8話.お客
次の日の午後、優は板の間で妹の美奈に解読の術を教えた。
「要領さえ分かれば簡単だろう?」
「そうね……覚えなきゃならないものがいっぱいあるけど」
「じゃ、ここからは一人で勉強して、何か質問があったら言え」
これで当分の間は邪魔されないだろう。優は庭で精霊術の練習を始める。早く強くなるためには、じっくりと鍛錬しなければならない。
精神を集中して、精霊術のオーラを右手に纏わせる。そしてその手を地面の石に向かって伸ばす。すると拳くらいの大きさの石がゴロゴロ転がり始める。
「凄い!」
美奈が目を輝かせる。
「お兄ちゃんってそんなことまで出来るんだ!」
「父さんに比べればこんなのはただの子供騙しだ」
「お父さんがそんなに凄いの?」
「俺が10人いても勝てない」
「へえ、そうなんだ」
「お前も少しは相手の力量を測るようになれってんだよ。そうでないと戦闘術者になっても危ない目にあうだけだ」
「すみませんね、どうせ私には才能なんてありませんよーだ」
美奈が舌を出して笑った。しかし次の瞬間、いきなり暗い顔になる。
「……でも、戦闘術者になったら長介さんみたいな魔物とも戦わなければならないんでしょう?」
「あの一つ目のことか。当然だ。戦闘術者なら魔物は一切容赦しない」
「お兄ちゃんは本当にそれでいいの?」
「もちろんだ。相手がどんなやつなのかなんて、俺には関係ない。お金さえちゃんともらえばそれでいいんだ」
「じゃ、私は戦闘術者にはならない」
「勝手にしろ」
優が笑った。本当に心変わりの早いやつだ。でもそれでいい。
「お兄ちゃん、今私が戦闘術者を諦めてよかったと思っているでしょう?」
「何故俺がそう思う必要があるんだよ」
「私のこと心配してるから」
「ふざけるな。俺は俺一人のことだけで精一杯だ。お前なんか心配するもんか」
「あ、照れてる、照れてる」
「ふざけるなって言っただろうが」
優は美奈の笑顔を無視して、精霊術の練習を続ける。美奈もそういうお兄ちゃんの姿につられて勉強を再開する。
「ちょっと待って」
優が眉をひそめる。
「戦闘術者を諦めたのに何で術を勉強しているんだ? もう必要ないだろう」
「私も……自分の身くらいは自分で守りたいし、後で何か役に立つかもしれないし」
「お前にはその光の玉があるんじゃないか。それ結構強いし、危険性もないって言われたはずだ」
「うん、でも霊ちゃんに頼ってばかりはいやだし」
「れいちゃん?」
「霊気の核だから霊ちゃん」
「……才能もネーミングセンスもないな」
「何よ! 私は霊ちゃんの名前が気に入ったんだから!」
「分かった、分かった。じゃ、その霊ちゃんをちょっと見せてみろ」
「何で?」
「じっくり見たくなったんだ。いいじゃないか、別に」
美奈は少しためらってから、小さな声で「現れて」と言った。すると光る霊気の核が現れて、周りを強い光で照らし始める。
「眩しすぎるな」
「ちょっと暗くして」
美奈が再び命令すると光が弱くなり、直視できるほどになる。
「へえ、そんなこともできるんだ」
優は霊気の核から溢れ出す凄まじい力を感じ取った。
「やっぱり強そうだな。しかしこいつがどうやって戦うんだ?」
「私も知らない。そもそも戦ったことがないし」
「ふうん、面白そうじゃないか」
「ん?」
「俺と戦わせろ」
「……え?」
「お前もそいつの戦い方を知っておくべきだろう? 俺も実戦が欲しいんだ。正体不明の相手との戦いとはもってこいだ」
「この喧嘩好き」
「人狼だからしょうがないんだよ」
「私も人狼だけどそこまでじゃないの!」
「とにかく戦わせろよ。父さんが戻る前に」
「……分かった」
美奈が悪戯な笑顔を見せる。お兄ちゃんを痛い目に合わせてやるつもりだ。
「後悔しないでね。私は手加減なんて知らないから」
「いいよ。全力じゃないと実戦のような練習にはならない」
「霊ちゃん、この馬鹿お兄ちゃんをぶちのめして!」
「おい、ちょっと……」
ちょっと待って、まだ変身を……と言いたかったが、言葉が終わる前にもう優の体はぶっ飛ばされていた。霊気の核が閃光のように空を飛んで、優にぶつけたのだ。
「お、お兄ちゃん!」
美奈も慌てた。まさかお兄ちゃんの体があんなに軽くぶっ飛ばされるとは予想できなかった。
「くっそ、やるじゃないか」
「大丈夫!?」
「大丈夫だ」
こうなったらこっちも全力だ。優は倒れたまま人狼に変身して、体を起こす。
「目で追えない速さの体当たりか。まるで流星だな」
「お、お兄ちゃん……まさか続ける気?」
「もちろんだ。まだ始まったばかりだぞ」
「でも……」
「早く戦わせろ」
「うう……この馬鹿……もう知らない。霊ちゃん、お兄ちゃんが泣くまで殴り続けて!」
「俺は泣かないんだよ!」
また流星が飛んできた。優は避けようとしたが、凄まじい速さに追い付かず頭をぶたれる。
「くっそ!」
霊気の核があまりにも速くて、防御も回避も無理だ。なら反撃するしかない、と判断した優は爪で攻撃した。それは空を飛んでいる鳥すら逃がさない攻撃だったが……避けられる。
一発で仕留めるのは無理、となれば連続攻撃だ。優は両手の爪を振るって目の前の空間を切り裂いた。しかしその連続で攻撃すら、連続で避けられた。相手はただ速いだけじゃなく、小さい。これでは人狼の反射神経をもってしても捉えることができない。
「うっ!」
また体当たりを食らった。一方的に殴られる戦い……だが優は笑う。
「丁度いい!」
新しく身につけた技を試すいい機会だ。優の右手から青いオーラが噴き出る。真田家の精霊術の基本技、目標に力を加える『精霊水流術』だ。
「ちっ!」
しかし相手は地面の石ではなく空を飛ぶ光の玉だ。そう簡単には捕らえられない。決定的なチャンスを待つ必要がある。それは相手の攻撃が成功した直後、つまり体当たりされた直後だ。
優は歯を食いしばって、衝撃に備えた。そして数秒後、霊気の核が優の腹部に激突した。痛みが全身に広がったが、その瞬間を逃すわけにはいかない。
「捕まえた……!」
霊気の核はまるで沼にはまったかのように、動きが急激に遅くなった。精霊術の見えない力が全方位から圧迫しているのだ。
今こそが、相手の動きが止まったこの瞬間こそが止めを刺す機会だ。人狼としての本能が優にそう告げている。しかし優はためらう。この霊気の核は美奈を守るための存在だ。ここで壊してはならない。
「れ、霊ちゃん! 逃げて!」
美奈が慌てて大声を出すと、霊気の核から強烈な光が放たれる。
「うわっ!?」
人狼に変身した優の巨体が、空中に飛ばされた。霊気の核から放たれた光は霊的な力と物理的な力を両方とも持っていて、人狼の身体能力をもってしても対抗できない。
「お兄ちゃん!」
美奈の顔が真っ青になった。優はしばらく地面に倒れていたが、数秒後よろけながらやっと立ち上がる。
「お兄ちゃん、大丈夫!?」
「ああ、心配するな。大した怪我はない」
「でも……」
「人狼の再生力はお前も知っているだろう。心配無用だ。それより……」
優は苦笑する。
「俺の負けだ」
「え?」
「そいつ、力を隠していやがった」
霊気の核はまだ戦闘態勢だったが、美奈が「霊ちゃん、姿を隠して休んでて」と命令すると見えなくなった。
「今の俺には無理だ」
「霊ちゃんがそんなに強いの?」
「ああ、俺が3人いても勝てない」
「……お兄ちゃんって、もしかして結構弱いんじゃない?」
優は人間の姿に戻って笑い出す。
「本当だな。でもお前よりは2倍以上強いぞ」
「な、何よ! 私には霊ちゃんがいるからお兄ちゃんより強いの!」
「お前、さっきそいつに頼りたくないとか何とか言わなかったか?」
「それは……まあ、たまには頼ってもいいかな、と」
「へっ、本当に心変わりの早いやつだな。勝手にしろ」
妹を放っておいて、優は何もなかったのように精霊術の練習を再開する。美奈はそんなお兄ちゃんの態度にちょっと呆れた。
---
優が霊気の核と戦ってから一週が過ぎた。朝から勉強と鍛錬、午後になったら美奈に精霊術の基本を教えながら鍛錬、夜には疲れてすぐ眠る。それを毎日繰り返す一週だった。
そして今日も優は正午まで鍛錬した後、清次郎と昼ご飯を食べた。
「どうだ、ガキ。鍛錬はうまくいっているのか?」
「まあまあだ」
「ふむ。お前のことだから、一週間くらいで飽きて投げ出すんだろうと思ったけどな」
「俺をあまり舐めるなよ、爺。2週は持つさ」
「一年は頑張れよ!」
「それは流石に無理」
実家のご飯は普通に美味しかった。美佐江叔母さんの料理の腕は確かだ。味噌汁も肉じゃがも野菜炒めもバランスのいい絶妙な味で、何杯もおかわりしてしまう。
東京のアパートでは大体レトルト食品で食事を済ませた。一人暮らしだし、面倒くさいからだ。しかしここでは毎日ちゃんとした食事ができる。これが実家のありがたみなんだろうか。優は内心苦笑した。
食事後、優は午後の勉強を始めた。今日の課題は『精霊水流術』以外の術を取得することだ。比較的に簡単な術から身に付けて、最後の秘儀である『神霊降臨術』まで辿りつくつもりだ。
2時間くらい勉強した時、真田屋敷の玄関が開く音がした。この強力な人狼の気配は……父だ。優は急いで玄関に向かう。
「父さん!」
「優」
「今日の調査はどうだった?」
「長い道のりになりそうだ」
「そうか……」
京志郎は毎朝一族の呪いを解く方法を調査するために出かけて、夜にはお金を稼ぐために出かける。優は初めて父の苦労が分かった。
「お前の鍛錬の方はどうだ?」
「まあまあだよ」
「そうか。それでいい」
京志郎が頷く。その瞬間、ある疑問が優の脳裏をよぎる。もしかしたら一族の呪いを解く方法なんて、最初から存在しないんじゃないだろうか……? 父さんが俺を元気付けるために嘘を付いたんじゃないだろうか……?
「父さん……」
不安になった優は京志郎に聞いてみようとしたが、丁度その時、京志郎の携帯が鳴った。
「もしもし」
優は通話が終わるまで待った。しかし通話が終わると、京志郎は深刻な顔で優を見つめる。
「優」
「何だよ、父さん」
「お客さんがくる」
「お客さん?」
「ああ」
京志郎は急ぎ足で清次郎の部屋に行き、昼寝していた老人を起こした。
「訪問者!?」
清次郎が驚いてがばっと上半身を起こす。
「術者たちか!? 一体どこの連中なんだ!?」
「藤間(ふじま)家です」
「なんだと……!」
清次郎の顔が真っ青になる。何か大変なことが起こったに違いない。しかし優としては一体どんな状況なのかまったく分からない。
「藤間家ってどんなやつらなんだよ。俺にも分かるように説明してくれよ」
優の質問に清次郎の顔が青から赤に変わる。
「何でお前はプロのくせにそんなことも知らないんだ!?」
「小言はいいから、早く教えてくれ」
「このクソガキが……藤間家はな、『統合会議』で一番強い影響力を持っている連中なんだよ!」
「『統合会議』なら知っているよ。それ、『日本術者統合会議(にほんじゅつしゃとうごうかいぎ)』のことだろう? 日本中の術者たちを統制する組織」
優も『日本術者統合会議』から正式な許可を取ってプロ術者になった。当然その名称くらいは知っている。
「その統合会議の実質的なリーダーが、 藤間家の当主である藤間英治(ふじまえいじ)だ! 本当に聞いたこともないのか!?」
「初耳だよ。そもそも俺は社会がどうだとかそういう話嫌いだし、別にそんなもの知らなくてもプロになれるし」
優の反応に清次郎が「この馬鹿野郎!」って怒り出したが、優は無視して父の方を見つめる。
「それより父さん、そんな偉い連中が何でここにくるんだ?」
「そうだ! 京志郎、やつらの目的については分かっているのか?」
京志郎が首を横に振る。
「3時間後に訪問する予定、という一方的な連絡が来ただけです」
「くっそ、我々を完全に舐めやがって……」
「とにかく今はお客さんを迎える準備をしなければなりません」
「そ、そうだな」
清次郎が口を黙って京志郎を見つめる。真田家の最年長者は清次郎だけど、当主はあくまでも京志郎だ。こんな時は当主の意見が最優先だ。
「まず叔父は美佐江と美奈に連絡して、できるだけ早く帰宅するように伝えてください」
「分かった」
「優、お前は私と一緒に屋敷の防備を固める」
「うん」
当主の指示に真田一族が動き出した。優は京志郎と屋敷の隅々を見回りながら、防御のために設置されている結界の状態を確認した。
「父さん、まさか今日……戦いが起こるのか?」
作業の途中、ふと優が聞いた。真田家は敵が多くて、昔は『人狼狩り』なんかもあった。今は京志郎のおかげで平和に過ごしているけど、いつ攻撃されてもおかしくないのだ。
「……その可能性は極めて低い。藤間英治は無暗に暴力を振るう人ではないからな。しかし……」
「ああ、分かっている」
いくら可能性が低いだとしても、一族の命がかかっている。だから万全を期さなければならない。それくらいは優も知っている。
---
約3時間後、屋敷の外から車が止まる音がした。
「優、お客さんを出迎えるぞ」
「うん」
緊張で強張った顔をした優は、父の後ろを追って玄関に向かった。
「分かっていると思うが、もし相手が挑発してきても絶対に反応するな」
「分かっている」
やがて京志郎がゆっくりと玄関の扉を開いた。すると屋敷の外に止まっている大きい高級車が見える。優としてはドラマとか映画でしか見たことのないような車だ。
車の後部座席からスーツ姿の若い女性が降りた。眼鏡の似合う相当な美人だ。しかしどこか冷たい印象で、事務的な人に見える。
若い女性以外にも3人の成人男性が車から降りた。振る舞いからして、その3人は女性の随行員に違いない。
「お久しぶりです、真田さん」
若い女性が京志郎に礼儀正しくお辞儀した。
「お久しぶりですね、藤間さん」
京志郎がお辞儀を返した。どうやらいきなり戦闘になることはないようだ。優は内心胸を撫で下ろした。
---
しばらくして京志郎と優、そして若い女性は本館中央の部屋で一緒にお茶を飲み始めた。若い女性の随行員3人は扉の傍に立っていた。
京志郎と優以外の一族……つまり清次郎と美佐江、そして美奈は万が一の時に備えて逃げ出す準備をしている。要するにもしもの時は、京志郎と優が時間を稼がなければならない。
優は測ってみた。若い女性はもちろん、随行員たちもみんな一流の術者に見える。もし戦闘になったら京志郎はともかく優自身はほぼ一瞬でやられるはずだ。そう思うと更に緊張してしまう。
父さんはどう思っているんだろう……優はそれが知りたくて父の顔をちらっと見た。しかし京志郎の顔はあくまでも冷静沈着で、いつもとまったく変わらない。そんな父を見て優は少し安心した。
「藤間家の長女である藤間泉(ふじまいずみ)さんが、こうもいきなりいらっしゃるとは」
京志郎が話を始めた。すると藤間泉が頭を少し下げながら口を開く。
「非礼は承知ですが、自分も父からいきなり指示されたので……誠に申し訳ございません」
「藤間英治さんはお元気でいらっしゃいますか」
「はい、おかげさまで」
藤間英治が術者界のトップだから、長女であるこの人も凄い権力を持っているんだろう。もしかしたら一族の後継者なのかもしれない。優はそう思った。
「それで、今日ここまで来てくださった理由が……?」
「それは他でもなく、真田家と藤間家はこれから力を合わせていくべき、という父の意向を伝えるためです」
その答えに優は驚きを隠せなかったが、京志郎は相変わらず冷静な顔だった。
「それはつまり同盟を結びたい、という意味ですか?」
「はい。それが今後両家にとって最善の道かと」
泉が笑顔を見せた。魅力的で事務的な笑顔だ。
「大変失礼ですが、その話にはちょっと疑問があります」
「どんな疑問でしょうか」
「藤間家と言えば現在日本術者界の頂点と言っても過言ではない家柄です。それに比べて私たちは……真田家は何の力もありません。それなのに同盟の提案とは、もちろん嬉しい話ですがどうも疑問が残りますね」
泉が頷く。『予想通りの反応ですね』という態度だ。
「それは父が真田さんに感服したからです」
「私に……ですか?」
「はい。闘争の時代からどんな逆境にも屈せず一族を守り、今は日本でも指折りの規格外術者である真田京志郎さんとぜひ力を合わせたい、と父は言いました」
優がまた驚きを隠せず、京志郎の顔を見つめる。『規格外術者』というのはA+からD-まで存在する術者等級に含まれない術者を意味する言葉で、その実力が術者評価審査では測りきれないほど強大だからそんな称号がついた。優が知る限り、規格外術者は日本中で5人もいない。まさかその一人が自分の父だったとは……想像もしていなかった。
「私のようなものが果たして役に立てるどうか……」
京志郎がゆっくりと首を横に振った。
「それに正直なところ、藤間家と真田家は近い関係にあったと言いにくく、いきなり同盟を提案されても受け入れることは難しいです」
当然な答えだ。『同盟』ともなればお互いにそれなりの関係を築く必要がある。こんなにもいきなり同盟提案をするなんて、いくら力の差が圧倒的だとはいえ無理な話だ。
「その問題については……」
しかし泉はその反応も既に予想していたようだ。
「今から近い関係を築ければいいかと」
「それはつまりどういうことですか?」
泉は答える前に優の方に視線を送る。
「つまり同盟の証として、ここにいらっしゃる真田優さんと、私の妹であり藤間家の次女である詩織(しおり)の婚約を進めたい、というのが父の意向です」
その答えに流石の京志郎すら驚きを隠せず、息子を振り返る。
「……え? 俺?」
もちろんその場で一番驚いたのは優だった。
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