02)自主企画への参加 その1『ショートストーリーを書こう!』

 あとは結果発表を待つばかり――ということで、書くでも読むでも単発でも皆勤でも、ともかくKACに参加されたみなさまお疲れさまでした。悲喜こもごもうらみつらみ、思うところはいろいろあるものの、気軽にいろいろな作品、作者さまと出会えたことは、純粋に楽しくうれしかったです。

 ただその裏で、いわれのない悪意にかなしい思いをされている方もちらほらおみかけしました。心ない悪意からは逃げても休んでもいいと思います。でもどうか、つぶされたりしませんようにと、陰ながらお祈りしています。



 ♣♧♣♧♣



 さて、ひとまずKACもおわりましたので三か月をふりかえってみようか企画に戻ろうと思います。ということで。最初の記事で、初レビューをいただいたのを含め、この三か月で三つおおきなことがあったというお話をしました。タイトルから察しがつくかと思いますが、あとのふたつはどちらも自主企画です。


 なので、まずはその1。一田和樹さん(https://kakuyomu.jp/users/K_Ichida)が主催されていた『ショートストーリーを書こう!(5,000文字以内)』への参加。


 参加した短編の公開日が十二月二十七日になってるので、たぶんその日に登録した……と思います。たぶん(これは記録をとってないので曖昧)

 やきとりカップルの姉妹編として書いた短編ですが、正直、これだけほうりこまれても困るよねぇきっと……と思っていた、いろんな意味でぐだぐだな短編。笑(現在は連作短編『四季恋』に移植しております。恋だと困る:https://kakuyomu.jp/works/1177354054888159794/episodes/1177354054888467471

 これを書いた時にはすでに『季節イベント系(バレンタインとかお花見とか)の短編を書くときは今後もこの姉弟たちでいこうかなぁ』というのが自分のなかにあったので、ある意味ぐだぐだで正解なのだけど(すっきり解決したら続かない。笑)企画の主旨からはちょっとずれていたかもしれません。今さらだけど。


 一田和樹さんは、現役の専業作家さんですが、この時点ではその事実をまったく知りませんでした。そもそも自主企画というものもよくわかっておらず(今もわかっているとはいえない)自主企画ってなんだ。よくわからんけどとりあえず参加してみるか。してみよう。って感じで、主催者のページを見てみるという発想すらなかったんです。


 で、特に読み合いとかの企画ではなかったので、ほうりこんだだけで正直忘れかけていたのですよ。が、日本時間で今年一月一日、つまりは元日の朝起きたらレビューコメントの新着通知が届いていて、まあ、またびっくりしましたよね。笑(わざわざ『日本時間』とつけたのは、一田さんがバンクーバー在住だからです)

 確かに企画内容に『できるだけコメントをつけるつもり』とはありました。けど、『ぜんぶにはできないかも』ともありましたから。


 なんにしろ、レビューをいただいて、あらためて一田さんのページを見てみたら『この人プロじゃん!!』と、またひっくりかえりそうになって(笑)それからちょろちょろとツイッターやエッセイ(

投稿戦線異状なし:https://kakuyomu.jp/works/1177354054888031782)でお話させていただいたりしているのですが、カクヨムをはじめてまもなく出会えたのは、ほんとうに幸運だったと思います。


 書いているうちにおもしろいのかどうかわからなくなってくる。はては『どうせつまらない』と、完結する前に書く手がとまってしまう。


 きっと、小説を書いている人なら誰でも経験があると思います。


 わかる。私も。僕も。そういう、おなじ立場の人たちの声にももちろんはげまされるし、安心もすると思うんです。だけど、それを現実に『書いて生活』している人がいうと、説得力がちがう。プロでもそうなるんだと。その上で、とにかく『最後まで書く』ことが大切なのだと。つまらなくてもいいと開き直ってでも最後まで書く。話はそれからだ、と。

 なんかね、すごく勇気づけられたし、いい意味で肩の力が抜けました。そもそもおもしろいかどうか――なんて、それぞれの好みによって変わってくるし、絶対的な定義なんてありませんからね。

 なので私は、おもしろいかどうかではなく、自分が書いていて楽しいかどうか――というところに基準を置くようになりました。


 その後『投稿戦線異状なし』のスピンオフ企画であるシェアードワールド『等価交換肢 血眼孕』にも参加(等価交換肢:https://kakuyomu.jp/works/1177354054888523154)させていただいて、案外ホラー系もいけるかもしれん――と、ちょっと思ったのだけど、そっち系のアイデアはさっぱり出ない(読むのはいける。グロくてもエグくてもわりと平気)ので、今のところホラーはこれ一本にとどまっておりますが、いずれ回路がひらくかもしれません。


 そして、このむちゃぶりエッセイをむちゃぶった張本人(笑)とも、このシェアードワールド企画をきっかけにお話するようになりました(お名前だけは、前々から見かけていた)

 むちゃぶった責任をとって(?)すでにこのエッセイにもレビューしてくれていますね。


 九乃カナさん

 https://kakuyomu.jp/users/kyuno-kana


 独特の世界観を持った方です。ハマる人はすごくハマると思います。そうでなくても何作か読むうちにだんだんクセになってくる――かもしれません。私は後者です(笑)



 ということで。次回は自主企画への参加その2『同題異話』のお話をする予定です。


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