第2話 魔剣そして入学試験
「さて、これならどうだ!」
レイクスは、ライナの魔剣を作り始めて五分が経った。
そして、レイクスは魔力付与をして魔剣が完成した。
「よし、できたよ」
「本当にもう!」
「いくらなんでも早すぎじゃね」
ルーナと武器屋の店主は、少し疑いながら言った。
「いえ、ちゃんと付与がかかってます!」
ライナが言うと、武器屋の店主がでかい丸太を持ってきた。
「これを、斬ってみな」
そして、ライナは構えて丸太を思いっきり斬った。
「おい、そんな思いっきり斬ったら!」
レイクスが止めに入るもライナは思いっきり丸太を斬ると、ライナのレイクスが作った魔剣が飛んで行ってしまった。
「えっ、斬った手応えがない!」
「家の壁にハマってる」
「嘘だろ・・・」
三人は、驚きを隠せない表情をしていた。
しかし、三人はレイクスをみるとレイクスは頭をかきながら普通そうな表情をしていた。
「きみ、どんな付与をしたんだ!」
武器屋の店主が凄い驚いた顔で言った。
「気になります」
ライナが不思議そうな表情で言った。
「えっ、斬剣と鋭利化と強靭化とおまけに炎系の魔剣技と水系の魔剣技を使えるようにしただけだよ・・・」
「えっ、えええええーーーーー!!!」
レイクスの言葉に三人は、驚愕した。
「複数付与!」
「なに、炎系の剣技と水系の剣技って!」
ライナとルーナは、驚いていた。
「まあ、剣技は炎系の魔法と水系の魔法を剣に纏わせて使う剣技だよ・・」
レイクスの言葉に三人は、固まっていた。
「待って、魔法剣技って、神話の剣技じゃ・・・」
「えっ、そうなの?」
「国宝級の魔剣じゃ、ないですかー!」
ライナとルーナは、驚いてレイクスに聞いたがレイクスは、なにかおかしなことしたかと疑問に思っていた。
それに、魔剣技はいま、魔法剣技と呼ばれているのかと思った。
「じゃあ、きみ?」
「なに?」
「
「そんな、初回魔法なら出来るよ初心者でも可能だよ」
「初回魔法?」
「あー、初回魔法っていうのは、試しに使う魔法剣技に使うやつのこと」
「きみ、名前なんだっけ?」
ライナとルーナは、レイクスに名を聞いた。
「俺?、俺はレイクス・エルギオス」
「えっ、まさかエルギオスってあのバナード・エルギオス団長の息子さん!」
武器屋の店主が驚いた表情で言った。
「えっ、父さんを知ってるの?」
「当たり前だよ、五年前の魔導剣士団ランキング一位で、今は三位の有名魔導剣士団の一代目の団長のバナード・エルギオスは、有名だよ!」
「まさか、あのバナードさんの息子がこんなに凄いなんてなー!」
「父さん、有名だったんだ!」
そして、レイクスはライナとルーナの方をみると二人は驚きのあまり呆然と立っていた。
「二人も自己紹介よろしく」
「わ、わ、私はルーナ・レプイオンです!」
「ど、ど、どうも先程は魔剣を作っていただきあ、ありがとうございます、わ、わ、私はライナ・リプリウスです!」
「じゃあ、ライナとルーナはなんでここに武器買いにきたの?、それから、敬語はいらないから!」
「えっーと、これから魔導剣士の学園の試験がありまして」
「私達は、それに合格しようとしたら馬車に乗ってたら、魔獣のブルが出まして、それで、折れちゃって買いにきたんです」
「そうなんだ、俺も今日魔導剣士の学園の入学試験に来たんだ!」
ルーナとライナがそう言うと、そうなんだという顔をしてレイクスは言った。
「えっ、きみも魔導剣士の学園の入学試験に?」
「うん、そうだよ」
「じゃあ、同い年であんなことが出来るって・・・」
「ん?」
ルーナとライナは、レイクスが同い年であんな魔法剣技や魔剣作りができるなんてと想像すると呆然と立っていた。
「天才だな!」
「そうだな!」
ルーナが天才と言うと、武器屋の店主が頷きながら言った。
「レイクス君、きみの魔剣は、何個付与してるの?それと、魔法剣技は使えるの?」
「えっ、十六個付与してて、魔法剣技の付与は全属性ですけど?」
「嘘、十六個ってどんだけ付与してるの・・・」
十六個を魔剣に付与してると聞いたルーナは、頭をクラクラしながら言った。
「常識じゃ、有り得ないね」
ライナは、少し呆然としながら言った。
「あっ、俺の武器買うの忘れてた!」
「えっ、もう時間ないよ!」
「いいや、この魔剣でいこう!」
レイクスは、武器を買うのを忘れていたが、最強の魔剣があるので大丈夫だと思った。
そして、ルーナとライナと共に学園の入学試験へと向かった。
────10分後────
「着いた!」
「はぁはぁ、レイクス君、走るの速すぎ!」
「いや、身体強化魔法使ってたから」
「はぁはぁ、先に言ってよ」
ライナとルーナは、息切れをしながらレイクスに言った。
「それじゃあ、行こう!」
そして、レイクス達が入るともう、様々な地方の生徒が入学試験を待っていた。
「どうも!、皆さん!」
一人の男の先生が朝礼台の上に立っていた。
「それでは、皆さんには三人一組になってください!」
そう男の先生が言うと、レイクスはライナとルーナと班を作った。
「それでは、いまから一つの班ごとに魔導剣士団の人と戦ってもらいます!」
「えっーー!」
周りの学園の入学試験にきた生徒達は、もうダメだという顔をしていた。
「最初は、この国最強の魔導剣士団!、東龍の閃光魔導剣士団でーす!」
「挑戦者は、いますか!」
魔導剣士団の人が三人が言うと、レイクスが手を挙げた。
「えっ、あいつ命知らずにも程があるだろ!」
「あいつ、終わったな・・・」
周りの入学試験を受けにきた生徒は、レイクス達はもう、終わったと思われた。
「レイクス君、本当に言ってるの!」
「あー、もうダメだー」
ルーナとライナは、レイクスの言葉にもうダメだと思った。
「よし、それじゃあ戦おうか!」
そして、レイクスは嬉しそうにして、ルーナとライナは終わったと思った表情で立ち上がって剣を抜いた。
「二人は、左の人をお願い!、俺は真ん中と右をやる!」
「えっ、レイクス君、二人も相手するの!」
「聞こえてるよ、きみが俺達二人を相手するんだね、いいよ、左のこいつはそこの二人をやらせるよ、俺達二人は、きみを狙うよ!」
「それでお願いします!」
レイクスはそう言うと、剣を構えた。
「行くぞ!」
「はい!」
レイクスの返事と共に真ん中の人が、レイクスに襲いかかった。
そして、右の人が魔法を詠唱し始めた。
それを見た左の人はルーナとライナに襲いかかった。
「まずは、きみを倒さしてもらうよ!」
「甘いなー、
そして、真ん中の人が剣を振ると、砂煙が起きた。
「なんだ?」
そして、完全に捕えたと思った真ん中の魔導剣士団の人がレイクスの姿を見失った。
そして、レイクスはその魔導剣士団の人の首元を剣で叩き気絶させた。
「くそ、いまだ、
「弱い、煉獄の
そして、レイクスが炎の壁を作り魔法を打ち消したと同時にまた、レイクスは魔法を放った。
「煉獄の
そして、右に立って魔法を放っていた魔導剣士団の人に煉獄の炎が左右から近づいてきてた。
「くそ、
しかし、
「なんだあいつ・・・」
「あの、魔導剣士団の人をあんたあっさり」
「嘘だろ・・・」
「残るは、左にいたあの人だけだ!」
そして、ルーナとライナが苦戦していると魔導剣士団の人が左を見ると、レイクスが剣を持って突っ込んでくるのを見た魔導剣士団の人は、一回後退した。
「嘘だろ、あの二人がやられるなんて!」
そして、二人の仲間の魔導剣士団の人が気絶してるのを見てその、魔導剣士団の人が驚愕していた。
「きみ、名は?」
「レイクス・エルギオスです!」
「まさか、バナードさんの息子!」
「そうです」
「なら、俺も本気で行かないとな!、俺はレオン・アルストルだ!」
そして、レオンは持っていた木製の剣を捨てて自分の本当の剣を持った。
「では、自分も」
そして、レイクスも十六個の付与をした魔剣を取り出した。
「レイクス君、きみの魔剣は何個付与してるかな?」
「いいじゃないですか、そんなの」
「俺は四つ付与してるよ!」
レオンの言葉に周りの入学試験を受けにきた生徒は、驚愕していた。
「そうですか、俺は十六個付与してます」
「えっ・・・・・」
十六個という言葉にレオンは、固まってしまった。
「嘘・・・」
「本当っすよ」
「見せてみろ!」
そして、レオンがレイクスの剣を振って確かめたみると。
「審判、俺の負けだ!」
「どうした、レオン!」
朝礼台に立っていた男の先生がレオンにきいた。
「あの、魔剣は化け物だ!、多分、俺の魔剣だと一発で斬られる」
「そうか、なら仕方がない」
「勝者、レイクス、ルーナ、ライナのペア!」
「すげぇーーーーー!!」
「あの、東龍の閃光魔導剣士団の団員に勝ったよ!」
「嘘だろ、おい!」
そして、ルーナとライナとレイクスは、合格の証明書をもらい外に出た。
「凄いよ、レイクス君!」
「な、なにが?」
ライナは、レイクスを褒めるとレイクスは、動揺しながら言った。
「私達、これで特待生だよ!」
「えっ、特待生?」
レイクスは、特待生という不思議なワードに疑問に思った。
「あの試験は、魔導剣士団の団員にどれだけ食いつくかが試される試験だよ!」
「それを、勝っちゃうなんて凄いよ!」
そして、ライナとルーナが喜んでいる中、レイクスはそうなんだという顔をした。
「それじゃあ、俺は合格通知を貰ったから昼飯を食ってくる」
「私達も、合格通知貰ったから行くよ!」
そして、レイクスはルーナとライナと共に昼飯を食べに行くことになった。
その頃、東龍の閃光魔導剣士団の団長と団員と学園の学園長と先生と、秘密の会議が行われていた。
「で、その子はどうだったんだ?」
「強いていうなら、化け物です!」
「どこが?」
「魔法剣技に神話魔法それに、バナードさんの息子とあって剣を凄いです!」
「そうか、それは面白そうだな!」
そして、いまレイクスがどれほど凄かったかが学園の会議に持ち込まれていた。
「これは、あの三人は、見込みがありそうだな!」
「そうですね」
そして、その頃レイクス達は優雅にランチを楽しんでいた。
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