第28話:沖縄・那覇にも大きいマンション買うぞ
また、ちょくちょく遊びに行くからと伝え、10月に女房の好恵と2人で横浜
に行き息子の鉄郎と待ち合わせ、昼食後、不動産屋に行き鍵を2つもらい、1つを
鉄郎に渡し、もう1つを寛太が持った。不動産屋が、もっと鍵が欲しければ自分
で作って下さいと言うのでそうした。新しいマンションへ行き、好恵が東京大学
での勉強の話や、その後の生活をについて聞いていた。学校まで75分程度であ
る事、家庭教師のアルバイトをやってる事などを話してくれた。鉄郎が、また、
来てくれよなと笑った。
寒くなったら、ずーといるかもよというと構わないよと言い、うまい御飯をつ
てくれよと甘えてきた。そうして大きな買い物をし2005年を迎えた。200
5年5月に鉄郎から電話で寛太が投資で成功した方法を教えて欲しいと連絡して
きた。鉄郎が20才になったのでSBI証券に口座を開いたと言った。ところで
投資予算はいくらあるかと聞くと3百万円というのでそれでは無理だと言い、
1千万円を鉄郎に投資するから口座番号を教えてと言い、控えて翌日、指定口座に
入金した。
入金を確認したとの鉄郎の電話を聞きCTSを38円で5万株買っておけと指示
した。数日後、鉄郎からから買えたと報告があり、寛太が、そのまま継続して
持っておくようにと伝えた。鉄郎が、昨年から株の勉強し始め、かなり勉強したが
もっと知りたいと言った。
寛太が株のことを簡単に短時間では教えられないと言い鉄郎がインターネット
TV電話で勉強したいと言うので了解した。寛太が鉄郎の空いてる時間に連絡
してこいと言った。その後、鉄郎が土日の夜9時から10時まで連絡してきた。
具体的に注目してる銘柄を聞かれ、その他、日本SHLで、現在は高値にある
が400円を切ったら買いと言った。BSP、現在高値から下げてるが下げ止ま
りを買うべきだと言った。また具体的に指示すると言った。そして上級者用の
株の本と知っておくべき用語などを伝え関係する本を買い読んでおけと言った。
以前の言葉通り1月中旬から幸夫おじさんと母の安江が5月まで避寒のために、
横浜に滞在した。帰ってきて、やはり横浜のがずーっと暖かいなーと2人は実感
したようだ。この年は10月になると幸夫おじさんと母の安江が横浜にやって
きて中華街や元町、東京、銀座、新宿、渋谷を回って、楽しんだようだ。
それを見ていた寛太がいっそのこと那覇近郊のマンションも買いましょうかと
幸夫に言うと、それは良い考えだと言い、是非、調査して良い物件があれば買って
欲しいと言った。天国まで、お金は持って行けないからと笑った。早速、那覇の
不動産屋に電話をかけて90m2以上のめぼしい物件を探してもらった。
その結果6軒の候補があがり翌週に那覇に飛んで不動産屋さんと見て回り空港
からの便も良く那覇港に近くモノレール駅も近い中古マンションを4520万円
の物件を決めて契約書にハンコをついて不動産屋の銀行口座を聞き10月18日、
数日後支払い済ませて鍵を3つ送ってきた。翌週に母の安江さんと幸夫
おじさんが視察をかねて那覇のマンションに出かけた。
あらかじめ不動産屋に那覇空港に迎えに行く様に伝え3日間宿泊して帰ってきた
時は少し日に焼けていた。感想を聞くと、遠くに那覇の港と海が見えて那覇市街地
が一望できて素晴らしい景色だと言った。また美味しい料理屋やスーパー、病院、
郵便局、銀行、市役所の場所、空港行きのバス、モノレールの駅迄の道など懇切
丁寧に教えてくれたそうだ。幸夫おじさんが、これからは人生の最終章が近いから
妹の安江と横浜、那覇でゆっくり静養するのが楽しみだと、うれしそうに笑った
顔を見て、寛太と安江も昔の苦労した時代を思い出して思わず涙をこぼさず
にはいられなかった。
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