第3話悪夢
「冷香!!後ろ」
家を出て階段下の冷香に向かって叫ぶ
冷香が振り返る
黒い服の男がナイフを突き立てる
が、その手首を押さえてそのまま胴体に膝蹴りを食らわせる
そういえば、こいつ格闘技やってるんだったな…
警察を呼び何やかんやして
「危なかったぜ〜もし私じゃなかった刺されてたな」
自慢げに冷香が喋る
「でも良かったよ。冷香ちゃん無事で」
「てか、兄ちゃんなんで外に出てきたんだ?」
「なんかちょっと先のことが見えるようになっちゃって…」
「お〜兄ちゃんもやっと開眼したか……」
「冷香ちゃんまさか見えるの?!」
「試合する時相手の動きが手に取るように分かって……」
「いや、そうゆう事じゃなくて」
今度は詳しく話す
「兄ちゃんまさか厨二病に?あの兄ちゃんが?……ないない」
3人で夕飯を済ませ
風呂に入る
湯船に浸かりながら 記憶を呼ぶ
(今日は色々あったな〜 なんか変なのが見えるし 冷香が通り魔に襲われるし、疲れてんのかな〜明日は学校休むか、)
僕が出たあと、冷香ちゃんと涼香ちゃんが2人で入る
「どうしちゃったんだろう?お兄ちゃん」
私が冷香ちゃんの背中を洗いながら呟く
「今までにあんなこと無かったよな」
「お兄ちゃんのことだから嘘とかはついてないと思うけど」
「兄ちゃんも疲れてるじゃねーの?」
今度はあたしが涼香ちゃんの髪を洗いながら答える
「そうかな?」
「もう、涼香ちゃんは心配し過ぎなの」
洗面器ののお湯を涼香ちゃんの顔にかける
「きゃっ、やったな、、、」
シャワーに冷香ちゃんの顔にかける
(中学生にもなってなにやってんだか、)
床に就き布団を被る
神経質ですぐに眠りに僕だがこの日はなんか深い眠りについた
「君かい、7代目に選ばれたのは?」
緑の光に包まれた男のようなシルエットが喋る
「あなたは?」
「おっと、質問はやめてくれ何も伝えちゃダメなルールなんだ。要件だけを伝えよう、君は選ばれたそれだけの事」
「へ?」
僕が?何に?どうして?
「何が何だかわからなそうな顔をしているね〜 時期にわかるさ」
ピピピッピピピッ
「あれは夢か…」
目を擦りながら……
その擦る手にサイコロを握っていた
そこには、
サイコロには《Rei Istukusima》と彫られていた
「れ、れい いつくしま……黎 厳島?!」
僕の名前……
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