第3話:装備
店員「いらっしゃいませ」
私「こんにちは、オーナーは・・・」
店員「奥にいらっしゃいます、呼んできますね」
私「おねがいします」
魔導士「買い物してもいいですかね?」
周りをキョロキョロ見ながら楽しそうにいう
私「話が終わってからなら・・・」
店員がもどって来た
店員「こちらににどうぞ」
店の奥を抜けて庭に抜けた
オーナー「いらっしゃい・・・なんだか頼りない護衛ですね」
4人を見てそんな感想をもらした。改めて3人を見たら。
私「・・・確かに」
オーナー「ま、いいか。色々用意してあるから説明するね」
私「あ、はい。お願いします。」
オーナー「じゃぁ、明かりはこの石ね」
私「石?ですか」
オーナー「手に持って魔力を送れば光るから、魔法使いじゃなくても光らせられるから安心して」
そういって手の平の上で石を光らせる
私「便利ですね」
オーナー「ある意味本物の蛍石ってところね」
各々手の上で石を光らせる魔導士が光らせた石が一番明るいのは当然らしい
オーナー「で、空気の方は、はい」
ガスマスクを差し出された
オーナー「呼吸孔に錬金術がかけてあるから二酸化炭素と一酸化炭素は酸素に変換される」
私「それはすごいですね」
オーナー「においはしのげると思うけれど、ほかのガスに効果は無いから気をつけてください」
私「気を付ける・・・って」
神官「酸性とアルカリ性ならある程度の中和できそうですが、見て分かる物ではないでしょうし」
オーナー「一応、空気の質を見れるセンサー見たいなのを依頼してあるけど・・・小動物を連れて行って様子を見るのがベストかな」
神官「・・・それは避けたいですね」
オーナー「でしょうね?ヤバかったら撤退してください」
私「わかりました」
オーナー「それで、装備の方だけど洞窟用の戦闘を考えて武器も防具もサイズを小さくして軽い物を準備したいから後で一緒に見に行きましょう」
私「お願いします」
オーナー「あと移動中に襲われる可能性があるから通常戦闘の準備は普通にしてくださいね」
魔導士「襲われる?」
オーナー「・・・野生の動物、モンスター、厄介なのが人かな、3日くらい移動するんでしたっけ?」
魔導士「人ですか・・・」
オーナー「旅人なんていいカモでしょう?そのための護衛でしょうね」
私「ははは、でしたね」
オーナー「まぁ、通常戦闘なら剣士と格闘家がいれば問題はないと思いますが・・・」
私「思いますが?」
オーナー「もしも洞窟内でアンデッドに遭遇した場合はどうします?」
神官「燃やすか浄化をかけるしかないでしょうね」
オーナー「火は使わないでくださいね、浄化魔法を発動させるまでの対処が必要ですが」
私「・・・なるほど」
オーナー「ちなみに格闘家さんはゾンビを殴れますか?」
格闘家「えぇ・・・」
オーナー「ですよね、たぶんにおいが酷くて近寄れませんからガスマスクはしておいてください、後は気持ち悪いし死なないので四肢を切るか潰すかして動けなくしてください」
格闘家「・・・武器が困りましたね」
オーナー「何でしたっけ?ドラゴンキラーとかトンファーとか、短剣でいいと思いますが距離がとれた方がいいでしょうね、後で見ましょう」
格闘家「お願いします」
オーナー「さて、準備にあまり時間をかけると装備に慣れる時間がないので急ぎましょう」
そういって庭から直接外にでる。
私「ところで代金は・・・」
オーナー「大丈夫ですよあなた方に払える金額ではないので調査機関に請求しておきます」
私「・・・ははは」
魔導士「あ・・・雑貨屋は・・・」
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