 魔力無しで創造し それ以降のランクの武具は魔力を使って創造することができ さらに 自分の意志で視認できる範囲で空中にも 地中に出すことができる そして自分の意志で 何本でも扱える
*神拳創造
自分の拳の波動などを魔力無しで創造し 視認できる範囲でその波動を出すことができ視認できる範囲に生物がいれば 自分が拳に与えるダメージを衝撃波として
出すことができる
*神武招来 解放
自分が扱う武の技全てに置いて達人以上で扱うことができる
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これをアルやシャネルに見せると、
「なんか...怖いよ、僕の迷宮でも多分キミなら1日で攻略できるだろうね」
「これは絶対に相手にしない方がいいですね」
続いて作ったスキルはこれだ。
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スキル
神術
神の域に達した者だけが使うことができ 人という種族には使用不可な第10階梯魔法以上の威力がある魔法でも イメージだけでその魔法でその魔法が扱え
無詠唱で なおかつ魔力消費0で使うことができる
*同時詠唱 解放
全ての魔術を 最大5桁までなら同時に放つことができる
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「うん。僕もう驚かない、絶対」
「私もそうしましょうかね~」
「よし次のスキルだ」
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スキル
創無神眼
見たいと思ったものが全て見える。偽装スキルもすべて無効になり、過去・未来に置ける様々なものを見ることができる。
*透視 解放
半径10kmまでなら魔力無しで見ることができ、それ以降でも+10kmから魔力を使ってみることができる。
*千里眼 解放
6桁kmまでなら魔力無しで見ることができ、+1桁追加するごとに魔力を消費して見る事ができる。
*創無神の真眼 解放
自分の五感をつかさどる精霊を10桁まで送ることができ、自分の意志でその精霊に指示し、様々な所に行くことが出来る。『~を追いかけておけ』『ここで待機』などの事細かな指示が出せる。だが精霊が宿主を認めていない場合襲われることがある
*邪神の目 解放
自分のステータス・スキルの偽造ができ、実力も偽装することが出来る。
さらにそれはどんなスキルでも看破することはできない。
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「うん。さっきの神武と合わせると、もう最強だね」
「ハイ、ソウデスネ」
「えっ、なんかカタコトになってるって!シャネル様 シャネル様――――」
「じゃあ、次行こうか」
使えるものは使うのが創太のポリシーだ、遠慮なく使わせてもらおう。たとえそれが創無神でも噴き出す最恐スキルだったとしてもだ。
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超神化
常時全ステータスを10倍し 任意で一時全ステータスを50倍し
*危機進化 解放
スキル所持者の体力が50%を切るとステータスが10倍
30%を超えると30倍
20%を超えると40倍
10%を超えると50倍
*神化
任意で発動でき 1時間だけ 絶対に相手に勝つことが出来るスキル ステータス
を与えられるが その後は地獄の苦しみが数時間続く
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「アハハハハハハ、もうもう驚かないよ~僕は~~」
「ああ、そうですね~~」
「ああ、もう壊れ始めたわ————見せるのやめよう」
こうしてアルやシャネルが壊れている時に創ったスキルがこれだ、どれもその名にふさわしい極悪チートスキルとなっている。
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神転移
神が地上に顕現するがごと神の転移を行使することができるスキル。
10桁kmまでなら魔力無しで転移することができ、10桁追加ごとに魔力を必要とする
*帰来転移
一度言った所なら、魔力無しで転移することができる
*転移範囲変更 解放
転移範囲を5桁までなら転移することが出来、人・物にも転移を行使することが出来る
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神の障壁
神が絶対的であることを証明するような、そんな皇后しい神だけがもつことのできる障壁
自分の全ステータスの合計値×100以下の場合は全ての状態異常・魔法攻撃
物理攻撃を無効化する。
*神の障壁展開
神の手により地に結界の様な障壁を5桁まで展開することができ、自分が念じると動く
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使徒創造神軍化
神が自分の部下を創るために用いられたスキル。このスキルを使うには神の中でも
最上位神のレベルしか使えず、そのレベルに満たない物が半端に使えば、自分が
そのスキルに縛られてしまうことになる。
自分のステータス以下であったら魔力無しで創造することができ、自分のステータス以上なら魔力を使い創造することができ、そして自分の使徒に加えることができる
使徒化 解放
使徒対象者に神が使徒の紋章を体に刻むことによって、使徒の待遇を受けることができる。
なお紋章を刻む場所はどこでもよく、紋章を取ることもできる。さらに見えなくすることもできる。
*使徒管理 解放
そして使徒なら、神であるスキル所持者がステータス・スキルなどを与えることができその逆で奪うことも可能。そして神に対して使徒は一切合切のいかなる攻撃も通用せず、逆に与えたダメージが自分に帰って来ることになる。
*使徒通信 解放
使徒との間に特殊なパスを結ぶことにより念和が可能になる。
*使徒進化 解放
使徒のステータスが常時1倍~20倍に変更可能。
(倍率の有無・倍率の変動・倍率対象者は全て一括で神が設定することができる)
*種族進化 解放
さらに神であるスキル所持者は生物を生まれ変わらせられることもできる。生まれ変わることによるメリットとしては生物特有の弱点や問題。生物・種族レベルでの強化などが出来るようになる。
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「何か、これが一番チートだなぁおい…後で使徒創造してみるか」
そして最後はスキル最適化のスキル。だが、創太には嫌な予感がひしひしと伝わってきた。自分の全てが見られるような、値踏みされているような眼が、全身を隈なくみられている。そんな気分へと陥りつつあるが、それでも負けじとスキルを創る。
「こればかりは想像できないな…まあやってみるか」
こうしてできたスキルがこれ。
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スキル
神の人工知能
このスキルは一切が不明、創無神・中宮創太だけが所持できることができる以外一切合切全て不明。
創無神・中宮創太が望むことを自分の方法で可能な限りでやろうとすることができる
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「なにこれ……一切分からん」
しばらくこのスキルを見てみると、耳元に、それも創太にしか聞こえない耳奥で音がする。こうして創太が耳を澄ませると次のような声が聞こえた。
『メインデータ…セットアップ完了。システム起動―――オールグリーン、マスターの存在を確認 おはようございます。マスター』
「ああ、おおッ、おおおおおッ、おはよう。というか」
『名はありません、マスター、貴方が付けてください』
唐突に現代のパソコンさながらの機械声とメッセージが強制的に脳内に流れてきたかと思ったら、スキル名の通りまるで人工知能のようなその声の主は、さっそく起動して名前を要求してくるという不可思議な現象に創太は四苦八苦しながら、とりあえず名前を付けることにした。『神の人工知能』と会話する際に呼び名がないと不便だと考えたからだ。
「おお………センスは無いけど勘弁してくれよ。……じゃあ「一雫」。一滴はどうだ?嫌だったら変えるけど」
『…とんでもない。気に入りました。―――「一雫」今からそうお呼びください、マスター』
「一雫」となずけられたこの人工知能は、抑揚のない女の人の声だった。
「じゃあ……一雫、お前にできることはなんだ?」
『マスターが命令し、私にできる事なら、何なりと』
「じゃあ命令だ。一雫、今から俺のスキル全般の管理、基本的スキル制作、俺が言ったスキルの制作。その他+俺の言った命令も受けてもらう。できるか?」
『YESマスター。スキルの管理、制作ならできます、マスター。マスターのスキル、<WORLD EDIT>はマスターが許可さえくれれば、魂の根源としては同じである私もマスターの世界に入れます。だからマスター、許可をくれれば貴方の手や足になりましょう。私の生きる価値は、マスターに仕える事こそが私の命なのです』
「分かった。許可しよう」
『ありがとうございますマスター、基本的に私はいつでも今でもマスターの世界に入ることができましたが、許可をもらうことで気兼ねなく入ることが出来ましょう。ありがとうございました』
「了解。いまは少し一雫は準備をしておいてくれ、俺の命令があってもすぐ動けるように、な」
『了解しました、マスター。—————それと、ある程度私の方で、勝手にある程度スキルを創ってもいいですか』
「ああ、構わない。それが俺のためになるのなら、ちなみに何だ?そのスキル」
『私を進化させることができるスキルを創造しようと思っていますよ、マスター』
「あっそう、でも一応報告はしろ」
「YES。我がマスター」
そして『神の人工知能』こと「一雫」を入手する事に成功したのを最後にスキルの創造は一度ストップ。次は武器を作るべく構想を練り進める。
「スキルは出来た。じゃあ武器なんかを創ろうか、武器と言ってもどんな武器にしようか……やっぱり剣と銃だな。で二刀流。じゃあ剣と銃を一つにして……」
こうしてできたのはこの武器だ。
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武器
神剣銃・黒
所持者登録
所持者しか持てないようにし、登録者以外が仮に持てたとしても激しい痛みに襲われる。さらにペーパーナイフぐらいの威力しか出ず、魔力も通せない。
顕現
「顕現」と念じることで所持者登録した武器が手元に現れる。
魔法剣・魔法弾
剣や銃に魔法を纏わせることが出来る。威力は魔法の約数倍に及び、さらに
魔力そのものを銃剣に通すことで魔法そのものを強化することができる。
進化
所持者が使えば使うほど、持ち主に合わせて進化することができる。
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武器
神剣銃・白
所持者登録
所持者しか持てないようにし、登録者以外が仮に持てたとしても激しい痛みに襲われる。さらにペーパーナイフぐらいの威力しか出ず、魔力も通せない。
顕現
「顕現」と念じることで所持者登録した武器が手元に現れる。
魔法剣・魔法弾
剣や銃に魔法を纏わせることが出来る。威力は魔法の約数倍に及び、さらに
魔力そのものを銃剣に通すことで魔法そのものを強化することができる。
進化
所持者が使えば使うほど、持ち主に合わせて進化することができる。
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「よしっ……黒・白、よろしくな」
『よろしくお願いします、主』×2
「……何でお前ら喋れてんの?」
『進化しました』
「随分と早いな……」
『現在は我々が常世に生み出された、所謂赤子の状態、今からマスターに使われるにあたって、様々な準備の段階となります————進化成功。我々2振りの刀。黒と白はペアリングを成功。お互いの武器が持つ能力・スキルの共有が可能になりました』
「進化が早いのはさすがだが…はぁ。やっぱり<WORLD EDIT>がチートなんだと俺でもわかる。————スキルは基本的に共有しておいてくれ、後進化した時の変更点は細かく言ってくれ、戦闘になるとき知っていないのは辛い」
『はい。主』×2
そしてステータスの確認をする。創太のステータスはこんな感じになってしまった。
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ステータス
来宮 創太 職業・創無神 レベル・???????????
ステータス
筋力:約1000京
体力:約1000京
耐性:約1000京
敏捷:約1000京
魔力:約1000京
魔耐:約1000京
スキル
RIA BOOST
WORLD EDIT
魂ノ力ヲ顕現セシ者降臨
神術
神武
神転移
超神化
神の障壁
創無神眼
使徒創造神軍化
一雫
称号
異世界人 創無神 神殺し
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