第12話 再び放課後 その1

放課後


伊香牛いかうし 御崎みさき(以下 伊と書きます)「おーい、ぴりかー」

赤井川あかいがわ 美利河ぴりか(以下 姉と書きます)「ん?なあに?」

伊「明日は何か用事あるのー?」

姉「ないよー」

伊「それじゃあ、伊勢国書店へ行かない?」

姉「へ?」

伊「明日さあ、エッキーが伊勢国書店でサイン会をやるのよー」

姉「エッキー?ああ、しりとりで全国を旅した番組を本にしたやつねー」

伊「結構面白かったでしょ?それに、あたしと苗字と名前のところにも行ったから

  ねー」

姉「それが理由かよ!」

伊「拗ねないのー。あんたの所にはどっちもエッキーが行かなかったからねー」

姉「まあ、わたしもその番組を見てたしー、リアルで本人を見てみたいから、一緒

  に伊勢国書店に行ってもいいわよー」

伊「じゃあ、開店より前に行くわよー」

姉「へ?」

伊「だってさあ、ネットの書き込みを見たけど、東京や大阪でやった時は開店前か

  ら相当な列が出来て入場制限が掛かったみたいだから、明日は結構な列になる

  と思うから早くから並んでないと相当待たされるわよ」

姉「はああー・・・」

伊「何をため息してるの?」

姉「だってさあ、折角の休日なのに朝早く起きないといけないでしょ?それが憂鬱

  なのよお」

伊「休みの日に目覚まし時計をセットするのが面倒なの?」

姉「休みの日は美流渡みるとが起こしてくれないのよー」

伊「・・・・・」

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