第6話 信仰告白
「キミにも信仰があるだろう?」
そう聞かれて、わたしは自分の信仰とは何かを改めて考えた。
しかしそこで出たわたしの信仰とは、正月の賽銭箱に五円玉を投げ込んだ見返りに一攫千金を古代神に申し込むものであったり、羽生系アイドルのチケット獲得をヘソクリ以外の方法によって賄いたいとするご夫人たちの祈りとそう変わらぬもの――。
また彼のいう「勃起を継続することが、神の使命である」という信仰について、些か初心者であるわたしは、彼の放つ言葉がにわかには受け容れ難く感じていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます