01章-030:ふざけろ


 テロ中年の使っている歩法。

 人が駆け出すための前準備や挙動を無視した、「突然移動し終わっている」現象は、何となく「縮地」というスキルに似ているといえば似ています。

 だけどあれも直線の移動を前提としていますので、今のような、


 曲線を描くような、氷上をスケーティングしているような動きや――

 移動最中に突然直角に曲がり、さらに直角に曲がり、ジグザグにめちゃくちゃに滑るように移動する動きとかは――


 それは「縮地」じゃなくて別の何かです。

 ヒューマンスキルを極限まで極めたら、もしかするとできるかもしれませんが、「NPC」がヒューマンスキルを極めるって何でしょう。強敵となるNPCはもちろん設計されていましたが、それはスキル自体が強いのであって、NPCにヒューマンスキルといった言わば生ものを備えさせる設計なんてなかったはず。

 ――まさかプレイヤー? とも一瞬思いましたが、それはさすがに違うと思います。瀬稲含め私もここに入りこめている以上、新たなプレイヤーが入っているというのは検討の余地がありますが、彼の超技巧は昨日今日この世界に参画しただけの人間に発揮できるレベルでは、間違いなくないです。

 そして、昨日今日ではない、「それなりの期間」をプレイヤーが費やせたはずも、やはりない。

 少なくとも一週間前ほどはこの世界は完全に独立していた。詳しい説明は省きますが、この2年、このUQは外部から完全に凍結状態にあったのですから。

 外部から凍結されていただけで、その間もUQの内部は元気に稼働していた模様ですので、テロ中年はその間に何らかの方法を用いて、ここまでのスキルを育て上げたのでしょう。

 

 ガィンッ! ゴッ! 


 いや。何らかの方法って何なの――


 ギォンッ! ギッ! ギッ! 


 というか、まぁ、そんなことより――


「あっはっはぁ! 素敵ねぇ! 素適じゃないの、ねぇ!?」

「うるせぇ! バケモンが! 斬撃を空手でいなすんじゃねぇよ!」


 この淑女子、めっちゃ黒幕サイド臭いですね。


 なんか、管理者権限を使っているNPCの関係者だし。

 腕どころかさっき足でも斬撃受け止めて、当然のように金属音だし。

 年に似合わない落ち着き払った態度に、よく考えたらこの女子が現れてから間もなくのさっきの「デリート」現象でした。

 考えれば考える程、彼女の黒い部分が広がっていく。

 フォローするような言葉や証拠が思いつかないのは、もう私の中ではグレーではなく既に真っ黒だからか。そもそもそんなものは存在しないのか。


 ーーパチュンーー


 .........。


 ――本当にそうでしょうか? 


 ――………。


 ――いえいえそんなはずはありません。

 今まで接してきた限り、彼女がそんな悪性な人間なはずないじゃないですか。


【システムメッセージ:―――! ―――!】


 ………?

 「はず」?


 ――ああ、そう。そう………彼女は悪くない。

 

 うんうん。

 ちょっと結論を急ぎすぎですかね、私の知らない事情があるのかも――

 って。はっはっはっはっ。

 

 ――ナンダソレハ。

 ――何だこのぬめっとした思考。

 突然自分が普通に立っていると認識していた地面が豆腐のように崩れる事を想起させる、不確かな自分の思考。

 今の自分への信頼性が突然暴落する。

 その不安定な感情が、心にまで作用し、足が沈むどころか、その足ごとぐにゃりと曲がり内臓が無重力空間に放り込まれぐちゃぐちゃになる空想が脳裏を埋め尽くす。

 気持ちが悪い。どれだけ「ハズ」止まりの理屈を重ねるつもりだ?

 流石におかしい。何が起こってる。


【【【システムメッセージ:ご主人様!】】】


 っ。あ………

 そこで初めて。

 目の前に無数に出現していた、こちらに語り掛けるマブダチさんのメッセージに気付き。そしてそこから世界に色が再度広がっていくように、様々な物が改めて輪郭をもつ様を波紋が広がるように捉えていく。

 つまり、失っていた正気を再度取り戻したのだと気付いた。


 えー………

 ……ちょ、ちょっとストップ。

 鼓動が他人事みたいにドンドコ五月蠅うるさくてかなわないですが、叫びだしそうな欲求が暴れだしそうですが。

 

 まずは深呼吸して。


 そうして落ち着いたら。そうしたら状況を整理といきましょう。


 落ち着いた?

 本当に? 私は誰です? 有馬総一郎。18歳。見た目は少し年齢より幼い程度のそこ等によくいる男の子。

 ここには親友の瀬稲のあれこれに巻き込まれゲーム世界『UQ』に閉じ込められている。

 目標は当面「命を大事に」。

 よし。

 約束通り状況整理に移行しましょう。


 で、何でしょう。何だか、無理やりにでも彼女を肯定しようとする感情があるようですが。

 ここまで覆し難い、彼女が黒である状況が揃って、なおも妄信を欲しがっているような。

 それは何のためだろう。それが馴れ合いを続行したい私の我儘だとしたら、それはちょっと何とかしないとまずい気がしますが、この状況はそういうレベルの話ではないでしょう。

 少し今の状況を見直したほうがいいかもしれません。

 彼女が善人か悪人かはこの際置いておいて、彼女が今「デリート側」だとしたら、その場合この後どうする?

 私を――どうする?


「――考えなさい? 異能の少年」


 緊張が支配し始めた思考内容に割り込んだその言葉は、その緊張の生みの親――淑女子が斬り降ろされた刀を左腕で受け止めた姿勢のまま、こちらを見据えて放たれていた。


「もっと、もっとよ。

 ――もっと考えないといけないわ?」


 まるで歌でも歌うような調べで、彼女はこちらに警告を促す。

 自分の危険性のアピールとは、ずいぶん恐れ入りますが。


「目の前のことだけじゃ足りないわ。

 わたくしの事なんて些末な、「その場で考えればいいようなこと」に誤魔化されてはダメよ?」


 それは、自分がどう思われてもいいから、私に正しい選択を採ってほしい、という偽悪的な言葉のようで。


「――貴方はなぜここにいるの?


 ――貴方はなぜそんなことができるの?


 ――貴方は何を求められているの?」


「貴方は」





 いや。ふざけろ。






「――アイテムボックスOPEN!」

 


【システムメッセージ:格納対象を指定ください】


 その前に私のステータスを見せてください。


【システムメッセージ:ステータスOPEN】


 ギルド登録者名:ソウタロウ=アリマ

 種族:人間

 性別:男

 ジョブ:冒険者

 ジョブレベル:1

 賞罰:なし

 状態:洗脳:思考停止

 』


 『状態:洗脳:思考停止』

 ――やっぱり、何かされてた!

 おそらく、今までのやり取りでゆっくりと術式を進め、さっきの問いかけが最終的な仕上げになっていたのでしょう。滅茶苦茶油断も隙も無い。

「――っ。あら?」

 先ほどの叫びで、こちらが理性を取り戻しかけていることに気付いたのか、淑女子の表情に素の顔が浮き上がる。一度かけられれば自ら破られるはずのない初見殺しの技ですからね。

 しかし舐めてもらっては困ります。こちとら戦闘システムの生みの親ですよ。スキルの抜け穴くらいは熟知しているのです。

 今回喰らったスキルは、『黒魔法』の派生、『幻術士』のものと見受けました。『幻術士』系のスキルは、術者が発動アクションを起こさない限り、こちらの行動に制限はないはず。

 という事で、今のうちに。


 ――格納対象:『私』にかけられている「洗脳:思考停止」状態


【システムメッセージ:格納を――】


「遠慮のない殿方が多いこと。

 女子供に対する態度としては落第点を差し上げましょう」


 こちらの発動の刹那――

 こちらがアイテムボックスを使う仕草は向こうも把握してる――つまり、彼女はそれを許容しない。

 こちらに人差し指を向けて、銃に見立てた『洗脳の発動アクション』を――

 

 だけどもそれを許さないのがもう一人。


「がら空きっ!」


 再度振り上げられた刀を膝で受け止めた状態の淑女子に、今まで刀一辺倒だった攻撃手段から今が好機と見逃さず、大柄な体躯から繰り出される空気を裂くような後ろ回し蹴りを、全く躊躇なく少女の腹のど真ん中に叩き込む!


「グゥッ……!」


 小さい呻きはすぐに遠方に流れ、淑女子の小柄な体躯がラケットから打たれたシャトルのように高速にすっ飛んでいった。

 ……助かった側の意見としては不適切かもしれませんが、本当に躊躇がないのですね。


【システムメッセージ:――実行します】


 直後、がま口が光り、自分の体から健康に悪そうな黒い靄のようなものが噴出し、そのままがま口にスロットインされた。

 途端――


「………。

 なる、ほど……」


 ――ここ最近、いやに冷徹な判断ができているなぁと思ってましたけど。

 村に対する自分本位な考えや、テロ女子の放置、そして一番理解しにくかったこの村への侵入について、全く自分の考えがないわけではないですが、実行に至っているのは、少なからず先ほどの洗脳スキルが活きていた――

 ――いや。

 やめましょう。気分の悪い帰結でした。

 自分を誤魔化すのが相変わらずうまい。


 洗脳なんてただの後押しにすぎません。一連の行動は基本私の判断に相違ないのだから。

 その辺はしっかりしていきましょう。

 今は、それより考えないといけないことがあります。


 本気でNPCに洗脳されかけた。

 自分の意志を蔑ろにされ、行動の決定権を奪い取られる。

 この幻術士の洗脳スキルはあくまで戦闘上の行動をキャンセルさせたり、操作したりというだけの技のはずですが、今体験したものは明らかに日常の領域にまで戦闘スキルが侵食しています。

 リアルを追求する瀬稲の理想から行くと、それほど理屈は外れてはない以上、このシステム仕様は元々存在していたのかもしれない。

 としたら、もうここは自分の知っているUQではない、のでしょうか。

 元々あったシステムをリアルに存在する人間(NPC)が、独自に利用し、改革し、進化する世界。

 ただの現実が、ここにある。

 それは、どこかここが仮想のゲーム世界と割り切っていた自分の思考に、冷や水をぶっかけるように感じた。


「新人」


 そんなこちらの葛藤を肌で感じてくれているのか、テロ中年はこちらの視界に入った状態で近づき、下手な刺激を与えないようにと言った気遣いが感じられる。気分は小動物。

 先ほどまで自分の子供でもおかしくない年齢の女子に対して、殺し合いをしていた人と同一人物とは思えません。

 というか、このタイミングでテロ中年との会話しにくいな……。


「先に言っとくが、もうあのウザイ口調はやめろよ。

 お前俺らのことなんだと思ってんだ」

「――あー……」

 口調を偽っていたことは、とっくに伝わって居ましたか。

 正直あのノリをいま再現しろと言われてもしんどいので、ありがたい話ですが、不安もありますね。……どこまで察してもらっていたのか。

 しかし、それをこちらから話題として振るのは抵抗もあったので、まずは真っ先に聞くことであろう、淑女子の現在について尋ねる。

「彼女は、その――」

 とはいえ、これも聞きづらいな。「死んだんですか?」と言うのも憚られるし、大体――おそらくきっと。

「わかって聞いてるな?

 ……くたばってくれてたらありがたいけどよ、無理だろ。

 なんせ」

 ――刀を当てたら「ガギィン」だぜ?

 そう笑って、刀を振る振りをしながら言う彼の頬のあたりに痙攣が見られても、それは彼の肝が小さいことにはならないだろう。  

 テロ中年もそれを誤魔化す気もないのか、張りぼての笑みを引っ込め、逆にこちらに質問をしてきた。

「で、今のうちに聞いとくけどよ。

 ――ありゃなんだ。

 王族の、しかも『泥』関連のやつなのはわかるけどよ。

 あんなもん見たことねぇぞ」

 それを私に聞くのは、彼としては順当なものなのだととても理解するが、とはいえそれは私も聞きたいところ。

 いや。確かに彼よりは、淑女子に関する推測材料は多く持っているでしょうが、システム管理者側の情報なんて話せる訳も、理解できる訳もないですし。

 彼女とは、ちょっとした互助関係というわけでも、もうここに至ってはないでしょう。


「『泥』という呼称はやめて頂けません?」


 そして、もうその声には戦慄しか覚えない。

 その存在の不気味さは、確かに先ほど遭遇した『泥』と呼ばれた方々に通じている。


「明確な名称はございませんが、『王室直下強襲部隊』という所属名はあるのですから」


 想定以上、というか、想定通りというか。

 全く平坦な声と、先ほどまで一緒にいた時と変わらない姿で、彼女は普通に現れた。

 少なくとも、刀と数合相対しているはずのその腕や足辺りのドレスに、綻び一つ見当たらない。

 どういう理屈なのか、特別性なのはその体だけに留まらないとなると、その存在が自分の敵対位置にいることに絶望しか感じない。

 ――別に私この国と敵対したいつもりも理由もないのですけど……。

 そんな風に緊張した気持ちが顔にも出ていたのでしょう、淑女子さんがこちらの顔を伺うと、何とも言えない苦笑を浮かべた。

「……あなたにそんな顔をされても困りますわ。

 はっきり言って、先ほどの幻術がわたくしの貴方に対する最後の対抗手段だったのに、それもどうやら破られているこの状況で、戦慄するのはこちらの方ではなくて?」


【システムメッセージ:確かに】


 ごめん。今ちょっと黙って。

 

「いえ……。無理ですよ、さっきまで普通に話していた人を、その――」

「ここまで意味不明な存在であることを見せつけても、「殺せること」自体を否定しない貴方の優位性は揺るぎませんよ」


【システムメッセージ:それな】


 いけない。マブダチさんこいつは割と殺せる気がしてきた。

 今こそ要件があるときしか話しかけない仕様を思い出してほしい。

 切羽詰まってるのよ。まじで。

 淑女子はアイテムボックスの力でこの場を簡単に片付けられることを、今までの挙動から全く疑ってないようですが、そして能力的にはそれはその通りとも思えますが、やはり使用する本人の資質的にそれはあまり頼りにならない。

 それができるなら、さっきの入り口で遭遇したチンピラたちはもうこの世にいないでしょう。

 正直、その私の臆病さを彼女に悟らせるのはあまりに危険なことであり、それを理解されてしまえば、彼女の言う私の優位性は崩れ、あっさり殺されてしまうかもしれませんが、はっきり言えばそれを隠すのは無駄な努力でしょう。私はあまり演技やポーカーフェイスが得意な方ではないと思いますし、何となくですが、彼女は私に何か用事があるようにも感じるので。

 そもそも彼女は何で私に接触してきたのか。

 ここのことは別に私の案内で来たわけでもないですし、隠れ蓑としても、テロリストの身内なのかよくわからない微妙な立ち位置の私を利用するというのは違和感があります。

 何か別の目的があるとしても、それにしては随分あっさり正体を明かしました。

 ――展開上仕方なかった? 

 それも今までの展開自体、彼女の掌の上で動かされていたとしか思えませんし、であればあのタイミグでのカミングアウトは想定通りのものだとすると――

「ちょっといいか?」

 こちらが少し思考の迷子になりかけていると、刀を淑女子に構えたまま警戒を解いていないテロ中年が、おそらく淑女子にだろう、声をかけた。

「はい?

 繰り返しますけれど、『泥』は勘弁なさって?」

「それは正直どうでもいい。

 俺が気にするのは、「ここの安全」が保てるかどうかなんでね」

 なんとでも呼んでやるよ、と吐き捨てると、刀を揺らしながら、テロ中年は背後を隠すように立ち位置を変える。

 よく見ると彼の背後にはテロ女子がいた、というか縋りついていた。

 相変わらず怯えている姿を見ると、先ほど放置して立ち去ったことが若干胸に来ます。洗脳云々の前にそもそも私が彼女に対し「煩わしい」と感じ、そして見捨てたいという思いがやはりあったのは確かですから。


「改めて聞くが、何しに来た?

 俺……俺ら自身に用ってなら、場所を変えてぇんだが」

 そこまで言って戦闘で対峙するとは別の、昏い感情が瞳に宿る。

「ここの村のやつらは俺らに巻き込まれただけだぜ?

 ここでいう俺らってのは「革命団」と「王族」って事なのはわかるだろ?」

 そういう彼からは、今までの事務的な態度にはなかった、明確な怒りのようなものを初めて感じた。

 短いやり取りの中にも隠し切れない、人の好さを持つ彼が、テロ組織に身を置いている理由が、その辺りにあるのかもしれないが、今はそれは置いておこう。勝手な妄想だ。

 淑女子も取り合う気はないのか、感情をなくした顔で、淡々と告げる。

「なんだか――善人を気取ったセリフに聞こえるけれど。

 この国に所属する村が「国」そのものである「王族」に「巻き込まれる」というのは少し変な言い方ではなくて?」

「国に住んでいる人間を奴隷と勘違いしている人間には、そう聞こえるかもな」

「それこそ貴方たちが言い方に悲劇を脚色しているだけでしょう?

 王族は国の人々の幸せを願っているわ」


 ……。

 何言ってるんだろう。

 政治的な話をしている気もするけれど、まだこっちにきて日が浅い私には、なんのこっちゃかわかりません。

 単にこのままだとお二人の戦闘に村が巻き込まれちゃうから、可哀そうなので場所変えません? という話ではなかったか。

「新人」

 まだその名称で呼ぶんですね。まぁ、名乗ってもないですが。

 とはいえ、この緊迫した状況で私に何の用でしょう。糞の役にも立ちそうにないですが。

「アーレイをちょっと頼んでいいか?」

「ひぃえぇぇっ!? 大隊ちょー!?」

 本人凄い顔してますが、そっちこそ大丈夫ですか?

 彼女にとっては淑女子も私もあまり大差がなさそうですよ。

「すまんが、構ってやれる余裕がない。

 ――先方はどうやらこの村も含めて用があるみたいだしな」

 そう言い、顎でしゃくって近くの藁よりは確りした木でできた小屋を指す。

 そこで二人まとめて隠れていろという事か。

「あの、大隊長さんは……」

「あほう。

 構ってられねぇっつったろうが。

 ――今から大立ち回りだよ」

 そして腰を落とし、重心を少し前方に傾け、いつでも刀を抜き、斬りこめる構えをとる。

 それを特に構えるでもなく泰然と眺める淑女子は、大きくため息をつき、左手を前面に突き出した。

 いわゆる「ちょっと待った」の合図だ。

「何だか、色々誤解があるようですが。

 村をどうこうするつもりはございませんよ」

 それで構えをとるわけではなかったが、テロ中年は特に動きを見せない。「続けろ」という事だろう。

「むしろ、我々王族はテロリストから村を救いに来たのですから。

 勝手に悪者にしないでくれます?」

「救う?

 なんだそりゃ。お偉い様方の間では「殲滅」することをそう呼ぶのか?

 ――この村を焼き討ちにしようとしたのはお前らだろうが」

 

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