第4話:捜索

朝、眠そうな4人で朝食を取って登山へ向かう、装備は簡易戦闘用で魔導士さん用の乗り物ほうきを格闘家さんと私が交代で運ぶ


私「これ浮かせて運んだら?」


フレームが金属で見た目以上に思い自転車を担いでいるくらいだろうか


魔導士「重力の魔法って体力がいるんですよ・・・だから長時間は使えないし、同時に風の魔法を使わないと操作できないので本当に必要な時だけにしないと」

オーナー「失敗だったな・・・転がす用のタイヤでもつけて置けば」


思ったよりも山道がおだやかではなくて会話が消える


山頂の広場について休憩しながらお昼にする


サンドイッチを食べながら


格闘家「この後はどうしましょうかね?」

オーナー「やみくもに歩いてもね・・・」

私「・・・魔導士さんに上から見てもらうとか?」

オーナー「それもそうね」


空から何か見下ろして何も無ければ下山することに


魔導士「じゃあ・・・行ってきますね」


そういいながらそれにまたがる、服装はパンツスタイルがきらいとかでスカートに黒タイツ・・・お尻のサイズでパンツを選ぶと違和感があるとか、そういえばパンツスタイルの魔導士(魔女)を見かけたことはない気がする


彼女の足元に白い魔法陣が広がり空中に浮き始める、緑の魔法陣が排気口に浮かんで宙に舞い上がった


出力の調整がうまくできていないようだった


速度を調整して上空で旋回しながら高度を上げていく


格闘家「私、高いところムリなんだよね」

オーナー「私も」


確かに高いところ・・・彼女は問題ないようでかなりの高さを飛んでいる


オーナー「バイクと同じレベルで考えたからシートベルトとかつけなかったな・・・」

格闘家「あれは・・・ベルトいりませんよねたぶん」


やはり体力の消耗が激しいようでおりてきてぐったりしながら

魔導士「来た道と反対側のふもとに家がありますよ」


私「どうします?行ってみますか」

オーナー「・・・う~ん」


へたれた魔導士をみて考えている


オーナー「傭兵さん、魔導士さんを背負っていける?」

私「・・・その後街まで帰ることを考えると明日ですかね」

オーナー「そうしましょうか」


そして今日は魔導士を背負って街に戻る

ほうきは格闘家さんが背負っている


その夜は食事を取って早い時間に就寝となった


翌朝、前日歩き疲れたこともありオーナーがあきらめた。


その翌日は筋肉痛を訴えながらも反対側の家までたどり着く

比較的大きな家でガレージのような物が隣接している


オーナーがノックをしても反応はない

オーナー「・・・人が住んでいる感じがするから空き家ではなさそうだけれど・・・留守かな?」

そういいながらドアノブを回す

ドアはそのまま静かに空いた

オーナー「こんにちは~」

中を覗いても人の気配はなかった

オーナー「入ってみましょうか?」

そういいながら家に入っていく


私「あ、ちょっ」


その時奥の部屋で物音がした


オーナーは腰から銃を引き抜きて歩いていく

格闘家が警戒しながらオーナーの後をついていく


私と魔導士は慌ててそのあとをおう


オーナーは奥の部屋の扉をゆっくり開けた


そこにいたのは下着姿で銃を構えた女性・・・黒い翼を持った悪魔だった。

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