vs, ボクらのファイナルバトル Round.7
意思が
惑星が
星々は
宇宙に浮かぶ不定形な光球。
落ち着きのない表層変化を浮かばせる異物。
人知及ばぬ存在──。
かつては肉体を
進化の果て統合された精神集合体──。
そして、宇宙の
小柄な銀髪少女の意識は、
物質的な対面ではない。
距離と時間の束縛も、そこには無い。
純然たる〝
この感覚を前時代的な生態系の観念で把握させる事は難しいが、精神世界での魂同士の邂逅と言えば近いだろうか。
「地球のデータ収集は予定通り完了した」
少女が報告すると、光の
「今回の査察に当たり
白光が不安そうに脈打つ。
「心配無用。今回保護した〈ベガ〉には、私が責任を
本題を
「問題ない。〈ベガ〉同士の対決図式に
結論を求めて膨張と伸縮を繰り返す。
「これは、私的見解。やはり地球人類の連帯向上意識は、まだまだ未成熟と言わざる得ない。もしも、このまま宇宙進出すれば、地球のみならず近域銀河まで実害を及ぼす
納得したかのように鎮まると、続けて英断を吠えるかの
「違う。それは早計。滅ぼすと判断するには、まだ未知数……」
「不要。例え、私の観察介入が無くとも、
宇宙全体の調和を
その使徒として現場観察を
彼等〈
超進化に
それは強者の
この宇宙は──世界は、地球人類の
統てが『パワー・オブ・バランス』だ。
しかし、それでも──。
「
学んだ?
誰から?
その問いには、彼女も淡い苦笑を浮かべるしかなかった。
「たぶん〝
現時空軸へと意識を戻した少女は、小休止として宇宙船のコントロールシートから離れた。
制御室内を低重力任せに浮遊し、
流れ過ぎる星々を眺めるも、そこに地球は無い。
遥か光年の彼方だ。
だが、そこには確実に存在している。
あの青い
あの騒がしい
「
幼き容姿をした〈
「……育乳、頑張れ」
そして、この時、薄く反射する自分を見て、初めて変化に気が付いたのだ。
「あ……私、
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