第33話:今後の夢をかなえよう

 泰平が投資の成功で資産が出来たので、何がしたいかと、隣に住む、志保さん

の両親に聞くと、義理の母の茜さんが、私はリウマチの痛みから解放されたい

ねと言い、病気が直ればいいが、そうはいかないし、平和で、ゆっくりと暮らし

たいだけよと言った。義理の父に聞くと、もう年だから、長い時間をかけて

、遠くへ行くのもしんどいから、茜さんと、出来るだけ、一緒に長生きしたい

もんだと言い、さして、これと言って欲しいものはないと言った。


 すると、茜さんが、お花のきれいな所へ行きたいと言った。海外旅行なら

一度、ハワイでのクルーズのテレビ番組を見て感動したから行きたいと言った。

 最初は、ハワイ、次は、暑いときにアラスカクルーズ、寒いときには、

カリブクルーズ、死ぬまでに一度、地中海クルーズにも行ってみたいねと

言った。良く知ってますねと、泰平が聞くと、実は、衛星放送で、世界の

クルーズ旅という番組をやっていて、大好きな番組で、見てるだけでも、

行った気になり、幸せな気分になれたんだよと、笑いながら言った。


 わかりました、是非、実現しましょうと、泰平が力強く断言した。最初、

ハワイクルーズに行きましょうと言うと、奥さんの茜さんが、宜しくと言い

、費用は、自分達で出せるからと両親に言った。調べると、2006年

4月12日から、4月20日のクルーズがあり、電話して、実の両親の予定

を確認してから、インターネットの格安クルーズサイトで、予約した。


 2006年4月9日に日本を出発して、4月23日、日本に戻る航空券を

予約した。4月8日に、泰平の車で、両親を乗せて、成田空港へ行き、駐車場

に車を入れて、鍵を預け、成田空港のラウンジに入った。以前、シティバンク

・ゴールドメンバーになった時に作った、ゴールド・クレジットカードで

使えると父に教えた。すごいねと言い、珈琲、紅茶、ビスケット、パンも

無料なんだと言い、雑誌も新聞もあり、ソファーもあるんだと驚いていた。


 その後、出発2時間前に、搭乗手続きを終えて、また、ラウンジで、

ゆっくりとして、出発1時間前に、成田空港の搭乗口からジェット機の

ビジネスクラスへ乗り込んだ。茜さんが、すごい大きな椅子ですねと言った。

飛び立つと直ぐに、仮眠し始め、食事のアナウンスで目が覚めた。そうして

、早朝のホノルル空港に到着し、タクシーに乗り込んで、

ヒルトン・ハワイアン・ビレッジと言うと、タクシーの運転手さんが、

了解と言い、出発した。数分後、右に見えるのがアロハタワーで、

その後ろに、ホノルル港があり、そこから、アメリカ、カナダ、タヒチ

、ハワイ4島に、クルーズ船が出ていると教えてくれた。


 その先に、右側にヨットハーバーが見え、多くの大きなヨットが並んで

いた。その先に行くと、右側に、大きな公園に多くのテニスコートがあり

、そこがアラモアナ市立公園だと教えてくれた。もう少し先に走ると

、左手に、大きなショッピングセンターが見え、そこが、アラモアナ

・ショッピングセンターだと言った。少し運河の橋を越えると、ここから

ワイキキだと言いデラックスなホテルばかりだと、にこやかに語った。

その直ぐ先を右に曲がり、ヒルトン・ハワイン・ビジッジの前で、下ろして

くれた。精算を終わると、ありがとう、楽しい旅をと言って、去って行った

4月10日から、ヒルトン・ハワイン・ビレッジに2泊して、4月12日に

、タクシーで、アロハタワーの裏のホノルル港に行く予定を立てていた。

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