お祭りドラマチック
今日は七夕ですね。
ちょっと出かければいろんな所で七夕のお祭りがやっていて、梅雨のこの時期なのに少し楽しい気持ちになります。
昨日は出先の商店街で、地域の人がやっている感じの手作り感あふれるお祭りに出くわし、ちょっと覗いてみようかと随分寄り道をしてしまいました。
プロの的屋さんなどは全く無くて、それぞれの飲食店がお店の前に出店をだしていたり、かと思えば金魚すくいなどもあったりして、なんだか不思議なお祭りでしたが、子どもたちは十分に楽しんでいたようです。
ぶらぶらと歩いていたら商店街の先まで来てしまって、来た道を戻るには人通りが多すぎるのでお祭りから一本外れた道を戻ることにしました。
すると向こうから三人の親子がやってきました。先を行く子供は他の子たちと同じように買ってもらった風船を持って何があるわけでもないのに先へ先へと一人で走っています。
後ろを歩く親御さん達は、仲良く並んでゆっくりと歩き、お祭りの空気を楽しんでいるようでした。仲睦まじい両親と、元気な子ども。微笑ましく見つめていると、子供が後ろを振り返って言いました。
「おじさんも走って!!」
え……!? お父さんじゃなかったのか!
特になんの偏見もないのですが、こんなさり気ない一言でわかってしまう関係ってあるんだなと思いました。
あの仲良し加減からすると、近い内に「今日からおじさんが君のお父さんだよ」となる日も近いのではないでしょうか。たった一言で脳内がドラマチックにさせられた出来事でした。
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