第257話

 真野めぐは本を手に取った。

「ン…、『名前のない悪魔』……ねぇ」

 表紙を一瞥いちべつした後、パラパラと少し中身を読んだ。



 夏の日差しが眩しい。僕らはカバンを取りに教室へ戻った。

 教室ではニヤニヤして蒲生がもうが近づいてきた。

 

「よォ~…😁🎶✨ ラブリと二人でどこ行ってンだよ……❓❓」

 馴れ馴れしく肩を組んだ。

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