第25話:購入した札幌のビルに銀行と証券出張所

 そうして落ち着いた6月に幸夫が投資教室を考え札幌の証券会社に投資教室を

、開催するから出張所を出さないかと持ちかけたが、反応が薄いので一番大手の

N證券に、D証券の反応が良いのでと話し、中堅のTT証券、OS証券にも話を

入れた。すると、最終的にD証券が出店を作り、また、投資教室に特別講師を

出しても良いと言ってくれた。その頃、シティバンクが札幌支店を開設したので

勉強のためと幸夫が寛太を誘い、シティバンクNAの札幌支店を訪問しファンド

やいろんな投資商品を説明してくれ口座を作り1千万円以上預けてくれれば、

ゴールドメンバーとして勉強会や他では買えない世界中とファンド、貴金属、

プライベートバンクを利用できると説明され、幸夫が寛太が口座を作り、

幸夫は全財産を預けた。そして、数ヶ月後、大和銀行の出張所が2階の

1フロアーの半分しか使ってないので、出張所と出さないかと札幌支店の支店長

に掛け合うと本社と相談して答えると言われ、数日後、相談室を出すと言って

くれた。もちろん家賃は月に12万円/月で、契約を取った。5月の連休を終え

てシティバンク札幌支店とD証券に投資教室のご案内と窓口においてもらった。


 シティバンクではゴールドメンバーに渡す資料の中に入れてくれると言って

くれた。その後、50人から電話連絡があり、空いてる4階のフロアーに、

椅子と長机をいれて、教室形式にした。開催日は土日の午後1時から3時まで

の2時間とした。最初は幸夫が投資の基本的な話しや心構えなど投資する立場に

立った話をして、次に、具体的に現在の株価で割安の大型銘柄を資料を使って

説明した。次に週1回ずつ土日のどちらか、シティバンクがファンド、ヘッジ

ファンドやETF、プライベートバンキングの話、D証券が海外の債券の話や

外貨MMF、国内MMF、MRFの話や、新規上場銘柄の情報などを話した。

 シティバンクでは、間接的にでもゴールドメンバーを紹介してくれれば、

豪華賞品か、相当分の現金をくれるというので賞品をもらうことにした。


 その後、札幌の富裕層が社交場のように使い出しシティゴールドメンバーが

10人以上集まり、いただいた賞品をゴールド専用のソーファーのある部屋に

置き、珈琲、紅茶、お茶、羊羹、和菓子、洋菓子をシティバンクの提供で置いた。

 するとシティバンクの社員が、富裕層の相談係として常時2人派遣してくれる

ようになりゴールドフロアーは平日も明けるようにして投資商品のパンフレット

、資料の棚を用意してもらい、シティバンクとD証券で管理してもらうように

なった。また富裕層のご老人達は、土日以外でもOKというのでシティバンクが

20人集まれば、講師を派遣して勉強会を開くと言ってくれた。

 勉強会の告示を入り口に貼ると、60人の定員が埋まるようになった。

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