第9話 決着そして魔将十二天王

「はあーーー!」

ダリウスが、レイクスに全力でダリウスの力を見せつけた。

しかし、レイクスは全てのダリウスの剣を捌いていた。

そして、ダリウスは一度レイクスとの距離をとった。

「小僧、名は」

「レイクスです」

「そうか、レイクス」

「はい」

「これからお前には、俺の本気の本気の実力を見せてやる」

「わかりました、どうぞ、自分も本気で参ります!」

そして、ダリウスとレイクスが剣に手をあてた。

「はあーーーー!」

「やあーーーー!」

レイクスとダリウスは、魔法剣技を放とうとしていた。

そして、レイクスとダリウスの剣からバチバチと、雷系の魔法が付与されていった。

「いくぞ、レイクス!」

「いきますよ!」

そして、レイクスとダリウスがお互いのもとへと、正面から突っ込んで行った。

「はあーーー!、雷迅閃光らいじんせんこう!」

「やあーーー!、雷凛紫帝らいりんしてい!」

レイクスとダリウスの剣が、お互いの剣へと放たれてぶつかった。

そして、レイクスとダリウスの魔法剣技がぶつかると、大きな爆発と共に砂煙と一緒にレイクスとダリウスが離れて出てきた。

「くそ!、剣が!」

レイクスとダリウスの魔法剣技の衝撃で、ダリウスの剣が限界を超えてダリウス剣が折れた。

しかし、レイクスの剣は世界最強の魔剣なので折れることはなかった。

「くそ!、なら」

そして、ダリウスは魔法で剣を作り始めた。

魔法剣創作レガース

「えっ・・・」

ダリウスは、レイクスの前世のレオルスの時の初級魔法の創作魔法の魔法剣創作レガースを見て、そんな弱い魔法で作った剣なんてすぐに折れてしまうと思った。

「えっ、そんな創作魔法じゃすぐに折れますよ・・・」

「なに!」

そして、レイクスはそんな初級の創作魔法じゃすぐに折れるとダリウスに指摘した。

それを聞いたダリウスは、嘘だろという表情をしていた。

「しかし、これは創作魔法の上級魔法だぞ!」

「いや、創作魔法の上級魔法というのはこういうやつをいうんです!」

レイクスは、剣をしまって手に魔力を込めた。

そして、レイクスの手が光輝いた。

魔剣創成作ガラールド

レイクスが、レイクスの前世のレオルスの時の神話時代の上級の創作魔法を使うと、レイクスの手からとても凄い魔力を帯びた魔剣が出てきた。

「なんて、強大な魔力の剣だ・・・」

「おい、ラグーン・・・」

「あぁ、エヒト・・・」

ダリウスは、レイクスの魔法で作った魔剣に言葉を失って、エヒトとラグーンは、レイクスの魔法に驚いているのと同時に笑っていた。

そして、同時に周りで見ていた生徒達は、驚きのあまり放心状態になっていた。

「なら、俺はこの剣でお前を倒す!」

「いきますよ!、ダリウスさん」

そして、レイクスとダリウスが剣を構えると砂煙が止んだ。

「おりゃあーーーーー!!!」

「はあーーーーー!!!」

そして、レイクスとダリウスの魔法で作った、剣がお互いの剣へと炸裂した。

「ぐあーー・・・・」

「くっ・・・・」

レイクスとダリウスはお互いの魔法で作った剣が限界を超えて爆発と共に吹き飛んだ。

しかし、レイクスは空中で重力魔法を使い、なんとか体制を立て直して地面に上手く着地した。

それに対してダリウスは、重力魔法という高度な魔法を使えなかったので、そのまま壁へと吹き飛ばされて壁に激突した。

「くっ・・・」

「さすがに鍛えかたが違うか・・・」

ダリウスは、吹き飛ばされたが身体を鍛えていたので、なんとか軽傷で済んだ。

それを見たレイクスは、さすが魔導剣士団の団長だなと思った。

そして、ダリウスは立ち上がったが壁に激突した衝撃で、身体へのダメージが大きかったので鍛えていてもそのまま気絶した。

「嘘、だろ・・・」

「魔導剣士団の団長に勝った・・・」

「マジ、か、よ・・・」

周りで見ていた生徒達は、レイクスの魔導剣士団の団長のダリウスとの戦いを見て呆気に取られていた。

そして、先生方はこんな強い生徒がこの学園にはいるのだと嬉しく思って泣いていた。

「ダリウスさん!」

「団長!」

そして、ラグーンとエヒトが気絶したダリウスを抱えにきた。

「それでは、レイクス君!」

「またな!」

ダリウスを抱えたラグーンとエヒトは、そのままダリウスを抱えて学園の医務室へと向かった。

「レイクス君!」

近くで見ていたライナとルーナが、レイクスの元に来た。

「大丈夫ですか!」

「本当だよ」

ライナとルーナが、レイクスを心配していた。

しかし、レイクスは怪我はしていなかったので、普通に立っていた。

「大丈夫だけど・・・」

「あまり、心配をかけさせないでください!」

「熱いですな」

レイクスは、大丈夫というとライナが、軽くレイクスに説教をした。

そして、それを見たルーナは、ニヤニヤしていた。

「レイクス!」

「は、はい!」

いきなりレイクスは、学園長に呼ばれて背筋がビクッとした。

そして、レイクスはなんだろうと思いながら学園長のもとへと行った。

「な、なんですか?」

「よくやった、素晴らしかったぞ!」

レイクスが、動揺しながら聞くと学園長は、よくやったとレイクスを褒めた。

そして、周りの生徒達と先生方は拍手をし始めた。

「さずがに驚くほど、凄い実力だね」

訓練場の入り口から、誰かが話しながら出てきた。

「あなたは、剣聖のメルキル様・・・」

学園長は、動揺しながら剣聖と言った。

「あれが、剣聖か・・・」

そして、レイクスが剣聖のメルキルをじっと見ていると、レイクスとメルキルの目が合った。

「君!、名は」

剣聖のメルキルは、レイクスに名を聞いた。「レイクスです!」

「そうか、覚えておこう!」

そして、剣聖のメルキルはレイクスの名を覚えると帰って行った。

「あれが、剣聖か・・・」

「すげぇ・・・」

周りの生徒達は、メルキルのオーラに圧倒されていた。

しかし、レイクスはオーラを全く感じなかったので、圧倒される前に戦いたいという感情が芽生えていた。

「あれが、俺の目指す場所」

そして、レイクスは何かを思いついてニヤっと笑った。

それを見たライナとルーナは、何か嫌な予感がして寒気がした。

「レイクス、お前が目指す場所はとても難しいぞ」

「えぇ、わかってます」

「それでも、目指すのか」

「はい!」

レイクスは、自分の目指す場所を確認したので嬉しく思った。

そして、同時に他の剣聖も見てみたいという感情が出てきた。

「それでは、今日の授業はここまでとする!」

学園長が、授業の終わりの合図を言うと生徒達は、喜びながら走って教室へと向かった。

「やっと、終わったー」

「もう、無理・・・」

「疲れたー!」

生徒達は、やっと終わったとことに嬉しく思いボロボロと本音が出てきた。

そして、それを見た学園長は長くやりすぎたかと生徒達に嫌われてないよなと思いながら冷や汗をかいていた。

「よし、行こうかな」

レイクスが、あまり疲れていない表情で教室に向かおうとすると、ライナとルーナが、走ってレイクスの所に来た。

「大丈夫?、レイクス君」

「本当だよ、魔力切れとかしてないの?」

ライナとルーナが、レイクスは結構魔力を使っていたので、魔力切れで倒れないか心配していた。

しかし、レイクスは普通の人よりは魔力を持っているので、前世のレオルスの時と魔力がさほど変わんないので、魔力切れとかにはならなかった。

「全然大丈夫だよ」

レイクスが、ライナとルーナが、心配しているなか全然大丈夫という言葉にライナとルーナは、少し落ち込んだ。

「なんで、落ち込むだよ」

レイクスは、なぜ落ち込んでいるのか不思議に思った。

「せっかく、心配してるんだからねー」

「うんうん!」

ルーナが、レイクスのことを心配しているんだよと言うと、それに便乗してライナが、頷きながらレイクスの方向を見た。

そして、レイクスはライナにじっと見られてなんだろうと思った。

「まあ、心配してくれてありがとう、俺は平気だよ」

「まあ、わかった」

そして、レイクスが心配してくれてありがとうと言うと、ライナとルーナは、なんかもっと感謝してほしいと思った。

「とりあえず、教室に戻るぞ」

「はーい」

「わかりました」

レイクスが、教室に戻ると言うと、ルーナとライナが、返事をして一緒に教室へと戻って行った。

そして、レイクスは教室に着くと、職員室に呼ばれて色々な先生に色々な魔法のことを問い詰められて質問をいっぱい聞かれて疲れて学生寮に帰って来た。

「あっ、レイクス君!」

「遅かったね」

ライナとルーナが、食堂の調理室で夕飯を作っていた。

「あぁ、いろいろあってな・・・」

「坊や、夕飯まであと少しだから座ってな」

レイクスが、疲れた表情をしていると、学生寮のおばちゃんが、レイクスにもう少しで夕飯が出来るから座ってなと言った。

それを聞いたレイクスは、食堂の椅子に座り机に顔を伏せて数秒後に寝てしまった。

そして、レイクスが寝ていると誰かに起こされた。

「レイクス君、起きて!」

「ん?」

そして、レイクスが起きると目の前に夕飯が置いてあった。

「あれ、俺は寝てたのか」

レイクスが、夕飯をみんなが食べているのに動揺しているとライナとルーナが、レイクスのことを待っていた。

「やっと、起きた」

「ごめん・・・」

ライナとルーナが、レイクスが起きて夕飯を食べ始めると、レイクスも眠そうにしながら夕飯を食べ始めた。

レイクスは、疲れていたので夕飯がいつもより美味しく思えた。

そして、夕飯をみんなが食べ終わるとそれぞれの部屋に戻って行った。

「よし、どうしようかなー」

レイクスは、ベッドに横になっていると、だんだんと動くのがだるくなってきて眠気が、レイクスを襲いそのままレイクスは寝てしまった。

そして、朝になるとレイクスは、すっきりした表情になって学園へと向かった。

その頃、ある隣国では大きな問題が起こっていた

「大変です!、大量の魔獣が出ました!」

「急いで体制を立て直せ!」

「南門!、突破されます!」

隣国のアメルス王国では、大量の魔獣が襲い掛かっていていまにも壊滅しそうな状況だった。

「愚かな人間共め!、この魔将十二天王の一人、カルロスが滅ぼしてくれる」

そして、レイクス達の知らない間に四魔帝の一人が復活しようとしていた。

「ゆけ!、魔獣達よ、人間共を滅せ!」

「ぐあああーーー!!!」

「くきゃーーーー!!!」

そして、その夜にアメルス王国は壊滅した。






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