ケルペス/ケーニヒスクローネ 神戸三宮

正直いうと、ケーニヒスクローネに関してはチョコクローネの方が美味しいのですが、生洋菓子ということで日持ちしないので、こちらをご紹介します。



以前わたしは10年以上兵庫県にも住んでいました。そんな兵庫県の中心である神戸は洋菓子屋さんの激戦区でもあります。プリンでお馴染みのMorozoffとか、バームクーヘンのユーハイム、なんかもそうらしいです。しかしながら、わたしにとって馴染みがあったのは、ケーニヒスクローネでした。出向先のポートアイランドにも工場があったようで、王冠を被った可愛いくまさんマークのトラックをよく島内で見かけていました。


工場生産の日持ちするものとは別に、クローネ自体は神戸の百貨店やデパ地下など、その場で焼いていて、タイミングが合わないと購入できないシロモノになっていたはずです。あるいは、ケーニヒスクローネのレストランもあるそうだ、と弟子から聞いております。クローネを味わいたい方はぜひ店舗やレストランへどうぞ。



さて、手土産話です。

以前兵庫から引越しすることになった時に、御近所さんになにをお渡しするか、特に決めずに勢いで移動したので、引越し先現地で購入できるものを探していたのですが、ちょうど高島屋に入っていたのがケーニヒスクローネで、ここのパイ・クッキー詰め合わせを購入しました。どうやら、パイの具体的な商品名はケルペスだそうです。

みなさんに引越しのご挨拶として、この詰め合わせを近隣住民のかたにお配りしたのですが、周りは空き部屋も多かったみたいで、手元にそれが結構余ったんですよね。

食べました。

むしゃむしゃ、ぼりぼり。

うめー、抹茶味。

糖分という暴力で脳が冴え渡るかんじ。

小麦ならなんでもうまいのかよケーニヒス。



そして、時間は流れて。

またわたしが旅立つ日がやってきたんですが、ご近所さん(ミルフォアの回のご主人)が選別にくださったのも、このケルペスでした。

わたしがした些細な手土産、ちゃんと覚えていてくださっていて、感動しました。黙って出て行こうとしていたのに、お気遣いまでいただいて。

新幹線ででも食べてくださいと言われたのですが、バタバタしていて、上司へのお礼としてそのままあげてしまいました。本当申し訳ない。



わたしの方は新天地でもうまくやっています。

今度はこちらのお土産を持っていこうとおもいます。

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