こういう頑張り方を激しく間違えている感がある男子、大好物です。すごくカッコいいんだよなあ。ぜひ連作などで読みたい二人です。
平成序盤の夕方アニメを連想させる傑作。なにより科学者のクソ真面目ぶりと資源の無駄遣いぶりがイキイキと(?)流れてくる。 こうした作品では尺稼ぎにエキストラの絡んだ会話や演出が出てくるものだ。本作ではそれらは必要最小限に抑えられ、科学対魔法の決闘が簡にして要を得る筆捌きをもってズバズバ斬り込んでくる。ちゃんと無関係な人間を巻き込まないようにするのがまた志高い。 誰でも気軽に楽しめる真の娯楽活劇である。