どうしようもなく"2番目"が好きである―――という、なんとも病的な少年が、1番好きと思える少女に出会ってしまって………というお話。 1番が2番目なのか、2番目が1番なのか。言葉遊びに転がされ続けて、いざ大一番!…というところで、全てをひっくり返してくる作者の手腕には驚かされた。 1番も2番も、好きなものは大事に大切にしたいという、なんとも奇妙な出会いが生んだ、不思議な恋の物語であった。