第4話

この異世界にきてから約1週間がたち、王国の騎士団長は勇者の訓練をしていた。創太は訓練をしても意味がないので図書館に行き知識をため込む。どうせ訓練所に行っても訓練用の木刀で叩かれるだけなので、創太としたらこれが一番落ち着く形だったので異論はないが、




ため込んだ知識によると、この世界をウラウドスという世界らしく、人間の他に獣人。精霊族(わかりやすく言うと地球でいうエルフがそれにあたるらしい)。そして今侵略しようとしている奴らが魔人。の合計4種族で、大陸を一つずつ持っているらしい。




大陸の大きさは、人族。魔人族。獣人族。精霊族の順で大陸が小さくなるらしい。




そしてここには異世界にはおなじみの奴隷制度が存在していた。創太は「人道的ではないけど、見てみたいよな、特に獣人の奴隷とか、ケモミミとか」などと小声で話していたが。




そして、この異世界には、もちろんお約束の魔術があるらしい、属性は火・水・風・地・光・闇。そして魔術適正無しの無属性。この異世界の人たちは1属性は持っているみたいで、中でも光、闇はレアらしく中々扱えるものが少ないので重宝されている。他にも固有魔術というスキルの様な魔術もあるらしい。



勇者は全員最低2属性、中でも魔術に特化した者は全属性は持っているらしい。だが創太は案の定属性0。つまり属性魔術は使えないという事だ。



そしてここ 異世界の時間は一日24時間で、一週間があり、一年365日と地球と変わらないそうだ。そして一週間の呼び方は火 水 風 地 光 闇 無という順番に月 火 水……という順番になっている。




これが創太が大体2週間の間に身に着けた知識だった。











そして創太以外の勇者がが訓練を初めて約2週間余りが経過していく———。


そしてついに2週間後。RPGなんかのゲームでは誰もが聞いたことのある単語を、ついに異世界という創太がいるもう一つの世界で、現実として聞くことになる。




「このグリューン王国には迷宮があり、今日はそこで訓練する」




といい落ちこぼれである創太もいくことになったが、もちろん王国騎士三人に厳重に守られている。




(はあ————)



『迷宮』——という気の抜けない所だろうとため息がつかずにはいられなかった。







そこの迷宮の名前は「創神の塔」という名前で、1層かおよそ100層あるといわれており過去にプロの冒険者の最高記録が51層だったといわれており、騎士団長曰く。


*この迷宮は10層ごとで区切られているらしく1~9層は普通の迷宮で10層にボスという感じなのだが、10・20・30とボスがいるのだが、2桁の層(11~19という感じ)はとあるギミックがある。

*その区切られた層のボスを倒さないとそのギミックは解除できないらしい。

*そしてその51層からのギミックが凄まじいらしく、全く刃が立たなかったらしい。




そして「創神の塔」に入る前に団長がこう勇者たちに言い放った。




「みんなも分かっていると思うがこれは遊びでも訓練でもない。ここでは戦闘をする!もちろん私達も最大限サポートし続けるが、一歩間違えれば死ぬ。その事を肝に銘じてほしい!!」 

「はい!!!!」


と元気のいい声で勇者たちクラスメイトは気合を込めるように叫んで迷宮へと足を運んだ。




これがクラスメイト、創太の運命をのちに狂わせることになるとは夢にも知らずに、創太はただただ惰性でその死の迷宮へと足を踏み入れる。。

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