第6話 書いていくって難しい

 *前回の営業が必要という話。私はできていません、なので読まれていない(苦笑)。

 たぶん皆様も必要とは思われていますが、明言してないですね。

 あからさまですみません。その話は、またラストで書きたいと思います。


 今回の主題はファンタジーと書いていく難しさについて。


 初っ端から世界観バリバリのファンタジ―。

 

 実は、Web小説では私は辛いです。用語や世界観に慣れるのに一苦労。

 紙書籍ならば、見やすいし、ぱらりとよめば何となく雰囲気もわかるし、前評判もあるから、苦しくない。

 WEBでは萌えるキャラが最初に居れば別だけれど、キャラも魅力的に感じないと…。

 

 上手な方はオモシロイのです。その世界観にワクワクして、次々に読めてしまうのですけど……。これも好みなのかな。

 美女ハーレムにワクワクして読める方もいれば、ドラゴンにワクワクして読めてしまう私もいます。

 

 もともと異世界落ちがはやったのが、意味があると思います。

 有名なナルニアやハリーポッターで異世界に行かせたのは、自分たちの世界にいる主人公に共感を持たせたあとで異世界に行くことで、異世界に馴染ませる導入的な役割をしたわけです。

 

 特にハリーポッターは、日常から非日常の駅からの乗車、ワクワク感を持たせた描写が上手だったのだと思います。別に異世界キーワードで読者様に読んでもらうためじゃない。


 異世界落ちにする作者様にいいたい。せっかく異世界話にするならば、その導入を大事に書いてね、と。

 現代ではうまくできなかった、死んじゃった、それだけかよ! 私は露骨な狙いがあると、醒めてしまって読まないです。私が読まないからって痛くも痒くもないとは思うのですけどね……。

 なろうでは、異世界転生の死ぬ場面で、「死」に意味を持たせてほしいとエッセイで書いたら「読者はそんなものを見たくないから」と断言してきた作者もいました。それって、読者のせい? 書けないからでは?

 とはいえ、それを入れないと読まれないなら今度チャレンジしてみようと思うようにもなりましたけど! その人に言われた異世界に行く過程が長いと読まれない、それは正しいと思うようにもなりましたけどね!


 ちなみに海外では、異世界に行って帰ってくるのは子どもから大人になる儀式。ピーターパンや、ナルニア国。

 オペラ座の怪人は違うけれど、ヒロインはファントムに連れ去られた世界から現実に戻って幼馴染の子爵?と 結婚しますね。

(あれの後日談のミュージカルはひどかったので、私の中ではなかったことになってます。だって、結婚した子爵がアル中になって借金だらけになってしまったなんて)

 大人が異世界に行くのは日本だけのような。

 

 海外本ではその代わり、パラノーマルというジャンルがあります。現実世界の中にヴァンパイアや獣化する人物達が生きているという設定。私は女性向けしか読まないので、その人達はイケメンで金持ちなのですけど(笑)


 ところで連載していたけどエタってしまう。書けないっていう作者さんを見かけます。 

 私はオリジナル話を書く前に、指南書読みました。「超簡単、売れるストーリ―&キャラクターの作り方」沼田やすひろ著。

 色々読みましたが、この方の話はかなり納得させられました。そうか、こういう風にかけばいいのか、と。それに沿ってプロットを書いてみました。何とか組みたてられました。

 が、結局無理でした。そのマニュアルに沿って、無理やりその展開を考える、プロットまではできたけど、書けない。


 私もオリジナルを書く前に信じていました。意外性ある設定と世界観、そして魅力的なキャラを作れたらその話は成功と。

 自分なりに魅力のあるキャラを考えたつもり。ワードで100ページまでは行く。でも書けなくなる。

 

 気づいたのは、展開を先に考えるよりキャラを動かしたほうが話が進む、ということ。


 指南書によると、主人公に試練を与えなきゃな。

 試練ってなんだ?

 仲間とうまくいかなくなる、追い出される……?

 私は、そこで止まってしまっていました。

 

 それよりも、このキャラそういえば放置していたな。家とうまくいってなかったな、そうだ、里帰りさせよう。そこに主人公も呼ばれよう。そこで問題起こしてみよう。

 

 『試練を与えるという展開』を先に作るより、『このキャラをどうしよう』のほう私はうまく進められる気がします。


 私はキャラ萌えするタイプなので、キャラが作られていないとダメなのです。WEB小説なので、字数制限はない。自分好みのキャラを作って、そのいいところを小出しにしてあげましょう。


 ちなみに、キャラの情報。私は頭の手術をしてからその伏線を覚えておけなくなりました。伏線が覚えていられない作者や読者に覚えていられないような些細なことは早めに理由を出したほうがいいかもしれません。


 人によってやり方はそれぞれですけど、プロットにこだわらずに思いつきのままに書いてみる。


 Web小説は自由なのでそういう書き方もありだと思います。


 ちなみに、最初に書いたときは世界観設定が難しくて全然できませんでした。例えば魔法を使えるということについても、魔法師、魔法士、魔法使い? 魔導士? 魔術師? どれがいいの? 

 それぞれの違いは、自分で読みやすさと意味を定義し考えて決めました。慣れていけばわりと次回作もできていきます。処女作からかけている方はすごいなーと思います。

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