がむしゃらに突っ走る学生達。ゴールテープはまだ見えない。息が上がりそうになるが、止まる気配は微塵もない。他人は首をかしげ、何故そうまでして走るのかと意地悪に尋ねる。耳を貸す値打ちもない。理由など一つしかない。ゴールテープの向こうにいくのだ。隣で走るあの人と共に。