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「神様が何とかしてくれるんじゃないの?」
「そんな上手い話、あるわけないだろ」
「そんな…」
「で、誰と結ばれたいんだよ?」
僕はあの娘のことをタカシの兄ちゃんに話した。
「誰にも言わないでよ…」
「そうか…どうするかな?オマエ、一緒に下校とか出来るの?」
「うん、駅までなら」
「そっか、分かった。ちょっと調べて考えるから、明日また来い」
はぁ、大丈夫なんだろうか…
まさかの人力。
神様にお願いに来たのに、普通に友達の兄ちゃんに相談しただけになってる…
わざわざ神社で呼び出す意味がない。
翌日、神社へ行くと、変なおじさんがいた。
「だ、誰?!」
「オレだよ!」
「タカシの兄ちゃん?」
「あぁ」
つけ髭にメガネ、変な帽子を被っていた。
「易者コス」
「なにそれ?」
「占い師だよ。下校途中で占い師になって待ってるから、二人で来い。最高のカップルだ!って言ってやるから、勢いで告白だ」
「えぇ…そんなんで大丈夫かな?」
「明日、やるぞ。チャンスは一回限り。いいな?」
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