第6話 少女の心情

私は横田遥、中学三年生の受験生です。この前ついに身長160cmのなりました!好きなものは兄さんとイチゴで、嫌いなものは兄さんの嫌いなものです。えっブラコンじゃないかって?ブラコンですけど何か?まぁ実際兄さん顔立ちは中性みたいで、普通ですけど面倒見がよくて、小さい頃からよく遊んでくれたなぁ。2年前の悲しかった時も近くで支えくれたんです。それで幸運な事に一年前念願の2人暮らしになって、とても嬉しかったのに…。

少女はおもわずといった様子で深いため息をついた。

兄さんは全然私の気持ちに気づいてくれません。でも、いいんです!いつか必ずこの気持ちに気づいてもらって将来は……!

はっ!危ない危ない、妄想に浸るところでした。あぁ〜早く兄さん帰って来ないかなぁ。

今日は兄さんの好きな親子丼なのに。

少女はご主人の帰りを待つ犬の様子で兄帰りを待った。

すると、玄関からドアの開く音がなった。

勢いよく飛び出した私は、いつも通りの笑顔で兄さんを迎えた。

「兄さん!お帰りなさい!」

「あぁ、ただいまハル」

はぅ〜かっこいいです。あれ?兄さんが顔を見てる。何かついてますかね?

「どうしたの?兄さん?」

「いや〜なに、俺の妹は可愛いなと思ってた

んだよ」

「っ……っ…!!」

兄さんに褒められました!嬉しすぎます。気絶しそうです。

私はこの気持ちを噛みしめながら早くご飯を食べようと、兄さんの手を引っ張りました。

すると兄さんは、私の手に視線を向け

「ハル、どうしたんだその手?」

はっ!そういえば私、紙で手を切ってました。

私は紙で手を切ったことを伝えると、兄さんは私の手をとり異能を使い始めました。

私はこの光、ポカポカして結構気持ちがいいから好きなんですよね。

私が日向ぼっこしている気持ちになっていると、しばらくして光が収まりまった。

すると兄さんは、私をいたわるように絆創膏を外してくれました。兄さんの気遣いが嬉しかった私は、また少し顔が赤くなってるのを自覚しながらいつも以上の笑顔で感謝を伝えました。兄さんからの返しを受け取った私は嬉しい気持ちを抑えながら、兄さんに早くご飯にしようといった。




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